警視庁いきもの係 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/09/06 17:17:24
警視庁いきもの係 #9「ハリネズミを愛した容疑者」
フジテレビ 日曜夜9時~
▼メインストーリー
猿蟹温泉という旅館に慰安旅行に訪れたいきもの係。何故か石松と二出川も一緒でした。
現地の駐在がぎっくり腰になったため、四十万がピンチヒッターとして来ており、
その上有休を取って桜井を連れた日塔が、薄を追いかけてきたため、レギュラーがほぼ勢ぞろいします。
翌日、日塔の携帯に、鬼頭が撃たれて意識不明となり入院しているという報せが入り、
捜査一課の面々は警視庁に帰り、いきもの係はハチに刺されたと旅館に駆け込んできた登山客の介抱をしました。
薄と須藤はハチの件を調べた後に総務課に帰るのですが、その後いろいろあって、
いつもの制服ではなくスーツを着てシリアスな表情をした四十万に、ある部屋に連れて行かれます。
何とそこには元気そうな鬼頭がいたのです。
▼ハリネズミ
猿蟹温泉旅館に四十万が来ていたのは、女将の娘の由美子という女子高生が、
下校途中に男に棒で殴られ財布を奪われるという事件が前日に起きていたからでした。
怪我は大したことはなく、翌日退院できるという話でした。
由美子はハリネズミのチュースケを飼っており、彼女が言うにはチュースケはなかなか人に懐かないとか。
また週2回由美子の代わりに生餌をやっている、自称インド人・アッサークラが言うには、
チュースケはミール(イモムシ)が嫌いなので、いつもコオロギを与えているそうです。
薄が由美子の変わりにチュースケの世話を買って出るのですが、チュースケは人慣れしており、
ミールも美味しそうに食べ、須藤の服についていたソフトクリームの甘いにニオイにも反応しませんでした。
ハリネズミは知らないにおいを嗅いだ時、それを舐めたり噛んだりして、泡状の唾液に混ぜ、針につけるらしいです。
アッサークラが言うには、自分も由美子も甘いものは嫌いなので、チュースケが甘いニオイを知るはずないのです。
またどこかから落下したような傷跡がありましたが、チュースケは普段ずっとケージの中で飼われており、
落下するようなことはないそうです。
アッサークラが言うには、同じ種類のハリネズミを飼っている栗原という男性が、よく旅館に来るそうで、
彼にはスナックでホステスをしている明子という妻がおり、動物嫌いの彼女は、ハリネズミの前でも
平気でタバコを吸ったり強い香水を使ったりしているそうです。
その上明子には浮気癖があり、栗原は手を焼いていました。
酒好きな明子は、以前酔っ払ったまま料理をしてボヤを出したことがあり、それで最近引っ越しました。
それらの事実を知った薄は「チュースケが危ない!」と、須藤を引っ張って、
アッサークラから聞いた栗原家の新居に急行したのです。
さてここで一度、何故薄が栗原家に向かったのか、推理してみましょう。
▼以下ネタバレご注意!
明子の浮気癖に嫌気がさした栗原は、酔っ払った明子がまた料理しようとして
火事になったように見せ掛けて、彼女を殺そうと企みました。
しかし家が火事になると、自分のハリネズミまで死んでしまうかもしれない、
でも事前に家から出したりすれば、自分の放火が疑われると思い、チュースケと入れ替えようと思いついたのです。
しかし飼い主の由美子がいれば、入れ替わりにすぐ気づかれてしまうため、由美子を襲って怪我をさせたのです。
由美子が戻って入れ替わりに気づく前に放火を実行しようとしたんですね。
薄が須藤と栗原家に急行した時には放火された後でしたが、何とか明子もチュースケも無事助けることができました。
正直、ハリネズミの入れ替えなんかする必要はなく、放火した後に自分のハリネズミを連れ、
動物病院にケガをしてるようだと連れて行けばよかっただけの話じゃないかと思いましたけどね。
実際落下してケガしてますしねw
栗原はすでに逃走した後でしたが、その後高速道路で車が横転炎上して死亡してしまったのです。
▼オオスズメバチ
翌朝いきもの係がチェックアウトしている時、大きなハチに刺されたと言って駆け込んできた登山客がいました。
彼が言うには、Y字路に道標があり、落石で通行止めになっていない左側に進んだところ、
