警視庁いきもの係 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/08/29 16:58:27
警視庁いきもの係 #8「フクロウを愛した容疑者」
フジテレビ 日曜夜9時~
▼フクロウ殺人事件
今回石松が持ってきた事件は、会計士の渋谷孝という男性が、自宅で頭を殴られ死亡した事件。
第一発見者は渋谷の妻・敦子で、発見した時刻は午後9時半。
容疑者は隣家の住人で、翻訳家の藤田道典という男性。
藤田が飼っているフクロウの声や羽ばたきの音がうるさいと、渋谷が苦情を言い、揉めていました。
敦子の提案で2週間ほど前に話し合いの席を設け、渋谷夫婦と藤田、藤田の友人・友塚の4人で
話し合いましたが、折り合いがつかず決裂し、2人の仲はますます悪くなってしまいました。
ちなみに友塚もミミズクを飼っているそうです。
凶器は渋谷宅にあったガラス製の灰皿で、事件後藤田の部屋の引き出しから見つかり、藤田の指紋がついていました。
また事件現場には、藤田が飼っているフクロウの羽根が落ちており、容疑は決定的かと思われましたが、
藤田は全面否認していたのです。
▼動かされた地球儀
フクロウの世話をするため、須藤と薄は藤田宅に向かいました。
藤田はモリフクロウを放し飼いにし、夜だけ小屋に入れていたようですが、小屋の扉が壊れていて、
少し力を入れればフクロウでも簡単に外に出られる状態になっていました。
薄は大きな地球儀が止まり木の下に置いてあり、フンで汚れているのを見て、藤田は犯人ではないと言い出します。
藤田がそんな汚れるところに、地球儀を置くわけがない、何者かが侵入して移動させたのだろうと言うのです。
須藤は元々地球儀が置かれていたと思われる場所を発見。
その奥の家具と家具の間の隙間には、フクロウの羽がたくさん落ちていました。
ここで須藤が現場に落ちていた羽根の写真を持ち出したところ、薄がそれがモリフクロウのものではなく、
友塚が飼っているベンガルワシミミズクのものであることに気づきます。
須藤はいくつかの仮説を考え、何者かが藤田宅に羽根を採取するために侵入し、家具の隙間に落ちていた
ミミズクの羽根を、フクロウの羽根と間違えて持って行った可能性が強いと考えます。
そこへ、友塚が藤田のフクロウを心配して、藤田宅を訪れたので、薄は招き入れました。
須藤は友塚にミミズクの羽根について尋ねると、友塚はミミズクを連れてきたことはないので、
自分の服についていたのではないかと言いました。
薄はその間、フクロウが消化せずに口から出した排泄物「ペリット」の掃除を済ませました。
▼集音マイク
翌日須藤とともに、渋谷の妻・敦子の事情聴取をするため、渋谷宅を訪ねます。
敦子は、午後7時まで美容院にいて、8時までボランティアの会合に出席、その後少し気疲れしたので
喫茶店でお茶を飲み、9時半頃に帰宅したと言います。
薄は敦子の右腕に絆創膏が貼ってあるのを気にしますが、敦子は少し前に転んだといいます。
その後薄は、フクロウの騒音がどの程度か確認しようと、泊まらせてくれと頼みますが、あっさり断られたため
庭に出てみると、集音マイク用の器具が木に取り付けられているのを発見します。
渋谷は訴訟を考えていたらしいので、騒音の証拠として提出するために、録音していたんですね。
しかし肝心のマイクは渋谷の書斎のデスクから発見されて警察が証拠品として調べましたが、
録音データは消されていて、何も残っていなかったそうです。
▼逃げ出したフクロウ
藤田のアリバイはなく、自身の証言だと夕方5時にフクロウを小屋に入れ、9時まで仕事をし、
9時半から10時半までジョギングに出ていたそうです。
帰宅した藤田は、フクロウが小屋から出ていたので小屋に戻したと言います。
それを聞いた薄は、以前藤田宅から持ってきたペリットをゴミ箱から取り出し、何かの塊を探し当てます。
その時、藤田のフクロウが家から逃げ出したとの報せが。
フクロウは渋谷の家の庭の木に止まっていて、薄が木に登り捕まえたのですが、その時ある物を発見します。
さて、ここで犯人とその動機を考えてみましょう。今回はちょっとだけ複雑です。
▼以下ネタバレご注意!
