【源氏？】クロスオーバー エピローグ 鏑木
- カテゴリ：自作小説
- 2017/11/27 00:14:56
源氏遊び リレー：平晏クロスオーバー
https://writening.net/page?4BFD4f
学園祭の準備に余念のないある日の午後
鏑木は友人とともに裏庭のベンチでのんびりとくつろいでいた。
そう、この時、友人が鏑木にある秘密を打ち明けていなければ
今回の騒動は起きていなかっただろう。
*.....*.....*
「きみの神様になりたい」
そうつぶやいた友人の顔を鏑木はまじまじとみつめた。
いつもすました顔で余裕たっぷりなあの生徒会書記とは
まるで雰囲気が違う。
ファンの女子たちにするような作り笑いもしていない。
「きみの神様になりたい・・・」
鏑木は、おうむ返しにつぶやいてみる。
ボカロのあの名曲のことかと思って続く言葉を待った。
友人は口を開かない。
「生身の僕できみの神様になりたかった ってやつ？」
待ちきれずに鏑木は問う。
はじかれたように顔を上げた友人は愛らしい少女のような
整った顔を苦しそうに歪めた。
「生身の僕で・・・」
それは 華奢な体躯の男子には困難に思えた。
「信じてもらえないだろうことは予想がついているんだ。
余りにも変な話で・・・頭のおかしなやつだと思われても仕方ない」
青藍の苦しそうに絞り出すような声を聴きながら
鏑木は別のことを考えていた。
俺にもおまえに言ってないことがあるんだ。
それは奇想天外で、それこそ頭のおかしなやつだって
どっかの医療施設にでも入れられるレベルだ。
だから黙ってる。
俺は本当におかしいのかも知れない。
「姉さまが危ないんだ。でもどうやって助けたらいいのかわからない。
姉さまに直接誰かが暴力をふるうなら身を挺して阻止してやる！
でも、これは違うんだ。 この世界じゃなくて、平晏というところで
起きていることが原因なんだ・・・」
涙を浮かべ動揺した青藍なんて初めて見た。
姉さまって響弦さんだよな。
それに・・・平晏って言ったか？
それ、俺が見ている世界と同じところ？？
ぽかんとした俺の顔を見て、青藍が不安そうに続ける。
「生徒会の深雪さんに憑いたへびが いずれ姉さまに
害を及ぼすんだ。そのへびの元が平晏という世界で起きている
怪異によるものなんだけど・・・
ごめん
おかしなこと言ってるって自覚はあるんだ」
いつもの青藍と違いすぎて、鏑木は少し戸惑った。
「まだ危害が加えられていない段階で護りたいとか
そもそも平晏ってどこだよって自分でも思ってるよ」
青藍が消え入るような声でそう言う。
うーんと小さく唸ってから鏑木は何かを思いついたように明るい顔で言う。
「そのおかしなことより、もっとおかしなことをこれから俺が言う」
力強い目で青藍をまっすぐに見た。
*.....*.....*
響弦さんに危害が及ばないですむ方法を
たぶん俺は知っている。
本当は言わないつもりだったけど。
こんなおかしな話、きっと誰も信じやしない。
もし、おまえが信じてくれるなら
いや、ちがうな
信じてくれなくても別にいい。
俺は俺のやれることを正しくやるだけだ。
弓道の『正射必中』ってやつ。
正しいと信じることをやってれば結果はおのずとついてくる。
青藍、おまえの響弦さんへの想いは祈りだ。
神様になって彼女を護りたい。
その華奢な体で、生身のおまえで。
愛らしくあろうと、強くあろうと、賢くあろうと
努力するおまえを知っている。
それがすべて響弦さんの為だということも。
それは、祈りだ。
無償の愛だ。
そういう想いに触れて、俺は自分ができることをやることにした。
*.....*.....*
計算外だったのは、当の深雪さんの暴走と
心霊研究会の人たちの力量だ。
俺以外に平晏と繋がれる人が（式神もだが）いるとは
全く思っていなかった。
頭のいかれた野郎だと思われたくなくて
かたくなに隠してきた能力が それなりに役に立った。
青藍の予知能力については黙っていると約束した。
白藤会長にも話さなかった秘密ではあるが、
せっかくの能力も響弦さん限定とかビミョーだ。
いつか自分で言う日が来るかもしれない。
それまでは黙っててやろう。
*.....*.....*
学園祭が始まって 野点喫茶でお茶と和菓子を運んできた
友達の青藍は、にっこりと営業スマイルを見せている。
一緒に来た女子たちがきゃぁきゃぁと騒いで
それはそれは華やかだ。
「だからなんでおまえ十二単だよっｗ」
ふふっと微笑む友人の青藍は、とても男子には見えない。
「時に、鏑木くん」
友人はいつもの余裕のあるすまし顔で鏑木にこう尋ねた。
「幕末あたりに意識飛ばすことは可能なの？」
（本当に 完）
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おーーっ 全部読んでくれたんだ！
ありがとうございます。
そそ、前の人から次の人まで3日ってしばりだったんですよ。
基本的には だいたいの話を書いておいて
前の人が書いたもののボールを拾って そこにつないでいく感じ。
ちょっと慌てたのは、❦みぃ❦ちゃんの話で全員が生徒会室に
集められたこと。 外での話が書けなくなったｗｗ
そんなわけで 生徒会長たちに詰め寄られることになっちゃった鏑木でした。
別行動させるつもりだったからｗｗ
でもまぁ それなりにおもしろくなったと思うし
いいんじゃなーい？
お疲れさまでした。
番外編もおもしろかったし
ここに入ってなくても みんなばんばん書いてたのでｗ
主に藍色さんとエメさまねー
あぁ ミュミュも。
大変楽しい秋だったのでした。
すんごいエネルギー量だ。読むほうもタイヘンｗ
プロローグからエピローグまで、全15話 （番外編除く）
期間は約1カ月半 !! ってところか ?!
