Nicotto Town



ブレードランナーから、いろいろ連想

「ブレードランナー2049」のCMを見ました。

その中、一瞬だけ、折り紙が!

「ブレードランナー」で主人公デッカードの相棒(ただし、ほぼ形だけ)ガフが作中、折り紙を折ってましたが、「ブレードランナー2049」でも登場するみたいです。

ちなみに前作のラストでガフが折ったユニコーンは、調べてみると紙を複数枚使うタイプで、しかもツノは別パーツ。
急速に興味を失いました。

今なら、普通の折り紙で、一枚で切る事なし(「不切正方形一枚紙」と言ったりします)でユニコーンを折る方法は5,6種類知ってます。
覚えているのは、そのうち1,2種類ですが・・・。
(↑対抗意識を燃やしたらしい)

CMの映像を止めて、確認してみると、なんだか見覚えのある形・・・。
どうやら前川淳氏の「羊」のようです。

それなら、折ったことある!
「本格折り紙」(前川淳)に折り方が載ってます。

思いがけない所で、知ってるモノに出会い、ビックリ。

ところで、「ブレードランナー」では、デッカードが追うレプリカント達のリーダー、ロイの最後が印象的でした。
「俺は、お前たちが想像もできないものを見てきた。

 オリオン座のそばで炎に包まれていた宇宙船。
 タンホイザー・ゲートの闇の中に光っていたオーロラ。

 あのめくるめく瞬間、いずれも消える。
 "時"がくれば、涙のように、雨のように。

 その"時"が来た・・・。」
と、雨の中、ゆっくり力尽きるロイ。
「ブレードランナー」の名シーンでした。
と、ここで、連想が広がり、散り際(もしくは散った後)が印象的だったモノをいくつか思い出しました。

「企業戦士ヤマザキ」(宮沢順)
 最終回のラストシーン、自宅前で家族と再会した主人公。
 家族からも暖かく迎えられて、一見、ハッピーエンドのようですが、実はその時、すでに・・・、というのが個人的にツボに入りました。

「うしおととら」(藤田和日郎)
 ラスボス「白面の者」の最期、
 「誰か・・・名付けよ。我が名を・・・。

  断末魔の叫びからでも、哀惜の慟哭からでもなく、
  静かなる言葉で・・・
  誰か、我が名を呼んでくれ・・・。

  我が名は、白面にあらじ・・・。我が呼ばれたき名は・・・」
 と言いながら、消滅していく姿が哀れささえ感じるものでした。

 ちなみにアニメ版では、「白面の者」の声はプライバシー保護のために加工した音声みたいでしたが、最期の「我が呼ばれたき名は」の辺りで普通の声になっていくのが、アニメならではの演出で、印象的でした。
 ※「白面の者」が呼ばれたかった名前は、マンガかアニメを見て下さい。

「鋼の錬金術師」(1期アニメ版)
 スカー
 42話「彼の名を知らず」で、自分の命と引き換えで、主人公の弟アルを助けたスカー。
 (助け方に問題はありましたが)

 主人公エドとアルが、スカーの墓を作った時に初めて気が付いた事。
 「スカー(傷の男)」というのは、自分たちが勝手に付けた名前でしかない、という点。

 今まで、さんざん命を狙ったり、狙われたりしたのに、自分たちは一体、この男の何を知っていた、というのか。
 名前すら知らなかったじゃないか、といった感じのモノローグ(だったような)が未だに記憶に残っています。

 ちなみに、これは、映画「ジャッカルの日」(↓)へのオマージュだと思います。

「ジャッカルの日」(映画)
 ハリウッドでもリメイクされましたが、オリジナルの方。
 フランスのドゴール大統領を暗殺するために雇われたプロの殺し屋「ジャッカル」
 名前が手掛かりになって、警察がギリギリのタイミングで、暗殺を阻止し、「ジャッカル」は射殺。
 
 その背後関係を調べたところ、手掛かりになったと思った名前は数ある偽名の一つでしかなかった事が判明。
 刑事たちは、自分たちが射殺した暗殺者は、一体、どこの誰だったのか、と困惑するラストが好きでした。

番外編ですが、
「銀河英雄伝説」(田中芳樹)
 ヨブ・トリューニヒト
 自由惑星同盟の政治家。
 一方の主人公、ヤン・ウェンリー曰く「愛国心や戦争を賛美して他人には死を強要しながら、自分は安全な場所に隠れている輩」

 自由惑星同盟の滅亡後は、銀河帝国に仕官し、新領土(旧自由惑星同盟領)総督として、戻ってきます。
 結局は殺されてしまいますが、ラストで、主人公たちと同じ「立憲君主制」を目指していた、という事が明かされます。
 ただし、本心だったのか、方便だったのかは不明。

アバター
2017/11/03 16:04
トリューニヒトは強烈キャラでしたね。
現実社会でも、トリューニヒトの縮小版みたいな人はいますが・・・。

ハガレンは、かなり怪しい記憶なので、もしかしたら、何かに書かれていたのをセリフとごっちゃにしているかもしれません。

自分が持っているものと同じもの(知っているものでも)がテレビや映画に使われているとなんだかうれしいですね。
アバター
2017/11/01 16:24
ラインハルトの思惑を超えるトリューニヒトの厚顔無恥さは
恐ろしい程でしたよね~^^;;
立憲君主制を目指していたのも
君主をお飾りにして実験を握るつもりだったのでは?と考えてしまいました

ハガレンの1期も新シリーズも観たんですが
そのシーンは覚えてませんでした^^;;

思いがけないものと意外な出会いは私にも経験があります
加藤剛さんが古い映画の中で使用していたフルートと(TVで放送してました)
中学時代に買ったフルートが同じもので嬉しかったのを覚えています^^
舶来品で品数は少なかったはずなんですよね~
アバター
2017/10/29 21:12
銀英伝なら、再アニメ化されますし、今、ヤングジャンプで連載もやってます。
ただ、上の話は、後半の話なので、まだまだ先ですが・・・。

ブレードランナー2049は、自分も見てみたいと思ってました。
が、折り紙のシーンのチェック、よろしくお願いします。
アバター
2017/10/29 17:14
ワタシの呼んでない漫画が沢山ある~~。(汗)

「ブレード・ランナー2049」、近日中に見る予定です~。
折り紙のシーン、確認してきますね。


アバター
2017/10/29 17:09
憎しみを糧とする白面の者が、その供給源を絶たれてしまうわけですから、消滅するしか無いですよね。

ところで、ヨブ・トリューニヒトは、自分の中で、未だに(ある意味で)印象に残る、強烈なキャラでした。
アバター
2017/10/28 21:06
『生憎だったなァ・・どういうワケだか、わしはもうおまえを憎んでねぇんだよ。』
とゆー、とらのセリフに長い物語の終焉を感じました。

ヨブ・トリューニヒトは徹底して自分の手を汚さない事ではある意味スゴイですね。



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