ハチの大群に襲われたので、誰かに陥れられたと主張します。
須藤と薄が山に入ったところ、すでにY字路の道標はなくなっており、左側の道を進んでいくと、
スズメバチの死体がたくさん落ちているところに、巣を撤去したような跡がありました。
薄は、これは駆除業者のような手馴れた複数の人物によるものだと判断。
そして左側の道自体、最近作られたもののようでしたが、足跡などはきれいに消されていました。
しかし、襲われた登山客はたまたま携帯プレイヤーで音楽を聴いていたため、ハチの襲来に
なかなか気づけなくて刺されることになったのであって、彼を殺す手段としてはかなり不確実です。
その後、死亡した栗原の車内から、3匹のハチの死体と、ハチが入っていたと思われる箱、
そして「5年前から見ているぞ」と書かれたカードが出てきたことが分かりました。
そのカードを見て、明子は「あいつが来る、殺される」と怯えていたそうです。
また高速で栗原の車とぴったり併走していた車が目撃されていました。
それらを聞いた薄は、併走していた車から、栗原の車にハチの入った箱が投げ入れられ、
そのため栗原は慌ててハンドルを切り損ね、事故に至ったのだろうと推測します。
石松によると、他にもいきなり大きなハチが出てきて襲われたという被害報告がいくつか上がっており、
彼らはスズメバチを使った生物テロが起きているのではないかと推測します。
そんな話をファミレスでしている時、トイレに大きなハチがいると慌てて出てきた客がいて、
止める間もなく石松がトイレに向かい、刺されてた挙句、アナフィラキシーショックを起こしてしまいます。
ファミレスの彼らテーブルには、妙なマークが書かれたナプキンが残されており、
薄は食事中に彼らを凝視していた男がいたため、そいつの仕業ではないかと直感します。
その後、四十万に鬼頭の元へと連れて行かれた須藤と薄は、ナプキンに描かれたマークと同じものを見せられ、
鬼頭は「ギヤマンの鐘」の信者に撃たれたと言うのです。今回はここまで!
▼ここから感想
今まではどうしてたの?ってくらい、今回面白かったです。
まず小ネタがよかったですね。
アッサークラは偽インド人という設定なのですが、まず須藤が朝倉と聞き間違え、「朝倉…あさくらーっ!」
と言っていたのは、あの伝説的なドラマ「ケイゾク」とのリンクですねw
ケイゾク大好きだったんで、笑い転げてしまいました。わかんない人は調べてみてね☆
また、このアッサークラを演じていたのは、ヤギの回で怪しげな方言を使う東京出身の校長を演じた林和義で、
話をしながら須藤と何回も「答案用紙」と言い合っていたのがツボでした。
また、日塔が旅館で石松と桜井にいたずらされ、顔に太い眉毛ともみあげを描かれましたが、
ついにその日は最後まで気づかず、石松が入院した後のシリアスなシーンまで太眉ともみあげだったのは、
これは悲しんだ方がいいのか、笑った方がいいシーンなのか、悩みましたねw
誰か教えてやれよって思いましたけど…w
あと、桜井が旅館で受付の弥生に自己紹介してたけど、全然覚えてもらえてなくて、
落ち込んでしばらく1人だけ固まっていたのも、微妙に笑えましたw
なんかもう、最終回前にこんだけ面白くなるのは卑怯ですよ。
なんでもっと早くから面白くできなかったの?て思いますねw
でも相変わらずオヤジギャグだけはまったく笑えませんでしたね…
多分アッサークラもお嬢さんも甘い物は好きじゃない
という設定から、インド人になってしまったんでしょうねー
原作の設定がどうだったのか気になりますw
ちなみに須藤のオヤジギャグ仲間の四十万の中の人は、
おかあさんといっしょで今年の春まで歌のおにいさんとして
活躍されていたそうですよ。
お譲さんもカレーしか食べませんとか胡散臭い事言ってたのに、
ソフトクリームを食べないは信じたのかー!と思いますた(笑)
最後、メイク落としシートみたいなので顔塗ったの落としてたのもw
日塔さんのもみあげ眉毛もwww(誰も教えてくれなかったんだね・・・www)
オヤジギャグは、一回だとつまらないけど、それを続けられると
つまらないギャグをずっと言い続けている人がしょーもな過ぎてツボにはいります(笑)
中学校で同じクラスだったO君、元気かなぁ・・・と懐かしくおもいだしていますたw