1話あたり三日の計算だぞ、ぉい… どんだけ忙しい秋だったのだろう ヾ(≧▽≦)ﾉﾞ
お疲れ様でしたーーー。
クロスオーバー完成して良かったですｗｗｗ
収集つかなくなったらどうしようかと
若干心配してました_(L〃_ _)ﾉｼﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ‼
青藍くんと鏑木は仲良しなので友達の為に
自分がやれることをやろうと思った っていう話なんですが
意外な方向に転がって自分たちもびっくりでしたｗ
幕末には行かない予定ですｗｗ
幕末も魅力的ですよねぇ。
それもあそこの隊士になるとか
お話広がりすぎちゃって大変だ。
藍色さまの所よりお邪魔しましたー✿
改めてクロスオーバー完成おめでとうございます＾＾
そしてお疲れ様でした(´▽｀*)
鏑木くんと青藍さまのやりとり好きです♪
幕末…行くのかな？( *´艸｀)
幕末っていうとアレですか、水色に白三角きもの～
あの時代も魅力的ですよね。
あぁ その動作はドキドキするねーｗ
耽美な妄想がはじまっちゃうぞｗ
全然行けちゃいそうなのが困るｗ
夢オチならなんでもありでしょ！
あ、夢オチとか書いてなかった_(L〃_ _)ﾉｼﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ‼
動作:・首筋にキス・一緒に料理・背中合わせに座る
場所:・校舎裏、物陰・桜の下
シチュ:・入れ替わり・体育祭
をお題に青藍と鏑木の創作をしましょう。
こんなんでましたけど（白目・爆笑） 意外と行けそうなのが困るｗ
青藍が何かを予知したらしいってだけでｗｗｗ
浪士に転生とかつらいんですけどー
いや、好きですけど、大正よりはいいですけどー
でもしばらく休憩したいですｗｗ
読んでいただいてありがとうございます。
この話の青藍サイドの話を藍色さんが書いてくださってるので
そっちも読んでねー
めっちゃ奥行きが広がるよー
次回は夢見ちゃんとの子供時代の話とか書きたいねー。
いっそ、白蛇伝〜幕末記 として生徒会で浪士転生しちゃう？
終わりだよねん？。。なんだかまだ続きそぅな気配が。。ｗ＾＾
連投。。大変でしたね。。本当にお疲れ様ぁ✿
精力的な執筆活動に。脱帽ですｗ＾＾
楽しく読ませていただきました♪。。本当にありがとぅ～✿(*´ｪ｀*)
次回作も。。期待してますよぅ♪＾＾
やっと終わりましたねー。
すごく楽しかったです！
どう転がるのかわからないのがリレーの面白いところでした。
基本的なところは書いてたんですけど
設定が極端に変わって慌てたこともｗｗｗ
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この話の根本が 「響弦さんを護る」ってことだったんですよーｗ
青藍は響弦さんの前で弱さなんて見せませんよ。
彼はいつでも完璧ですから。
響弦さんを護ることしか考えていません。
そんな彼が弱さを見せる数少ない人間の一人が友人の鏑木です。
それと双子の露草ちゃんかな。
＞そんなところはちょっとめちゃくちゃにしたくなるタイプですね〜＾m＾
あはは それでも青藍はきっと微笑んでますよｗ
読んでくれてありがとう！
学園祭が始まる前に青藍と鏑木はすでに動き出していました。
青藍くんの響弦さんへの愛は 一途で祈りの様だと思ったのですよ。
そういう友人の想いに触れて鏑木も動きたいと思ったっていうね。
思ったよりも大きな騒動になっちゃったけどｗｗｗ
幕末の話は 青藍は何かを予知したんだろうな。
うん。
でも書かないよーｗｗ
おおっ メガラテゼロさんの歌ってところも被ってましたかっｗ
そりゃ 本当に奇遇ですな。
カンザキイオリさんの「命に嫌われている」も好きなので
これもどっかで使おうと思います。
これは めゐろさんって方の歌がすごく良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=q4KsKKpmfQ0
読んでくださってありがとう！
このお話の元は 「青藍くんが響弦さんを護りたい」
っていう想いから始まったってことですね。
メリットデメリットってことを全く考えない行動だったので
まっすぐに平晏に想いが届いた っていう感じ。
