Nicotto Town


シン・ドラマ汁


奥様は、取り扱い注意 感想文

奥様は、取り扱い注意 #3
日テレ 水曜夜10時~
▼幸せカースト
今回のテーマは、ママ友グループによる仲間イジメ。
といっても壮絶なイジメというわけではなく、同じ町内に住んでいるからこそ、
ちょっとイラッとするようなことを繰り返されるという、精神的にくるタイプのイジメですね。
大したことではないから警察沙汰にもできないし、かといって同じ町内にいるから避けることもできない。
本当にいやですねー!
女のイジメは男のイジメと違って陰湿になりがちです
何故なら普通は暴力に訴えるということはしないからです。
そのへんが今回のイジメはちょっと違ってたかなと思う理由。
今回のママ友グループのボスは、元女子プロレスラーだった女性。
このへんがもう、ちょっとズレてるんですよね。
こういった主婦カーストでは、最上位に来るのは金を持っていて家族に愛されていて、
美しく、より幸せな人物なんですよ。
男性は腕力とか財力とかで競いがちですが、女性の場合いかに幸せか、なんですね。
財産にも家族にも美貌にも恵まれている………それがすなわち「幸せ」なんです。
今回出てきた腕力だけのボスは、どちらかというとそういう最高に幸せなボスの取り巻きですね。
で、菜美みたいな異分子とぶつかって、ボスに「貴子さん、おやめなさいな」とか言われちゃうのw
私は普通の住宅地でよかったわ…((´д`)) ブルブル

▼アクションシーン
さて、否定から入ってしまいましたが、今回は結構よかったんじゃないかと思います。
1回2回と、完全な悪人が敵でしたから、菜美の対応も仕事人ぽくなりがちでしたが、
今回の敵はともすると自分もそうなってしまうかもしれないような、同じ立場の主婦。
昔施設でボスに祭り上げられていた菜美にとっては、昔の自分を思い起こさせる敵でもありました。
多分アクションシーンを盛り込むために、敵の主婦である貴子が元レスラーという設定に
したんだと思いますが、上の項で書いたように、これが一番いらなかったねw
今回は暴力なしで解決してもよかったんじゃないかと思います。
この枠を見てる視聴者は、何が何でもアクション!というような層ではないですから、
そういう回もあってもいいと思うんですよね。
そして今回がそれの一番のチャンスだった。惜しいなと思いますね。
殴り合って仲良くなるのは男だけですよw
でも最後、いじめられていた理沙といじめていた貴子が仲良くなったのはよかったです。
ちょっと甘いなとは思いましたけど、いい落とし所だと思いました。
最後、孝子が理沙に謝りにいった時、最初からいいムードのBGMを流すのではなく、また嫌がらせにやってきた!
という雰囲気を出してからの「本当にごめんなさい!」の方がよかったんじゃないかと思いますね。
ああもう、誰かプロの主婦が金城にアドバイザーとしてついてあげて!
荒唐無稽なドラマでも、人物の心理描写や人間関係などがリアルだと、共感が得られやすいものです。
このドラマも、元某国の工作員という突飛な設定の主婦が主人公なのがウリですし、
ムードを軽くするためコミカルなシーンを入れるのもいいのですが、
要所要所でリアリティを感じさせるようになれば、もっと面白くなると思います。
今回のアクションシーンは、菜美の言うように今までで一番弱い相手だったので、
元からダイナミックなものを期待してなかったから、どうでもいいですw
むしろアクションは序盤の学生相手のところだけで、後はない方がよかったですね。




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