T夜行列車
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/11/21 15:54:14
初めての夜行列車の旅
眠れないままに車窓からの外を見る
暗くて明かりは転々として
もうお休みと声をかける
でもまだ私の旅は始まったばかり
こんな日が来るとは思わなかった
いつかあなたと乗りたかった
終着駅はいったいどこ
当てなどない旅だけど
やがてどこかに降りるのだろう
列車は走る
誰の心も眠りにつこうとも
自分の道に迷いはあるのか
ただひたすら走るだけなのか
レールはどこまで伸びているのか
寂しいなんて思わない
そのはずだったけど
こうして一人になってみると
何もかもあなたがいなくて
荷物の分だけあなたが恋しい
都会から逃げるように
やってきたこの列車だけど
あなたへの想いは飛び去って行かない
余計に深まっていくようで
涙さえ出ない乾いた心
どうしよう
どこに捨てよう
この重たい心の渦を
湖さえない草原を走り
あなたへの誓いの一つ一つを
やがて空が暗がりから色を変える
一晩走った列車は疲れも見せず
また次の駅絵と走り出す
それを見送る私の胸には
あなたを見送った時がこみ上げる
銀河鉄道を使いたかったんだけど、著作権あるからやめました。
乗ったことはないんだども、一度でいいから乗ってみたいなあ
良く寝れないから一度でこりごりするかもねw