11がつ22にち
- カテゴリ:日記
- 2017/11/22 07:26:03
今日も寒いです
でも、明日は休みですので、
何とか乗り切りましょー!
さて、今回はこんな記事を
、、、案外知られてない?
http://www.moriniaisareruie.com/isocyanate.html
イソシアネートの毒性に注意
以下の内容は、NPO化学物質による大気汚染から健康を守る会(略称 VOC研)の2016年1月発行の「27年度活動 説明資料特集」第2章より転載しました。
なんだか体が変だ!空気被害か?臭いもしなかったのに?
- 急に気持ちが悪くなった。足が重く歩きにくくなった。
- 眠ると咳が出始めた。息苦しかった。
- 朝起きたら喉が痛い。鼻汁が出る。咳が出る。頭が重い。顔がほてる。
- 少し遠くまで見回して、思い出してみると、あそこで道路工事していた。あそこで瓦修理をしていた。
- 台所の蛇口をつけ変えた。風呂場を修理した。
- 新しい机を買った。マットレスを新調した。
- 体育館の改築をしている。校舎がきれいに塗られた。
イソシアネートは至るところで、いろんな形で使われています。
- 理由がわからない体調変化が起こったら、空気汚染を疑ってみましょう。
- いろいろな材料に使われているイソシアネートは、臭いも色もなく、すぐに具合が悪くなることもあれば、しばらくしてから症状が現れることもあります。症状がずっと続いたり、だんだん悪くなることもあるので、分かり難いのです。
何が起こるか?症状は?
- 汚染の濃度や続いた時間、繰り返しでも症状は違います。溶剤など他の化合物をたくさん混ぜた時は、違う症状にもなります。
- 足腰が固まったようで歩きにくい、めまい、ドキンドキンする、フラッとする、言いようのない気分の悪さ、のどの不快。
- 後からの症状では連続する咳が特徴で、幾日も長引くことがあり、初めは続けざまの乾いた咳で、やがて透明な痰とひどい咳。止まらない鼻水、ヒリヒリ痛む喉。皮膚や目のヒリヒリ感、視力が落ちる。胸の締め付け感や動悸、頻脈、不整脈、血圧の不安定。腰が痛い。
- 家の外からも、中からも、街を歩いていても、気体、液体、固体、形状にかかわらず、日射や温度、摩擦によっても、分解されて飛び出してくるのです。
- 近隣で行われている工事現場から室内に入るイソシアネートを簡易分析器で確かめました。天ぷらを揚げる温度やアイロンかけ程度の温度でも、重ね着や床を歩く擦れ合いでさえも、有害な揮発分子が飛んでくる原因になるのです。蒸発して上空で冷やされ、夜小さな見えない埃と一緒になって落ちてくることもあります。
いちばん怖いのはイソシアネート
- イソシアネートの分子の構造は、ありきたりの窒素と炭素と酸素の1個ずつの組み合わせです。この分子は有毒性があり、〇〇イソシアネートと呼びます。
- シアン化合物(ニトリルまたはシアニド)の構造は窒素と炭素1個ずつです。イソシアネートと似ていますが、イソシアネートの方が薄くても毒です。
- イソシアネート分子がつなぎあわされるとポリウレタン(固体)になります。
イソシアネート製品とポリウレタン どこにあるの?
- イソシアネートをそのまま含む製品(固まるとポリウレタン)
硬化剤近年の接着剤の大部分。建築基準法規制対象外で使用。建築用合板接着剤はポリウレタンまたはエボキシ樹脂原料。フェノール樹脂やエポキシ樹脂の繋目
- ポリウレタン(条件によりイソシアネート発生)
イソシアネートに取り囲まれてしまった私たちの生活
- どの地域でも一番困っているのがイソシアネートを液体のまま混ぜて使っている道路や、建築工事です。屋根や壁、手すりの塗料の主剤はもちろん、アスファルトやセメントも、最近はイソシアネートが含まれています。
- 部屋の壁紙や床材、外断熱のパネル、家具の合板やパーティクルボードにもイソシアネートが接着剤として使われています。
- 公園のウッドチップの散歩道にもコンクリート下地との接着に用いられていますし、弾力があってけがをしにくい運動場舗装にも、カラフルな歩道の敷石にも、小砂利で透水性の車道にも、U字型側溝の継ぎ目にも、マンホール継ぎ目にも用いられています。
- その上を、イソシアネートが原料のポリウレタン混入ゴムのタイヤが走って、ポリイソシアネートや分解イソシアネートを含む埃をたてるのです。
他の毒物と比べたら?
- 水銀・ダイオキシン・PCB:化学変化し難くて長く消えない。
- 石油系溶剤(トルエン、キシレンなど):臭うほどの高濃度で使われるので害。
- NOx:エンジンから発生し、道路付近で問題。上空に拡散希釈。
- これらは環境規制があり、常時分析監視する対策が実施されています。
イソシアネートはごく薄くても健康影響が重大なのに環境規制がなく、野放しになっています。
たとえば、トルエンジイソシアネートはトルエンより10000倍危険です。
もし発症したら
- イソシアネートは強い感作性があり、ある時から急にアレルギー的に発症するようになります。シアンガスに似ており、呼吸困難も起きます。喘息発作も起きます。中枢神経も故障してぼんやりします。
- 工場現場には近寄らないことです。家の近所の工事ならすぐ外出しましょう。イソシアネートに出会ってしまったら、衣服を着替えて体を洗いましょう。専門医に話してアレルギー対策を頼みましょう。
- イソシアネートを含まない材料の方が変質しないで長持ちします。自分の工事には、イソシアネートを含まない純粋材料を注文しましょう。加害者にならないためにも、自分の健康のためにも、業者を指導して安全な材料を注文しましょう。無害な代わりの材料は、探せばいろいろあります。