隠密の花魁
- カテゴリ:コーデ広場
- 2017/08/18 12:49:53
花魁と言うより禿(かむろ)か新造(しんぞう)。
もらったステキコーデ♪:54
「隠密の花魁」(リリース2010年・黒ニコガチャ第10弾 目玉)
「隠密の花魁ヘア(Purple)」(リリース2011年・Pショップ1月限定アイテム)
「ゆれるアサガオ風鈴かんざし(紫)」(リリース2017年・ガーデン合成アイテム ミラクル)
大変おまたせしました!
随分前にお友だちのみどりさんがくださった隠密の花魁です♪
私はコーデする時にメインとなるアイテムの概略を調べるのですが、
花魁、遊女は取り巻く情報がとても多い上に奥が深く。そして大変興味深く。
ついつい読みふけり詳細を調べたりしているうちに、投稿が遅くなってしまいました。
遊女の起源は何と巫女だったりと、書きたいことはたくさんあるのですが、
あり過ぎて本当に割愛(笑)タイトルと花魁の衣装について簡単に。
タイトルに書いた禿(かむろ)と新造(しんぞう)は、
花魁になる前の年若の小さい子の呼び名です。
花魁ヘアを付けたら何か幼い顔になったのでタイトルにしました。
小さい頃に稚児をした時の写真の顔つきにそっくりなの(笑)
そして重そうな花魁の衣装ですが、重いどころの話しではないようです。
おおよそ、髪飾りが3kg、着物が20kg、
黒塗りの三枚歯の下駄(三つ足と呼ぶそう)は片足だけで2kg、全部で約27kg。
えーと、わかりやすく例えると、水1リットルのペットボトルを頭に3本載っけて、
身体に24本担いでる、ということかな。
鬢付け油で固めた京風の兵庫髷の重さもかなりあると思われますし、
花魁道中ともなれば髪飾りが6kgに及ぶとの説もあるのでもっと重いのでしょう。
この他にも、太夫が廃止されたのは男のプライドが脅かされるのが理由だったからとか、
童謡の花いちもんめ(花、一匁)は女衒に売られる少女を歌ったものだとか、
遊女に関連する歴史と謂われはまだまだたくさんあります。
みどりさん、興味深いアイテムをお譲りくださり、大変勉強になりました。
本当にありがとうございました♪
わーい♪\(^o^)/うみさん、お久し振りです^ ^ コメントとっても嬉しいです♪
> ちろさんが花魁の衣装を着るというのは正直意外でしたw
えっ、そうですか?なぜだろう(笑)私は花魁着るイメージ無かったですか^ ^
この隠密の花魁は機会があれば着てみたいなぁと思っていました。
かわいいと言ってくださってありがとうございます(笑)
へえー、花魁って人気があるんですね。なるほどでもきっとそうだと思います。
絵空事の部分に惹かれるのもあると思いますが^ ^ 少し調べただけでとても奥が深くて興味深いですしね。漫画!読んでみたいなあ!何かおすすめがありましたら教えてくださいね♪
> 気分は複雑かつ、当時の女性の心理を想像することは難しいです。
本当にそうですね。生きるための仕事でしたから。
当時の、生きる、生き残るは、今の時代の私たちには思いを馳せることも難しいでしょう。
幼子が遊女の世界に身を落としたことを知ってもらいたい意味でのタイトルでもありました。
このコーデを見たどなたかひとりでも、禿(かむろ)って何?新造(しんぞう)って何?と、
調べてもらえていたら幸いです^ ^
> 女性の衣装というのは、昔からやたら重いですよね。
そうなんですよね。花魁の着物に関連して十二単も調べてみましたが、
十二単と言っても12枚ではなく、20枚の重ね着の時もあってかなりの重さだったようです。
重くて長い着物なので当時の女性はあまり動かない生活だったようですね。
花魁は花魁道中をしなければならないから大変。
コーデは花魁の華やかなイメージで奥手に赤いメガ彼岸花、手前に金色の扇子を持ってみましたが、実際は手に何も、扇子すら持てませんでした。花魁の着物は三枚重ねで、しかも中着は裾綿入り。その上にさらに打掛なんです。その重くて長い着物を持ち上げて、前結びの幅広帯の後ろに隠すように両手で持ちます。この花魁の着物は両手をだらりと下げているから花魁道中の前なんでしょうね(笑)
いつもありがとうございます♪
> 隆慶一郎先生の「吉原御免状」が面白かったです。
おお、Amazonのレビューも高評価ですね。さっそく読んでみます^ ^
いつもありがとうございます♪
いつもありがとうございます♪
> 今度、花魁講座してしてー!
