Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌959号

   変わりやすい天気。
 青空が見えていたかと思いきや、もう黒い雨雲が忍び寄って来た。大空よ。君は忍者か、それとも暴君か。秋雨前線と台風がコンビを組めば、ロクなことにならない。今年の秋は不思議な秋だ。台風がらみの中、雨の総選挙となったが、民主主義にも天候が邪魔をするのか。自然の被害で社会が受ける損失は年間に換算すると、いくらくらいになるのだろうか。社会的、国民的の総資産の損失白書を政府から出してもらいたい。橋が流された、土手が崩れて民家の土台が危険になった。鉄道の鉄橋が損傷を受けた。道路が陥没した。民家が床下浸水になった。こうした自然による損失を正確に評価していくことも必要である。ただ、被害が出たと言うことをテレビで見ているだけで、直ぐに忘れしまうことはよくない。

 変わりやすいと言えば、世界の情勢である。北朝鮮によるロケット発射の脅威がアジアで緊張を高めていることは事実である。素人考えだが、なぜ、北朝鮮は核開発やロケット発射を急ぐのだろうか。この点が理解できない。なぜ、今なのか。これが意味不明である。十年先では駄目なのだろうか。北朝鮮は、あえて火中の栗をひらいに行く必要がどこにあるのだろうか。挑発をするから、アメリカとしても国際的に無視するわけにもいかず、止む無く付き合っているだけではないだろうか。米韓軍事演習は以前から行われてきたわけで、この訓練があったからと言って、戦争が勃発するわけではない。

 北朝鮮は自国民の生活の向上に向けて、対立や緊張の煽り路線ではなく、国際交流の窓口を開いて経済成長路線に転換するべきだろう。鉄鉱石や石炭など鉱物資源に恵まれた国だから、政策を転換すれば、工業立国が可能な潜在力を持っている。権威を高めるためとか、指導者の個人崇拝に重点を置く政策を転換して、経済成長路線に立脚するべきである。中国は、鄧小平以降、今述べた経済優先の成長路線を実施した結果、今日の実力をつけてきた。軍事路線から経済成長路線に北朝鮮は大胆に政策を転換するのが上策である。そうすれば、アジアはもっと発展していくだろう。




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