<最終回>警視庁いきもの係 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/09/13 16:50:28
警視庁いきもの係 #10(最終回)「蜂に魅かれた容疑者」
フジテレビ 日曜夜9時~
▼5年前の事件
鬼頭は撃たれた時、防弾チョッキを着ていて無事だったのですが、
撃たれたふりをして病院に引きこもり、敵の出方を見ることにしたのです。
鬼頭は須藤と薄に、庄野一樹という男の写真を見せます。
薄はそれが、慰安旅行の時のバスと、石松がハチに刺されたファミレスにいた男と同一人物であることに気づきます。
庄野は八王子で養蜂を営んでいたのですが、5年前の品川資産家強盗殺人事件で、被害者に借金があり揉めていたため
容疑者として任意同行され、警察に拘束されている間に台風が来て、ハチが全滅してしまったという過去がありました。
結局真犯人は別人で、逮捕され獄中で病死しています。
そして、庄野を取り調べたのが鬼頭であり、その時の後悔から、いきもの係が出来たのでした。
▼襲撃
鬼頭から庄野の居場所を突き止めるよう命じられた須藤と薄は、まず庄野の養蜂場跡地に向かいます。
そこで薄が犬の声を聞きつけ、声がする小屋の方に行こうとした時、何者かにスリングショットで狙われます。
見てみると庄野と2人の男が須藤と薄を狙っているのです。
須藤は小屋にかけこもうとしますが、小屋の窓や扉に目張りがしてあるのを見た薄は、
中にハチがいると感づいて、須藤を止めました。
そして即席で投石器を作り、庄野たちを攻撃して撃退しました。
また庄野たちはスマホを落としていっており、須藤はそれを鑑識に回しました。
▼栗原夫婦
前回、交通事故で死んだ栗原と、栗原に殺されそうになった妻・明子が、
品川資産家強盗殺人事件に関わっていたことが分かりました。
犯人グループの運転担当と見られていたのですが、証拠不十分で逮捕に至らなかったのです。
「5年前から見ているぞ」という脅迫状が届いた時、妻の明子が怯えて自首しようとし、
夫と揉めたのが、栗原が明子を殺害しようとした動機だったようです。
つまり犯人グループの一員だったため、栗原は庄野に狙われ殺されたんですね。
▼警察病院にて
須藤と薄が警察病院に入院している石松を見舞いに行った帰り、猿蟹温泉旅館にハチに刺れたと言って
駆け込んできた今尾という男性と、偶然鉢合わせします。
今尾は都内の病院に転院してきたらしいです。
薄は今尾の病室で、最新のレインウェアを見つけて大興奮、須藤にたしなめられます。
今尾は登山が趣味で、赤磐山にもあの時が2回目で、2年前にも1度登ったと言っていました。
ちょうどその時、須藤に鬼頭から電話が掛かってきて、2人は鬼頭の元に駆けつけます。
▼スマホの中身
庄野たちが残していったスマホには、使い捨て携帯の番号が2件と、写真が3枚だけ残されていました。
写真はすべて10日前くらいに撮られており、1枚目には「09100930」という数字、
2枚目には警視庁、3枚目には夕日に映える建物が写っていました。
日塔と鬼頭は、彼らの狙いは警視庁だと決め付けるのですが、薄は頭を捻ります。
その後、よく写真を観察した薄は、夕日の写真に1週間前に彼女が警察博物館の前で保護した
フルーツコウモリが写り込んでいるのを発見。
フルーツコウモリは都内に生息していないので、この建物は警察博物館だと言うのです。
また、警視庁が写った写真にも、隅にパネルのフレームのようなものが写り込んでおり、
警察博物館に展示されている警視庁の写真であることが分かりました。
もう1枚に写った数字は、警察博物館で翌朝開催される「秋の地域安全フェア」の開始時刻でした。
つまり彼らの狙いは警察博物館で、人が集まるイベントを狙ってテロを起こす計画ではないかと推理します。
早速鬼頭に連絡しようと、須藤が取り出した携帯から、乾燥した花が滑り落ちます。
それはバイケイソウという赤磐山に群生している花でした。
それを見た薄は、事件の真相に感づくのです。
さて皆様もここで一度、事件の真相を推理してみましょう。
少し難しいので、大きなヒントを3つほど差し上げます。
(1)スマホに入っていた写真、まるでクイズのヒントのようでしたよね?
(2)キーパーソンは今尾
(3)バイケイソウの花が咲くのは6~7月頃
これで多分、分かると思います!
正直、ここまでする必要あったの?と思うような真相なのですが…w
▼以下ネタバレご注意!
