Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩



いつのことだったろうか
ある嵐の晩だった
強い風と大粒の雨
電気を消してキャンドルをつけて
守ってくれるとあなたは言ったのに


どこに行ったの
どうしているの
今日も風が強くて
小さな窓を揺らすのに
あなたがいないなんて


もしかしたら出会った時から
決められていたことかもしれない
いつか二人のきずなが
風に絡まれて
切れてしまうということに


もしかしたら
気づいていたのかもしれない
それが怖くて目をそらして
あなただけを見つめて
強く抱いてほしかった


悲しい思い出はもういらない
楽しい思い出は悲しすぎる
ただただいなくなったあなたの
面影をまだ探していて
でもそれはどこにあるというの


一人キャンドルの明かりを見つめても
あなたはもういない
膝を抱えて壁に寄りかかって
本当に寄りかかりたいのは
あなたの背中だったのに







月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.