警視庁いきもの係 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/08/01 16:49:01
警視庁いきもの係 #4「ヤギを愛した容疑者」
フジテレビ 日曜夜9時~
▼ヤギ
今回は、小学校の教頭・三好輝也が学校で撲殺された事件でした。
容疑者はその小学校にヤギを連れ課外授業の「ふれあい教室」を開いていた、元学習塾経営者・津浜寿弘。
津浜は事件後近くの階段から転落し、重態となっていました。
津浜が転がっていた近くには、彼の指紋がついた鉄パイプが落ちており、
「ふれあい教室」を続けるかどうかで、三好と津浜が口論しているのを何度も見られていたこともあって、
容疑は決定的と思われていました。
津浜が飼っていたヤギを、いきもの係で保護することになり、須藤と薄は津浜のヤギ小屋に赴きます。
そこに見張りの警官の制止を振り切って駆けつけた少年がいて、
ヤギのおじちゃんは人を殺したりなんかしないと言います。
薄がちゃんとヤギの世話をすると言うと、ほっとした様子で帰っていきました。
薄は、少年を触った警官の制服の袖に、ファンデーションがついているのに気づきました。
何か気になった須藤は、学校を訪ねることにします。
▼答案用紙ばらまき事件
学校のヤギ小屋で、薄は紙片を発見します。
校長が言うところによると、5年生のクラスのテストの答案用紙だとか。
ヤギが学校にいる時、テストの答案用紙がヤギ小屋に撒かれ、破れたり食べられたりして、
中には全部を食べられてしまった答案用紙もあったとか。
そして、その事件をきっかけに、それまでふれあい教室の存続を望む署名活動をしていた津浜が、
急に何も言わなくなってしまったそうです。
薄は、最近の紙は食物繊維が少なく、印刷のインクに有害物質が含まれていたりするので、
ヤギは紙を食べたりしないと言います。
この答案用紙ばらまき事件が気になった須藤は、学校付近をうろついていた子供たちに、
誰の答案用紙が全部なくなったのか尋ね、それが二出蔵健二という児童であることを突き止めます。
そんな時雨が降り出し、ヤギを外につないでいた薄は慌てて津浜のヤギ小屋にヤギを連れて帰ります。
そこで小屋の天井が雨漏りしているのを発見。
ブルーシートを買いに行きたがりますが、須藤が石松からの電話で呼び戻され、一時総務課に戻ることに。
▼助手席の人物
日塔からさんざん小言を言われましたが、須藤はまったく気にせず事件の資料を確認します。
津浜の車の後部座席の下に、ブルーシートがあったからです。
事件当日の天気予報は雨でしたが、結局雨は降りませんでした。
津浜がその日ホームセンターでブルーシートを購入したのは、荷物にあったレシートから分かっています。
津浜はヤギ小屋の雨漏りを防ごうとブルーシートを買ったのに、なぜそれを設置する前に三好を殺したのか?
そしてブルーシートがあった場所も、普通1人で買い物した時、大きくないものなら
助手席に置くだろうに、何故後部座席の取りづらいところに置いたのか。
須藤は、ホームセンターを出た後、津浜は何者かと出会い、その人物を助手席に乗せたと推理します。
そして石松から、津浜が二度ほど夜に挙動不審で職質を受けたという知らせが入ります。
その時津浜は、ビデオカメラで何かを撮影していたそうです。
須藤と薄は、津浜が職質された現場を訪れます。一体彼は何を撮っていたのか。
そこで発見したのは、二出蔵健二の名が書かれた表札の家。
訪ねてみると、健二は父親と2人暮らしで、応対した父親は、息子は体調を崩して寝ていると言います。
いろいろ聞いてみると、父親はふれあい教室には賛成していたと言っていましたが、
答案用紙ばらまき事件について聞くと、何か動揺していました。
そして薄は玄関の高いところに、子供の手では届きそうにない閂を発見しました。
さて、大体事件の要素はこれで出揃ったと思います。
物的証拠は何もありませんが、たくさんの手がかりが事件の真相を示しています。
真犯人と、その動機を推理してみましょう。
正直、登場人物も大していないので、犯人は当てやすいと思います。
正直、登場人物も大していないので、犯人は当てやすいと思います。
▼以下ネタバレご注意!
犯人はズバリ、二出蔵の父親です。
二出蔵は息子を虐待しており、ふれあい教室に賛成していたのは、虐待でできた痣を、
ヤギに蹴られたなどと言ってごまかせるからです。
津浜は答案用紙ばらまき事件で、健二が虐待を受けている事実を知りました。
それを健二のクラスの副担任でもあった三好に相談していたのです。
このままだと息子を取り上げられてしまうと焦った二出蔵は、2人を殺す計画を立てました。
まず津浜の車に乗り込んだ二出蔵は、隙を見て津浜を拘束。
三好を学校で殺し、近くの階段から津浜を突き落としてその手に凶器を握らせたのです。
証拠は何もないですが、須藤が二出蔵の家に乗り込んだ時、二出蔵がうっかり、津浜がブルーシートで
ヤギ小屋の屋根を覆おうとしていると、口を滑らせてしまいます。
まぁ裁判になればこんな証言はまともに取り上げられないかもしれませんが、息子の虐待だけでも逮捕はできますね。
その上で科学捜査や防犯カメラのチェックなどでいろいろ突き止められるでしょう。
ちなみに二出蔵はヤギなんか全然愛してないので、サブタイのヤギを愛した容疑者は、津浜ということになりますね。
▼ファンデーション
女性の立場から少し疑問に思ったことがありまして、それはファンデーションのくだりです。
最近のファンデーションは高機能ですので、ちょっと触ったくらいであんなに落ちませんよね。
水や汗でも落ちなかったりしますしね。
また、痣などの色が濃い部分を隠すには、ファンデーションよりもコンシーラーの方がいいです。
まぁ、二出蔵は男ですので、そういう知識がなく、安いファンデーションを買ったのかもしれないですけどね。
▼息子
今回、息子と名乗る人物から、16歳になったから約束を守れという手紙をもらった須藤。
約束どころか息子のことすら覚えてなくて慌てますが、実は「いきこ」という
総務課の田丸弘子の娘からのラブレターだったのです。
それはまぁいいとして、てっきり息子がいると思い込んでいた須藤に、いきもの係の一同は隠し子を疑いますが、
薄にあっさり須藤が記憶を失っていることを暴露されてしまいます。
記憶は失っても、今のいきもの係では仕事に支障があるとは思えませんし、公務員ですからそんなことで
失職したりはしないと思いますが、刑事一筋だった須藤は、どうやら次回で退職を考えるようですね。
私は見てないんで知らないけど、これも1話完結なんですね。
いきもの係はどちらかというと子供向けですが、
推理物としてはわりとしっかり作られてますね。
どっちつかずなところはあるけど最近何故かちょっと気に入ってきて、
この回も薄がホームセンターでカートを押しながら須藤に向かってきて、
衝突したシーンとか、ベタなのについ笑みが漏れてしまいました。
本文、あとで拝読させていただきま(*・ω・)*_ _))ペコリン
今季は、いきもの係とスマホ人間を見ております(`・ω・´)ゞ
これからの時期、続きが気になるつながったストーリー系は
見逃すとわからんくなるので、まったり見れそうな2本に
してみますた~。
見逃した回はぞぬこしゃんのブログで見る!