実はギヤマンの鐘の本当の目的は、鬼頭の命でした。
鬼頭を殺すのに失敗したのが、彼らの計画の始まりで、赤磐山のハチ騒動も実は全部自作自演だったのです。
今尾はバイケイソウの花が咲く頃、赤磐山に下見に行きました。
だから今尾のレインウェアに花が残されていて、今尾の病室で須藤のポケットに入り込んだものと思われます。
ハチに刺された演技をした今尾は、警察病院に転院し、警察博物館が狙われているという陽動作戦で
警察官たちを警察博物館に集め、その間に警察病院にいるであろう鬼頭の命を狙いました。
しかしその作戦を薄が事前に察知したため、防弾チョッキを着た四十万が鬼頭のふりをして、
医師に化けた石松とともに、今尾を確保しました。
頭狙われたらどうすんだって感じでしたけどねw
一方庄野は陽動作戦のため、警官の制服を着て警察博物館に侵入しますが、すぐバレてしまいます。
しかし持っていたハチの入ったカプセルで脅しながら、いきもの係の部屋に立てこもります。
部屋には他に、須藤、薄、日塔、桜井が入り、庄野に計画の失敗を告げるのです。
そこに、ロッカーから鬼頭が登場。
なんでそんなとこ入ってたんだって感じですがw
鬼頭は庄野を説得しようとするのですが、庄野は逆上し、飼育室に入り込み、ハチを放とうとします。
薄と須藤は必死になって説得し、何とか庄野を思いとどまらせることに成功。
その後、ギヤマンの鐘の本部への強制捜査は成功し、教祖と幹部は逮捕され、教団は解散することになりました。
鬼頭は庄野がギヤマンの鐘と接触したことを知り、須藤をいきもの係に配属したことを認めました。
そして、須藤に捜査一課へ戻る辞令を出そうとするのですが、須藤は断り、いきもの係を続けることにしたのです。
▼疑問
バイケイソウの花が咲く頃、今尾が赤磐山の下見をしていた本来の目的は何でしょう?
鬼頭が撃たれたのは9月に入ってからで、その時殺すことができれば、
その後の大掛かりな計画は必要なかったはずです。
また、数日で実行に移せるような計画ではないですし、ここは鬼頭殺害目的ではなく、
別の目的で赤磐山に罠を設置したけど、鬼頭が生きていたため、急遽その罠を鬼頭殺害のため利用した
ということなら、納得できたんですけどね。
▼全体的な感想
最初はギャグも滑りがちで、ん?このドラマどうなの?という感じでしたが、
橋本と動物たちの可愛さに釣られて見ているうちに、どんどん面白くなってきました。
恐らくスタッフとキャストの息が次第に合ってきたのだと思いますが、ずいぶん遅咲きでしたねw
視聴率も散々でしたし(この枠ではマシな方ですが)、枠も廃止されることですし、
続編は望めないかと思いますが、こういう家族揃って見られるドラマは今時貴重だと思います。
ただ家族向けだと、殺人が出てくるってだけで避ける家庭もあると思うので、
そのちぐはぐなところが、低視聴率の原因になったかなと思いますね。
私としては完全に大人向けで、深夜とかにやってくれても全然構わないんですけど、
公式サイトにある視聴者の感想を見ていると、よく子供たちの感想が掲載されているので、
やっぱり子供向けのドラマは必要だなと思います。
子供向けのドラマが少ないから、ドラマを見ないで育った子供たちのテレビ離れが止まらないんですよね…
ちょっとしたセリフや映像に解決のヒントが隠されていることが多いので、
少しずつ再生しながらストーリーを書き出していくという手法をとったため、
いつもの3倍くらい時間がかかってしまいましたw
ドラマ内だと例えば別の場所でのシーンが交互に出てきたりしますが、
まとめる時そのまま書くとわかりづらくなるので、
時系列がおかしくならない程度にまとめています。
この手法、大変なのでいつまで続くかわかりませんが…(;´Д`)
ロッカー鬼頭の件については、いきもの係で待機していたところ、
庄野が駆け込んできたのでとっさにロッカーに隠れたのかもしれないなと
今考えて思いましたw
そちて、ぞぬこしゃん長文ありがと~!!(*^▽^人)
見逃し回をぞぬこしゃんのブログで読んだときも分かりやすくて
まとめるの上手やな~と思うけども、見れた回だとそれがもっとよくわかりますにゃ。
鬼頭さんwwロッカー、いつから隠れてらしたんやろね?(笑)
鬼頭を狙ってるのはわかっても、正確な時間まではわかっていなかったはずだから
須藤達の誰かが「鬼頭さん!みんな今から上に逃げます!スタンバイお願いします!」
みたいな連絡をしたんやろか?w 待機中の鬼頭さん想像すると笑えるww
「疑問」ちーにゃも思った!!
埠頭(?)での狙撃失敗すること前提で数か月前から計画してたっておかしいやろwと
埠頭で頭打っちゃえば終わったのにねwそれを言っちゃドラマが成り立たないけどもw
ぞぬこしゃんのおかげで、見逃し配信の見逃しがあっても、ストーリーが
繋がって最後まで楽しく見ることができますた♪ありがとです☆彡