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<新番組>伝七捕物帳2 感想文

新番組 伝七捕物帳2 第1回「女将の意地、涙のにぎり飯」
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時
▼どんな作品?
北町奉行の遠山の金さんから特別に、紫房がついた十手を預かる岡っ引き・黒門町の伝七親分が主人公の、
下町人情たっぷりの捕物時代劇のシーズン2。
中村梅之助を主役に70年代に民放で放映されヒットした時代劇を、息子の梅雀を主役にリメイク。
事件が解決して最後に伝七を中心に指を鳴らしながら「ヨヨヨイヨヨヨイヨヨヨイヨイ、めでてえな!」
と言う決め台詞は健在。
日曜夕6時45分から同局にて再放送する予定です。

▼前期との違い
まず一番違うのは、伝七たちが集う飯屋の看板娘・小春がどうやら嫁に行ったらしく、
代わりに小春のいとこの小夏という娘が手伝いにきていることです。
小春は下っ引きの勘太から言い寄られていたけれど、勘太の後輩にあたる下っ引き・文治が好きという、
見事な三角関係を構成する1人だったのですが、いつのまにかあっさり嫁に行ってしまったのですね…。
キャストの平均年齢が高い中、小夏の中の人がまだ20歳なので、小娘にしか見えませんw
江戸時代に20歳というと、そろそろ嫁に行かないと行き遅れるというギリギリの線ですが、
この中では子供にしか見えないので、勘太も文治も相手にしてないといった感じです。
また、レギュラーだった伝七の女房・お俊の父親も、問題が解決したからかレギュラーキャストから消えました。
その代わり、今回関わった幇間(いわゆる太鼓持ち)の正助と、その女房・お咲がレギュラーに加わり、
伝七の住む長屋に2人で引っ越してきました。
正助は太鼓持ちなだけあって、人当たりはよく明るい人物なのですが、お咲の前では深刻な表情で
語ることもあり、この夫婦は何やらわけありのようです。

▼間抜けな花魁
今回は、江戸で米の相場が急騰している情勢と、吉原の文使いが殺された事件でした。
米相場が急騰する中、俵屋という小さな店だけ安く米の価格を据え置きで売っており、
他の店から嫌がらせを受けていました。
一方吉原の女郎から客に向けた手紙を配達する、文使いという職業の男性が殺されます。
彼が持っていた文の中に、一通だけ差出人が分からない文がありました。
その差出人を確かめるため、伝七は吉原に潜入しますが、吉原の自警団のような組織に目をつけられ、
危ないところを正助に助けられます。
正助に文の差出人に心当たりはないかどうか聞いたところ、
正助は「差出人の名前を書かないなんて間抜けな花魁もいたもんだ」と口にします。
花魁は吉原の女郎の中でも最高クラスの女郎で、そんなに数はいません。
正助は差出人を知っていると見た伝七は、彼から文を書いたのは清花という花魁であることを聞きだします。
しかし和歌とともに「月が曇る」という日付が書かれた文の意味は分からず、清花も説明しようとしませんでした。

▼俵屋の女将
一方、文使いを殺した下手人と思わしき浪人を追いかけた文治は、札差が軒を並べる蔵前の町で見失います。
どうやら札差が今回の事件に噛んでいるらしいと踏んだ伝七は、清花が出した文の中身を再考。
そして月が曇るとは、俵屋が受けた嫌がらせではないかと気づくのです。
その日俵屋では、搗米(つきごめ)の中に小石が混ぜられるという嫌がらせを受けていました。
清花は客の会話から札差が俵屋に嫌がらせをする日付を知り、こっそり教えていたのではないかと。
俵屋にはお梅というしっかり者の女将がおり、伝七は清花とお梅は姉妹ではないかと推理しました。
清花がそのことを明かそうとしないのは、お梅に花魁とはいえ女郎の妹がいると知れたら、
商売に差しさわりがあるからだろうということでした。

▼引き裂かれた姉妹
そんな時、ついに俵屋に米を卸してくれる問屋がいなくなり、お梅は故郷の村に米を買いに向かいます。
そこを札差が差し向けた刺客に狙われるのですが、伝七が後をつけていたため、
何とか無事に米を買って江戸に戻ることができました。
道すがらお梅は、村が飢饉の時に女衒が来て、自分が売られる覚悟をしていたのに、
女衒が連れて行ったのはのは妹の清で、それ以来妹とは会っていないという話を伝七に語りました。
江戸に帰った途端、札差に呼び出されたお梅は、店を売るよう強要されます。
そこには俵屋の番頭までいて、どうやら今までの嫌がらせはずっと彼の仕業だったようです。
番頭は、店は自分が継ぐはずだったのに、女将に横取りされたため、恨んでいたと言います。
最初の嫌がらせが失敗したため、お梅に来た文を怪しみ、文使いを殺すよう仕向けたのも番頭でした。
そこへ伝七が乗り込み、奥の部屋に隠れていた浪人たちもろともひっ捕らえ、力技で事件は解決しましたw
ま、時代劇のラストっていつもこんな感じですよね。
その後、特別に吉原に入れてもらったお梅は、花魁道中の清花と、久々に再会。
お互い言葉を交わすことはできませんでしたが、お梅はそのうち金をため、清花を身請けすると誓うのでした。
あっやばい、あまり感想が入ってないw
しかし今回は前説がちょっと長くなってしまったので、これまで!




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