おんな城主 直虎 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/08/07 17:55:09
おんな城主 直虎 第31話「虎松の首」
NHK 日曜夜8時~
▼解体
今回は、井伊がついに徳政令を受け入れ潰れてしまったのに、さらに今川から
無理難題を突きつけられるというお話でした。
政次は直虎に刀を突き付け、甚兵衛たち百姓が、関口が逗留する館に居座り
「徳政令を望まない」と抗議したのは、直虎の差し金かと問うふりをします。
百姓たちが否定すると、百姓たちを今川の命令に逆らった罪で罰しようとするのですが、
直虎はその前に徳政令を受け入れると宣言します。
その夜のうちに井伊家は潰れ、屋敷から出て行けと言われた直虎たち。
仕方なく、以前検地で見つかってしまった隠れ里に一同揃って行くことにします。
いくら何でももっと手続きとかいろいろあると思うんですけどねw
徳政令自体は井伊の屋敷と領地を取り上げるという内容ではないのですからね。
それともすぐにでも取り上げられるよう、すべての書類を用意していたということでしょうか。
ともかく、小野家以外の井伊家の家臣とその家族は、全員隠れ里で過ごすことになるのですが、
政次は関口に取り入り、井伊谷の城代にしてもらえるという約束を取り付けます。
▼断絶
井伊家の所領を没収できたことを関口が氏真に報告し、政次を城代に推薦するのですが、
氏真はどうしても寿桂尼が政次を信用していなかったことが忘れられないのか、
条件として井伊家の断絶、つまり虎松の首を差し出すよう要求してきたのです。
関口は素直に徳政令を受け入れ、領地から立ち退いた井伊家に対し、
あまりにも厳しいのではないかと反論しかけるのですが、氏真はそれを許しません。
余程井伊家の信用がないか、虫の居所が悪かったか。
思うに、井伊家は今川の軍門に下って以来、何回も謀反を企てるなど、反抗的な態度を取ってきましたが、
それに対し今川の下知はあまりに厳しく、これでは謀反を企てられても仕方ないなと思いますね。
秀吉のような人たらし的なところは微塵も見受けられず、これが強力なカリスマだった義元が没して以来、
衰弱の一途を辿った原因ではないかと思います。
一方隠れ里にて直虎は、亀之丞を逃がした時のように、虎松を三河に逃がすことにしました。
虎松は皆と戦うと言い張り嫌がるのですが、傑山が弓を向けたため失禁してしまい、
直虎の説得もあって、渋々三河に赴くことを承知します。
守り役として奥山がついていくことになりました。
傑山に守られながら隠れ里を出て行く虎松と奥山を見て、直虎は「武蔵坊弁慶もかくあったか」と言いますが、
それを聞いた中野が「弁慶ディスってんの?w」て言ったところは笑えましたねw(一部改変)
▼首実検
尼僧の姿で龍潭寺に、井伊谷の様子を窺いに行った直虎ですが、ちょうどそこに政次が手勢を連れやってきました。
関口から政次を城代にするためには、虎松の首が必要と聞き、虎松の行方を追っていたのです。
そして何事かと出てきた直虎を捕らえてしまいました。
その後、捕われた直虎は、虎松の首実検をさせられることになります。
恐る恐る見てみると、厚化粧が施され、誰だかわからない首でした。
政次は、虎松は疱瘡に冒されていて見れたものではなかったので化粧を施した、
見たければ化粧を落とすと言うのですが、どう考えても虎松は元気でピンピンしていたので、
政次がどこかから疱瘡を患う子を連れてきて殺し、虎松の首と言い張っていることが分かった直虎は、
その首に泣きついて、経を唱え始めたのです。
関口を初め、一同は疱瘡という言葉に恐れをなし、あまり検分せずにその首が虎松のものであると認めました。
こうして政次はついに、井伊谷の領主となってしまったのです。
直虎は虎松が隠れ里を出る時、政次はわざと井伊家と敵対するふりをして、守ってくれていることを
皆に明かしたのですが、その席で中野が、守ってくれているふりをしているだけかもしれないと言い出し、
その言葉が直虎の耳に残り、不安が隠せないのでした。
▼復活の火
次回のサブタイは、小松左京原作で1980年に映画化された「復活の日」のパロでしょう。
一度潰れてしまった井伊が復活する話なので、そのままのタイトルでもいいと思うのですが、
そこは少し遠慮したみたいですねw
今後の展開の伏線となります。
今川がどうなるかはさておき、氏真は結構長生きしますw
多分今がこのドラマ一番のクライマックスですね。
直虎の死後までやるなら、まだまだ見所はあるのですが…
(´・ω・`)
いよいよ今川も、あぶなくなっていくのかな……。
ちょっと、大河っぽくなってきてて、ほっとしています。^^