犯人は友塚と敦子、つまり2人の共犯でした。2人は不倫関係だったのです。
友塚が藤田宅を訪ねた時に、こっそり携帯電話で連絡を取って会っていました。
しかし友塚が電話している場所が、集音マイクに音が入る場所だったので、その声が録音されてしまいました。
マイクが設置されていることに気づいた友塚は、フクロウがいなくなればマイクが撤去されるだろうと、
フクロウの餌のヒヨコに毒を入れたのです。
しかしフクロウが死ぬ前に、結局その音声は渋谷に聞かれてしまい、不倫がバレてしまいました。
事件の夜、実は喫茶店になんか寄ってない敦子が8時半頃帰宅した時、渋谷が敦子に詰め寄ったため、
敦子はつい衝動的に灰皿で渋谷を撲殺してしまったのです。
慌てた敦子は工作するため、以前友塚から受け取っていた藤田の家のコピーキーを使い、
藤田に容疑をかけるため、灰皿を藤田のデスクの引き出しに入れ、フクロウの羽根を持ち帰ろうとしました。
しかしその時、藤田が帰ってきたと勘違いしたフクロウが、扉を開けて出てきて飛び回ったため、
敦子の腕に貼っていた返り血のついた絆創膏がはがれ落ちてしまったのです。
その後敦子は羽根を探しましたが、藤田は家をきれいに掃除していたのでなかなか見つからず、
地球儀をどかして家具の間からやっと羽根を拾うことができたのですが、それが友塚のミミズクのものだったのです。
はがれた絆創膏は結果的にフクロウが飲み込んでいて、ペレットの中から発見され、それが動かぬ証拠と
なったわけですが、友塚が翌日藤田宅を訪ねた時、フクロウが飲み込んでいたことを知っていたのでしょうかね。
知っていたとしたら、敦子が絆創膏をフクロウが飲み込むところを見ていたのでしょうか。
ま、とにかくペレットを回収しようとして藤田宅に来た友塚ですが、
薄が証拠品ではなくゴミとして回収してしまったので、安心したってことでしょうかね。
後、その時友塚は毒入りヒヨコを回収すればよかったんじゃないかと思うのですが、
須藤や薄の前で回収不可能だったってことでしょうかね。
なんかいろいろとダメダメですねw
私は敦子か友塚が犯人であるのは間違いないと思っていたのですが、藤田宅で工作するのは、
いつも家を訪ねていた友塚ならできるけれど、友塚には渋谷を殺す動機がないし、
その工作自体も友塚なら犯さないようなドジを踏んでいるので、どちらかに絞れずにいて、
2人が共犯だったら簡単なのになーwと思って見ていたら、本当に共犯でした。
友塚の見た目がもうちょいいい男だったら、不倫→共犯を疑ったんですがねぇw
▼南極行き!?
薄が地球温暖化の影響を調査しに南極に行くメンバーに誘われているという話を、鬼頭から聞いた須藤。
石松から本人にどうするつもりか確かめろと言われるが、なかなか聞くことができません。
やっと勇気を出して尋ねると、実はリスザル事件の時に関わったチンペというペットショップのオーナーから、
2号店を出すので店長になってくれないかと誘われており、どちらにしようか迷っていると言うのです。
ですがその後、薄が南極行きもペットショップの店長も断ったことが分かりました。
石松はそのことを意味ありげに鬼頭に報告するのですが、その直後、鬼頭は何者かに撃たれてしまうのです…!
今回はここまで。果たして鬼頭は無事なのでしょうか。
例えば藤田が出張や旅行などでフクロウの世話ができない時のため、
合鍵を作っていたのかもしれないし、
友塚が何かの時に使えるかもしれないと、勝手に作っていたのかもしれないですね。
どっちかはドラマ中には出てこなかったと思います。
不倫関係はよくわかんないですな…
藤田家と渋谷家は隣同士なので、顔を合わせてるうちに…?
私ならあんな男は選びませんがw
藤田の家ならわかるけど、殺人現場に友塚の鳥の羽がなんで?って
思ったけど、そういうことやったんやね~。
自分の不倫隠すために友人の鳥さん殺そうとするとは!なんてやつヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ムキーッ!!
でも、友人の騒音トラブルの相手の奥さんと不倫するようなヤツだもんね・・・
なぜ二人が不倫関係になったのかと、友塚がなんで藤田の家の合鍵?を持っているのかが謎や・・・。