いや〜、私が調べて知ったことなんてほんの少しです(笑)とんでもなく奥が深いので。
奈良時代の万葉集の中に遊行女婦(うかれめ)が出てきてそれからですから資料も莫大です。
今回はネット調べだけですが書籍も購入してみたいですね。それだけおもしろい。
ゆとさんもご興味があればぜひ調べてみてくださいね^ ^
いつもすてきなアイテムをお譲りくださりありがとうございます^ ^♪
おお、やはり花魁について色々とご存知ですね^ ^ 勉強になります。
太夫の廃止ですが、太夫がかなりの知識人、インテリだったのが理由のようですよ。
今回参考にしたHPから少し抜粋しますが、太夫は容姿はもとより、声楽曲、お茶、お花、香合せ、そのほか芸事全般、和歌、達筆で美しい文字が書ける、などを身に付けた女性がなれたのだそうです。中には「八代集」や「源氏物語」「竹取物語」を解釈して、漢文をレ点なしに読める人もいて。格式が高く教養も良家の子女を上回っていたんですね。そんな太夫と相見えるにはお客も大尽らしく振舞わなくてはならないし、寝るためだけに買うと大恥をかいたらしく(笑)お金の力で大名気分にはなれたものの窮屈極まりなく、自尊心を傷付けられるので、太夫を無くしていって、そこそこの容姿と教養を身に付けた花魁へと替えていったのだそうです。旦那や置屋の旦那は太夫と対等どころか、足元にも及ばなかったんですよ^ ^
> 彼女たちのうちの何人が生きて吉原を出られたのかと思うと
> 美しく華やかなコーデなのに感慨深いものがあります。
そうですね。幼いころから身売りをさせられるので27、28歳頃には借金も返せて年季明け出来たそうなのですが、その前に病気で無くなる人も多かったそうです。華やかだけど過酷過ぎるのが遊女の世界でした。
似合っててかわいいですよ^^
花魁というと『吉原炎上』しか見たことがありませんが、漫画などにも描かれていたり、成人式に花魁の格好をする若者がでてきたり、京都の和装フォトスタジオでは花魁が人気だったり。
気分は複雑かつ、当時の女性の心理を想像することは難しいです。
いろいろ調べると資料がでてくるのですね。興味深いです。
十二単も結構な重さだったと聞きますし、それなのに体力がないので直ぐに体調を崩す。
着物をきっちりきこなすには結構な体力が求められそうです。
遊女、女郎というと売られて来た慰み者といったイメージが強いですが、
(遊女はより華やかさが加味される)
花魁にまで上り詰めると逆に憧れの的になるというのもなかなか矛盾した扱いです。
遊女の起源が巫女というのも驚きですねー。
尤もそこに到達するまでにはそれ相応の女のバトルがあるわけで、
今も昔も出世するのは大変だったんだなあとしみじみ思うのでした。
コメントがテーマからずれているのはいつものことですw
美しいですね~(^-^*)
吉原については
架空の物語ですが
隆慶一郎先生の「吉原御免状」が面白かったです。
知りたい!
道中が終わったら旦那にマッサージしてもらわないとw
道中までする遊女を買うのは大変なお金がかかったみたいですね。
太夫ともなると、旦那や置屋の旦那とも対等っぽい関係だったとも聞いたけど、廃止されたのは、そんなことも関係しているのでしょうか。
禿(かむろ)は可愛らしくて花魁の隣にいると絵になるけど、将来の遊女で花魁の見習いをしたり、身の回りの世話をしたりもしているみたいですね。見習いつつ働いているのに禿(かむろ)たちの生活費は花魁が払っていたとか。
遊女屋には美味しいこと尽くしの鬼畜な制度でしたなw
彼女たちのうちの何人が生きて吉原を出られたのかと思うと美しく華やかなコーデなのに感慨深いものがあります。