ペリーヌは木枯らしとともに去りぬ
- カテゴリ:アニメ
- 2017/11/18 23:27:31
声優の鶴ひとみさんがなくなったのを、先ほどウェブニュースを読んで知った。
アンパンマンのドキンちゃん。
ドラゴンボールのブルマ。
有名な人気アニメの主要キャラクターを担当していたベテラン声優さんだ。
キャラと声のイメージが固定している。
この人以外にありえない…そういったベテラン声優さんだ。
大動脈剥離が死因だ。
高速道路の路肩に車を寄せ、ハザードをつけた状態で発見されたという。
大動脈剥離は前触れも無く発症し、するどい痛みをともなう。
高速道路で発症したら、普通は大事故につながる可能性が高い。
そんな状態で路肩に車を寄せ、ハザードをつけた鶴さんの意思の強さと責任感を感じずにはいられない。
ペリーヌ物語の主人公ペリーヌを演じたのは、彼女が十代のころ。
たしかデビュー作だったと記憶している。
リアルタイムで一年間、彼女の演じたペリーヌの旅路を共有した。
父をボヘミアの地で亡くし、茫然自失のインド人の母を励まし、写真屋をしなが母と二人で遠い父の祖国フランスを目指す前半。
パリで母を看取るまでの中盤。
父方の祖父のすむ地についたものの、親子の確執をしり素性を隠して祖父の工場で働き自活してゆく後半。
祖父に身分を明かし、幸せをつかむ終盤。
初々しい演技から、真にせまった演技へと変化してゆくさまを子供心にともに驚き、笑い、涙した思い出は今も鮮烈に記憶している。
早すぎるとしか思えない突然の訃報に、懐かしい友人を喪ったような衝撃を受けている…。
私はやはりブルマよりペリーヌが印象深いです。
昔、再放送するたびに父が私達兄弟を捕まえて「おまえたちにこんな真似ができるか」と言っては
ペリーヌの逞しさに感動してたのを思い出します。
よく高速道路で走行中に突然の病に襲われ、路肩に停車出来たなと思います。
若すぎる死にご冥福をお祈りします。
うぃき先生によると、高校卒業後の留学先を探していた時に、ペリーヌ役が決まり
留学を諦めて声優の道へ……って事らしい。
あの時、留学を優先していたら、全然別の道に進まれていたのかなぁ?
70代や80代のベテランの方々なら、残念だけど、お年もあるからと思うものの
鶴さん、まだ50代だもんね><
数日前にも体調不良を訴えておられたようだけど、ホント早過ぎるよ~~(´;ω;`)ウゥゥ
夕方には報道で状況を聞き、とっさの判断と気力に胸が詰まる思いでした。
壮絶な痛みだったでしょうに(´っω・*)゚・。
古くからの仲間の「鶴さんらしい」との言葉に涙が滲みました。
わたしにとっては、やはりブルマとドキンちゃんが印象の強いキャラクターです。
馴染みのある声が またひとつ天へ昇られたのだなぁ、と、切ない気持ちでいっぱいです(´・ω・`)