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おんな城主 直虎 感想文

おんな城主 直虎 第36回「井伊家最後の日」
NHK 日曜夜8時~
▼徳川の動向
今回は、井伊家の再興をあきらめるかどうかの話と、徳川に迫る危機の話でした。
氏真が妻の実家・北条に身を寄せ、北条・上杉・徳川・織田により、武田包囲網が築かれ、
武田は簡単に甲斐・信濃から外に出られない状況に陥っていました。
そんな中、瀬名は井伊家の再興はどうするつもりなのかと家康に迫りますが、
家康の生母・於大の方にたしなめられてしまいます。
そして家康は、於大の方が連れてきた新しい女中に一目惚れしてしまったようなのです。
まぁ奥方があれだけ気が強くて口やかましいので、気持ちがわからないでもないですが…。
しばらくして氏真を保護していた北条氏康が死亡し、氏康の息子・氏政は武田と手を結び、
氏真夫婦は追い出される形で北条を去り、家康に助けを求めてきたのです。
家康は武田と手を結び氏真たちを差し出そうと考えますが、酒井の進言でその前に織田に相談することにしました。
一方信玄は氏康の死を小躍りして喜び、まずは南下して駿河・遠江を狙うのでした。

▼再興か否か
井伊谷では、足に大怪我を負った近藤が、リハビリの末やっと歩けるようになったため、
謝意を示そうと井伊家の家臣だった中野・新野・奥山らを召抱え、領地を安堵したいと言い出します。
近藤は気賀など他の領地も増えており、人材不足ということもあったのでしょう。
しかしそれでは井伊家が再興した時、家臣がいないということになってしまい、直虎は悩みます。
今度はそこへ常慶が、しのの嫁入り先である松下家からの書状を持ってきます。
それには、松下ゆかりの寺で預かっている虎松を、松下家の養子として迎え入れたいとありました。
松下家には跡取りがいないので、それはすなわち虎松に家督を譲るということでもありました。
潰れてしまった井伊家にとっては願ってもない話ですが、
再び井伊家を再興したいという思いに阻まれ、直虎は返事を保留します。
井伊家を守るため、命を落としていった家族や家臣たちのことを考えると、再興をあきらめきれませんが、
もし再興できたとしても、またお家を守るため家族や大切な人々を命の危険にさらすことになるかもしれないと、
直虎は大いに悩みます。
龍雲丸に相談すると、彼はどちらを選んでも心残りがあるのなら、自分がしたい方にすればいいと答えます。
南渓は直虎に、次郎は十分がんばった、もう疲れただろうから井伊家の再興を考えるのはやめよう、
自分がおとわを次郎にしてしまった、次郎からおとわに戻すのも自分だと言います。
そしてついに直虎は決意を固めました。

▼井伊家解散
直虎は隠し里で一族郎党を前に、井伊家の再興をあきらめると宣言します。
もちろん抵抗はありましたが、特に女たちは素直に受け入れました。
次に直虎は、南渓・傑山とともに虎松の元を訪れ、松下家の養子になるよう命じます。
井伊家の再興を心待ちにしていた虎松は、泣いて嫌がりますが、南渓が残って説得に当たりました。
どうもこの時南渓は、「あれはもう殿ではないのだから言うことを聞くことはない」と
虎松に吹き込んでいたので、何か入れ知恵をしたのではないかと思いますw
そして虎松は松下家を訪れた時、初対面の松下を父上と呼び、大層喜ばせたのです。
奥山は引き続き虎松の守り役として、松下家に入りました。
中野は近藤に仕えることとなりました。
新野家のあやめは嫁入り先を探すことに…嫁入り願望強いですなw
一族郎党の身の振り方が決まった直虎に、龍雲丸が「嫁にしたい女子がいる」と言い出します。
内心焦る直虎が、その女の名前を聞いても、龍雲丸は知らないと言うのです。
そして「名前を教えてくれ」と言うので、直虎は「住んでいる村と特徴が分かれば調べられる」と言うのですが、
これははっきり言わないと分からないなと思ったのでしょう、龍雲丸は、直虎と一緒にいたいと言って、抱きしめたのです。
その後、直虎は還俗したので、もう直虎ではないですかね、おとわと呼んだ方がいいでしょうか。
瀬戸村で百姓になり、田畑を耕す暮らしを選びました。
恐らく隣には龍雲丸がいるんでしょうね。めでたしめでたし。

▼武田が来たりて火を放つ
いやっ! 9月だしまだまだ終わらないよ!
おとわの話としてはこれで終わりでもいいと思うんですけどねw
今回は地味な話になるかなと思いきや、最後に大きな爆弾が仕込まれてましたね~w
なんか乙女ゲー見てるみたいでキュンキュンしちゃいましたね。乙女ゲーほとんどしたことないですが。
これだからスイーツ大河と呼ばれるのですよ! 女だからいいけど。
政次とあれだけラブラブな別れをしたのに…と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
直親亡き後、直虎が男として意識したのは龍雲丸の方ですし、政次にもなつがいました。
直虎と政次の仲は、男女の仲と言うにはあまりに気高い関係で、身分的に言っても、
将と腹心の部下とか、姫と騎士の関係のようなものですね。
思えば初恋の相手は結ばれないまま殺され、政次とは男女の仲をスキップしてしまったので、
子供の頃からずっと尼僧だった直虎は、いわゆるずっと男日照りだったわけで、
龍雲丸と百姓として一生無事平穏に暮らすというラストを迎えるのも、悪くはなかったのですが、
次回は武田が南下してくるので、時代が直虎を放っておかないってことですね。
次回のサブタイは言わずもがな、あの横溝正史原作、映画で大ヒットした金田一耕助シリーズ
「悪魔が来りて笛を吹く」ですよね。
もうサブタイ見ただけで笑っちゃって、予告の内容が入ってこなかったですが…w
これ子供の頃に大ヒットして、「○○が来りて尻を拭く」とかさんざんパロられてたので、
おかしい思い出しかないんですよねw




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