そんな調子よく行くもんか？ｗｗｗ
まぁ そういうことにしといてｗ
幕末の話は、えｗそんなことが起きるかも？？？
ってオマケでつけたものなので 書かないですよーｗ
でも青藍は何かを予知したんでしょうねｗ
お疲れ様でした＾＾
この藍色さんのお話は全くもって完璧でしたね！
でも彼が書くと水の流れのようにキラキラと澄み切って流れ去ってしまう無情を感じるのに
大和さんが書くと情熱的ですね ＞涙を浮かべ動揺した青藍 なんてきっと見ることないw
そんなところはちょっとめちゃくちゃにしたくなるタイプですね〜＾m＾
この時点で、青藍さんも鏑木さんも気づいてたんだ＾＾
青藍くんの響弦さんへの愛は、時空をも、超えるだね。
今度は幕末で大活躍するの？ｗｗ
……って書くと安いナンパみたいだな（大笑い）
「シャルル」でメガラテさんの声を知ってから気に入って、
Youtubeの彼のチャンネルをＢＧＭで流していたんですが、
そこでふと耳に残ったのが「君の神様になりたい。」だったのですよー。
＞アンジェラ・アキさんの……またこれはどっかで使おうｗｗｗ
楽しみにしてます(o´艸`)
ん？鏑木くん今度は幕末あたりに意識とばすの？？
なんかやらかすの？？
というか、青藍くんは幕末になんか用事があるのかねぇ？？ｗ
たまたま、メガテロゼロさんって方が「うたってみた」
「きみの神様になりたい」が最近のお気に入りだったんですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=2OvsScIZptk
「生身の僕できみの神様になりたかった」とか
「僕は無力だ」とか 本人がそんなに強くなくて
護りたい相手の方が強そうでｗｗ それでも護りたいと歌うこの曲に
ちょっと青藍くんのイメージが被ってたんですｗ
有名な曲ですけど、ボカロ曲はほかにもチョー有名なのいっぱいあるんで
藍色さんがこれを使ったの見て すごい驚いたｗｗ
アンジェラ・アキの「Creep」も考えたんですよ。
「地上の天使、慈悲をください」ってところ使おうかと。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28681570
またこれはどっかで使おうｗｗｗ
＞成る程……でも、真剣な悩みと思ったら流せる奴じゃない気もしますよ(o´艸`)
あぁ そうかも。
役に立たなくても、もがいてはみせるかもー。
お疲れさまでした。
本当にお世話になりました。
途中ちょっとやばいんじゃないかと心配なこともありましたが
なんとか終わらせられて良かった、良かった！！！
赤星サイドの最後の話も今読んできました！！！
いいですねー あれはおもしろい！
クロスオーバーのサイドストーリーちゃんと入れたいな。
ここまで一致することってあるんですねぇ。びっくり。
＞鏑木に「平晏」って言葉が思い当たらなければ…
成る程……でも、真剣な悩みと思ったら流せる奴じゃない気もしますよ(o´艸`)
そうそう 鏑木は変な能力が身についちゃったんですけど
これを人に言うつもりも 使う方法も考えてなかった。
青藍の相談を受けて、それが青藍の祈りだと思って
響弦さんを守るために使うことにした ってことです。
鏑木には「響弦さんを守る」ことは あくまでも結果で
自分ができることを正しくやろう と考えたってことですねー。
いろいろ無理はあるんですけどｗｗ
目を摘むってｗ
いやいや、幕末編とか書きませんから。
なんか続きそう！ってイメージで終わらせただけですよー
衝撃的なラストは 「時空警察」的なものだったんですけど
そんなこと書いちゃったらシリーズ化されそうなんで
やめときましたｗｗ
ですよねーーっ
永人さんがいなきゃ困りますよっ
（永人さんの陰にかくれる）
能力を開発してもらってお役に立てるかもしれないなｗｗ
いやｗｗ
赤星会長のムチャぶりなんて 絶対ものすごいムチャぶりに違いないので
俺にはちょっとーーーっｗｗｗ
これ、「きみの神様になりたい」を使って書いてたんで
藍色さんのお話と見事にかぶってびっくりしたんですよ。
鏑木に「平晏」って言葉が思い当たらなければ
「ちょっと青藍、病気なんじゃないの？」って思って
テキトーに流したのかもしれない。
