縦社会で生きられない人
- カテゴリ:仕事
- 2017/09/10 23:48:17
タイトルの件、私の事でございます。
会社の理念をそのまま自分の理想に置き換えられないという病気を持っています。
それに気付いた時から、自分で事業を立ち上げ、切り盛りして来ました。
それが今では、ずっぽりと会社の中で仕事をしております。
ま、今は修行と割り切っていますので、何でも我慢をしようではありませんか。
突然ですが、介護を手掛ける会社に疑問を持ったことはありませんか?
私はあります。
何ゆえ、介護とは縁もゆかりもない企業が、介護という分野に新規参入してくるのか?
例えば、金融関係や、土木関係、教育事業や、居酒屋の社長もいましたね。
それだけ「美味しいお仕事」という認識だったのでしょう。
何せ、ニーズは増えるばかりだし、お金の出どころは自治体ですので取りっぱぐれが無い。
認可も結構簡単だし、社会的意義のあるお仕事とされている。
少し余裕がある企業ならば、参入したくなりがちなお仕事かもしれません。
尤も、居酒屋の社長は意外とかかる経費やら、ミスを起こした時の対応などに嫌気がさしたのでしょうか、サッサと止めちゃいましたけど。
ま、あそこはブラック企業のレッテル問題やら色々あったし、今は議員さんですのでもうめんどくせーやってのもあるんでしょうね。
さて、私の勤める会社も、最初は介護とは全く畑違いの事業形態でした。
何をやってたかは、書くとバレますので書けませんが・・・。
現在では元の商売は撤退し、介護専門の会社に変貌しております。
と言う訳で、比較的若い企業という事になります。
若い企業ゆえに、なのでしょうか、人材不足なんかなぁ?と思う事もしばしば。
こんなことがありました。
ウチの事業所の直属の統括という役職のアンちゃん(30代)が来た時の事。
何を思いついたのか、突然事業所の模様替えを始めます。
時間はちょうど15時頃、ちょうど利用者におやつを提供する時間。
私はおやつのために、テーブルを拭いていたんです。
その時間にドタバタと模様替え・・・
せっかくテーブル拭いてるのに、ホコリが立つだろーが。
何のための模様替えかも、全くの疑問。
使い辛いし、戸惑う職員。
そのアンちゃんが月イチの職員ミーティングに参加した時の事。
その月に、実はウチの事業所で離設(利用者が勝手に事業所から出て行ってしまう事故)があったのです。
アンちゃん、その事故に触れ、こんな事を仰いました。
「レクに力を入れて、利用者を退屈させない努力をしてください」
あの・・・離設した利用者は認知症が進んでいて、どんなレクにも内容すら理解できないほどの方なんですけど。
しかもウチはレクには力入れ、自信もあるつもりなんです。
そもそもアンちゃん、ウチのレク見た事ないでしょ。
ある日、ナントカ本部長と言うどえりゃあお方が、ウチの事業所にお見えになった事がありました。
私がいると余計な事を言うかもしれませんので、私はその日はお休みでした。
どえりゃあ方と言っても、40そこそこのこれまたアンちゃんだったようですけど。
その時の統括アンちゃんの指示。
夏という事もあり、本部長殿には冷たいお絞りをお出ししてください。
はぁ?ウチは利用者さんにもおやつの時はウェットティッシュ使ってるんですけど・・・。
イマドキこんな事やってる企業があったんだ、と、とてもお勉強になりました。
私がとても違和感を覚えるのは、このアンちゃん、いつ来たのかわからない、いつ帰ったのかわからない。
つまり、ノー挨拶なんですよ。
普通はあるでしょ、職員に対して「おはようございます」「お先に失礼します」。
かつて私が、鳥の名前の外食産業でバイトをしていた頃、かの有名な日本で5本の指に入るほどのシェフである番場調理長とお会いした事があります。
番場調理長は、たかがバイトの私に「おはようございます」とご挨拶をしてくださいました。
その時私は一人でキッチンに居ましたが、湯煎してあるソースの濃度調整を指示してくださり、キッチンを出る時にお辞儀をして帰って行かれました。
ま、それほどの方と比べてはいけないのかも知れません。
しかしながら思いますよ、介護業界、人材不足です。
こんなアンちゃんが、上場企業の課長職ほどの給料を貰ってると思うと、何だかですよ。
早く独立しなきゃ・・・。
コメント遅くなってしましました。。。
はい、修業期間は強制終了となりました。
まだまだやりたい事や知っておきたい事はあったのですけどね。
でも、色々ありまして、円満に自主退社いたしました。
詳しくは次のブログ記事で書いておきますね。
コメントおそくなってそもーた。
なんか色々聞くとさ、ここ良い方って事だね。
業界全体がダメなんだと思えて来た。
美味しい仕事って事になっとるのはね、3Kの仕事するのは底辺だからさ。
上の方は美味しいもんだよ。
顧客はいくらでも居るし、予備軍もウハウハ居る。
お金は行政が7割くれるし、やってりゃ社会貢献って言われる。
やらない手はないだしょ。
でね、底辺やってる連中はいつまでも底辺じゃイヤじゃん。
だから上へ上がりたがる。
どうするかってーと、上の資格を取りたがる。
そうすりゃ自分が美味しい方へ行ける訳。
じゃ、底辺が足りなくなるでしょ?
