迷路
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/08/10 10:46:07
朝が来て昼が来て夜が来て夜更けが来る
夜更けは長い
幾度考えてもあなたは来ない
もう終わってしまった恋のかけら
拾い集めてももう戻らない
幾つもの迷路の中を
二人で手を絡めて
選んできたものだった
いつかは光が見える
そんな思いで歩いてきた
いつしか迷路は二つになった
お互いにどちらかを選ばなきゃいけない
絡めた手も離れたままで
あなたをみつめる私の目に
悲しそうなあなたが見えた
そう 悲しい出来事だった
今私はここにいる
あなたはどこに行きついたのだろう
あの道には何があったのだろう
あなたを照らす何かがあったのか
もう一度出会えたら
もう一度恋に落ちるのだろうか
でも もう二人は変わってしまって
気付かないかもしれない
それは寂しいことだけれど
あなたと別れた後も
幾人かと付き合ってきた
でもだめ
あなたが忘れない
あなたを思いながらの恋は実らない
忘れる日は来るのだろうか
それも悲しいことだけれど
あなたの瞳は忘れられない
だから今私はここにいる
恋の予感をはじけながら
私は毎日病院通いです。
主人のイタイイタイを聞いてあげる事が
良いみたいです。
今日は何か録画して欲しいと頼まれて帰ってきましたが、
退院して見ようと思うところが、経過良好な感じがしました。