鏑木も彼なりに悩んでいる時だったので
青藍の相談は、え？オマエも？？？って ことでしょ。
ある意味、助けられたんだろうね。
あぁ、そうそう 最後は完全に「もう一回よろしくー」だねｗ
いやいや、ハーレムだなんて とんでもない。
女の子たちにぶっとばされます。
あぁ 女の子たちのタイムパラドックスを回収しわすれた。
オープニング前に戻った時点で 生徒会室にいた人以外の
記憶はなくなったことにしとこうｗｗ
いやいや はじまりませんってｗｗ
もっと大雑把に 江戸時代 って言おうと思ったんだけど
300年もあると特定が難しいので 幕末とか言ってみただけですｗｗ
お付き合いありがとうございました。
ミュミュのアレがこんなことになるとはｗｗｗ
あぁ、クリックしただけで飛べる外部サイト作ったんですよ。
絵入りでわかりやすいですよー。
https://genji2017.blogspot.jp/
幕末、それも新選組の沖田総司限定ってなに？ｗｗ
土方推しなんですけど。
いやいや 書かないです。
クロスオーバー、けっこう大変だったのでｗｗ
のんびり現代のほのぼのしたやつ書いていたいわーｗ
現代の青藍の想いは祈りだと思ったんですよ。
それで 「生身の僕できみの神様になりたかった」っていう歌詞の
「きみの神様になりたい」っていうボカロの歌があるんで
それっぽいなぁ って思って書いてたんです。
そしたら、藍色さんが先に「きみの神様になりたい」を使ったストーリーを発表して
めっちゃあせったーーーっｗｗｗ
ラストを非公開で書いてたのに、間違って公開しちゃったのかと思いました。
彼の想いはエロスでなくて、アガペーだと思った次第です。
青藍くんの予知は次は幕末らしい っていうｗｗ
書きませんよｗ
それと、中途半端に謝っちゃってドツボにはまる鏑木ってのを書こうとしただけなので
言いませんよーーっｗｗ
藤原有久って有白少将ですね。
有白童子と会っちゃってましたね。
響弦君と有白童子、青藍童子はセットですけど
有白少将はどうなるんでしょうねー。
なんか動かないままで終わってたようなｗ
おめでとう！
お疲れさん♪
みんな筆が早いから追いつくのが大変だった
楽しかったよ ありがとう
鏑木くんの使命とは
青藍くんの祈りを受けて
響弦さんを守ることだったんですねー
時空を超えて弓で繋がっているんだね＾＾
次は幕末篇が始まるのかな？
みなさんの活躍楽しみーo(^-^)o ﾜｸﾜｸｯ
気になるなぁ
お疲れさまでしたー
もっと衝撃的なラストも考えたんですけど
やめときましたーーっｗ
鏑木くん、心霊研究会へようこそ。（手ぐすね引いて）お待ちしてるよ。
（本音：よし、これで赤星会長の無茶ぶりを受け止めてくれそうな人材GET！）
by 永人
彼にＥＳＰがあったとしても、それでもなかなか出来ることじゃないですもん。
このまま心霊研究会の面々に鍛えられていくのかなぁ……。
青藍……最初はしおらしく鏑木さんを頼っておきながら、ラストで何か企んでるしｗｗｗ
利用する気だなお前（大笑い）
ところで、学園にはハーレムの第一人者である白藤会長がおわしますので、
あまり目立っていませんが……鏑木氏もハーレムもってるよね。
何やらまた・・・始まりそうな
沖田？←限定でww
お疲れさまでした。めっちゃ大河小説だったね～
私はミュミュちゃんとことここしか読んでないけどww
間も読みたいな～とは思うけど、もうね、アドレス貼って
とか無理（めんどくさい病が究極w）
面白かった～♪
どっか外部サイトであっちこっち飛ばなくても読めるように
してほしいわ～
黒鏡クン、最後にキスできそうだからいいじゃないか。
まー書かれてないし、想像だし、まさかの目の前でとんびに
あぶらげ状況も十分想像できるところが・・・ww
なんかすこーんと納得した、あれこれ。
というか黒鏡がこれじゃ何がすみませんなのか聞き出せないじゃないか
ってブツクサ言ってる(笑)
て、最後の幕末ってー！！！！
もしや次作決定！なのか！？！？
まだまだ時空を超えたスペクタクルを楽しめるのかー(≧▽≦)
うーん もしかしたら平安時代で危機的状況にあるのは藤原有久かもな
有白童子とついである青藍童子をも危機に陥れる響弦君の危機だな！
彼ら一連托生だから
縦断したね♪
お疲れさん