補充しようってなるじゃんさ。
でも、おらんわけ。
よくニュースとかで聞くでしょ?介護人口が足りないって。
こんなシステムじゃ、足りなくなるのは当たり前田は広島カープなのよ。
だってさ、介護人口増やそうと介護報酬上げるじゃん。
それが入るのは底辺やってる者じゃなくて、美味しい想いしてる方々のポッケだもん。
「べいりーぶす」
ずいぶん昔に破れた夢の話さ。
コメントおそくなりやした。
ま、やりにくいってのもわかりますわ。
30代半ばの若造が、ワシのようなもんの上に立ってるわけだからね。
でも、年上を扱うのなんかかぁ~んたんじゃないっすか。
自分はアホになって「さすがですな~」とか言ってホレホレ~って言ってりゃ良いわけだし。
彼に彼のめっちゃ大切なプライドがあるんでしょうね。
でも、言ってやりたいですわ。
プライド持って仕事したいなら、介護は辞めなはれ。
プライド持って他人のシモのお世話なんざ、出来るもんじゃありません。
コメント遅くなりまして、すんません。
ああ、セメント屋さんの方でしたっけ?
しっかりやっている所はやってますね。
しかしながら、その「しっかり」がどっちを向いて「しっかり」やっとるのか。
介護事業所だけじゃないですが、その店舗を評価する目ってのはいくつかあるもんです。
例えば、利用者ご本人だったり、ご家族だったり、仕事を貰うケアマネだったり・・・
その上、経営側から見る「収益確保」という目もあり、働いている我々の目もあります。
私が知るとある施設は、完全に利用者を預けるご家族の目だけを重視している所があります。
そういうの見ると、何だかなぁ・・・ですよ。
全ての「目」に対してしっかりとケアできる管理者が居たとしたら、超一流だと思います。
なかなか出来るもんじゃないと思います。
私なんぞは、利用者さんの目しか気にしていないもんで、縦社会の上層からわーわー言われっぱなしです。
お返事遅くなってごめんなさい。
一般的に「当たり前」の事が、この業界では当たり前じゃないみたいなんです。
例えば、明らかに私よりも年下の者が、ケアマネ持ってるってだけでタメ口なんです。
確かに業界ではケアマネは資格のてっぺんなんでしょう。
でも、一般論では初めて会う人に対して年齢は関係なく、丁寧語でしょう。
それが明らかに年下がタメ口で、あり得ます?
ま、挨拶は最低限。
でも、それ以前の問題だったりします。
はい、起業がんばりまっせ!
それも人材の「質」という点でかなり^^;
猫さんの修行期間が明けて独立される日を応援しています。
アンちゃんがのさばる会社は、大元の基幹が崩壊しちゃったダメ企業だ。有名すぎる。
しかし、そんなに美味しい業種なのならば、なぜ3Kと言われるような人の雇い方しか
できないんだろうか?
猫さんはやっぱり、この業界での独立を考えてるんですか?
猫さんには「ベイリーブス」が一番合ってる気がするけど……( ˘ω˘ )な
やっと夜が涼しくなり、ミルクティー飲みたいなって思える季節になりました。
集団の中にいたくないという人はそれでもいいかもしれないけど
集団に身を置き、なおかつ部下がいる立場ならわかるはずですがね~
頭を使うような体力が必要な事でもないでしょうにね
まずは総括のあんちゃんはコンビニあたりで修行してきた方が良いかと思います
元々は硬い(硬くなる?)物中心の会社だったのに、教育や介護に手を広げてますよ。
まぁ、ここのサービスはしっかりしている方なので、父の時も義母の現在の介護サービス付き住居でも
利用させてもらってますけどね。
現場はしっかりしてますが、母体が大きいだけに、ひょっとすると・・・
たまに、猫さんが理不尽に感じたようなあんちゃんズの視察的なものはあってるかもしれないですね。
縦社会を生き抜ける人間って、心の一部をいつの間にかどこかに置き忘れてますね。
なかなか、難しい問題ですな~~。
しかしながら、「挨拶」のないのは、いけません。
どんな仕事だって、一緒に働く以上、「挨拶」は必要に決まってます。
ケアマネが「お久しぶり」だなんて、
どうなってるんだろって思います。
偉そうに仕事してたら、ダメですよね。
たとえ、上層部の人だとしても、
偉そうにしてたらいけないんだと思います。
うんうん。早く、猫さんが、起業してください。
凄く良い会社ができそうです!!
いえいえ、とても的を得たコメントを頂きました。
この業界は取得できた資格で、仕事内容や上下関係(と言ってしまおう)が決定されちゃってます。
そんなシステムゆえに、現実から離れちゃっているんです。
現実はと言えば、一番利用者の近くに居て、一番理解をしているのは現場職員。
つまり、一番簡単に取得できる資格を持った人なんです。
例えば、資格のてっぺんにいるのがケアマネさんですが、そのケアマネさんが利用者と会う時の挨拶が「お久しぶりです」だったりするわけです。
お久しぶりに会うケアマネが、利用者のケアプランを立てているという現実。
では、ケアプランを立てる上でのアセスメントは、ケアマネはどのように行っているのか?
それは資格最下位の介護職に報告をさせている。
介護職は介護だけに専念したいのですが、ケアマネのお手伝いもさせられているんですね。
では何故そんな事までしているのか?
それは会社に言われているから。
会社はケアマネからお仕事が欲しい。
あそこに依頼すればめんどくさい事をやってくれるから、仕事を頼もうとなる。
会社は儲かりますが、介護職は既定の賃金でお仕事をする。
ミスをすれば一番先に首を切られる。
それが末端で働く現場の介護職なんです。
あたしも同じような職種だし、今、母が利用する側になってしまったので、どの立場の大変さってのも理解できるようになりました。
そして思うのは、介護職や看護もそうですけど、実際にかかわってる人ばかりがそのしんどさを理解してるのに、上の人はコストばかりに目が行き、現場の大変さを理解してないってこと。
利用者さん、患者さんのためにも現場をよくしていくことが早急に求められると思います。
て、らしくないコメントすみません(;・∀・)
招き猫さんの言いたいことともずれてるかも。ごめんね(;'∀')