おんな城主 直虎 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/11/27 17:31:59
おんな城主 直虎 第47回「決戦は高天神」
NHK 日曜夜8時~
▼高天神
結論から書くと、今回は動きもあまりなく、面白くない回でした。
徳川は正室と嫡男を失った悲しみと憤りを、駿河を落とすという目標を掲げることで治めます。
正直、家康がどんなに自分を蔑む言葉を吐こうが、瀬名を斬れと命じたシーンが忘れられず、
そらぞらしく感じてしまうのですけどね。
当初、高天神城に籠城する武田勢を、砦でぐるりと取り囲み兵糧攻めにし、ぶつかることなく
降伏させようとした家康でしたが、織田からの急な命令により、降伏を許さず城攻めをすることになったのです。
今回の大河はなるべく史実を調べずに感想を書くつもりでしたが、このところ徳川方の動きが
メインになってきているので、下手なことは書けないのでつい調べたくなりますね。
今回も高天神の籠城からの城攻めの経緯についてちょっとだけ調べてみたのですが、
徳川が兵糧攻めにしたのも、織田から降伏を許すなという書状が来たのもどうやら史実のようです。
ただ高天神城というのは三方を崖に囲まれた難攻不落の城であり、徳川の兵糧攻めにより
かなりの餓死者が出たので、城から出てきた武田勢をうまく討ち取れたとも考えることができ、
果たしてドラマのように家康が兵糧攻めにこだわり、犠牲者を出さずに降伏させることを
望んでいたかどうかまでは調べがつきませんでした。
また、織田は無意味に決戦を望んでいたわけではなく、武田が援軍を出せずに、城が滅亡したという
既成事実を作り、武田の衰退を世に知らしめたいという思惑があってのことでした。
やはり無意味に血を流したいだけの男ではないんですよね、信長は。
▼河三郎
今回も直虎と万千代は脇役のような位置でしたが、万千代は高天神の戦いで、
徳川方に紛れ込んだ武田方の間者を取調べ、城の井戸につながる水脈を切ることに成功。
また、この間者を捕まえたのが中野と六左だったため、この2人を召抱えたいと言い出します。
この間者を捕まえるシーンが面白かったですね。
あちこちの地方から集まった人足に、井伊谷で言う竜宮小僧を、自分の地方では何と呼ぶかと雑談していた時、
ある人足が「河三郎」だと言っていたのを聞いた中野が、聞き覚えがあると悩み始めます。
六左に聞いたところ、すぐには思い出せなかったのですが、そういえば高瀬がそんなことを言っていたと思い出し、
それを聞いた中野はそうだった、これで眠れると言って寝ようとするのですが、
だめじゃんそれwって思ったのは私だけではないですよねw
高瀬は武田領の生まれで、武田の間者だったのですから…。
まぁ中野がすぐにそれに思い当たり、間者を捕まえることができたんですけどね。
で召抱えの件、元々万千代の傳役だった六左は即座に承知、しかし井伊谷にこだわる中野は一度は断りますが、
万千代から家康が本当は高天神で戦を避けようとしていたことを聞いていた直虎が説得し、
結局万千代に召抱えられることになりました。
しかし万千代、いつになったら元服するのでしょうね。
2万石を拝領することになり、もうとっくにしててもおかしくない年だと思うのですが。
▼信長、浜松来たいってよ
これはもう誰でもわかりますねw
「桐島、部活やめるってよ」ですね。
元は高校を舞台にした青春ストーリーなので、次回の内容はまったく関係ないでしょう。
予告でこのサブタイが出た時、「武田が来たりて火を放つ」の次くらいに笑いましたねw
そしてそろそろ最終回が見える時期になってきましたね。
あと3~4回だと思います。
まだ信長も生きてるし、これから秀吉の時代も待っていて、徳川の世になるのはまだ先なのに、
なんでこの時期に終わってしまうのって感じの時に終わると思います。
まぁそれには仕方ない事情があるのですが…。
前から、前後編にして、前編は直虎、後編は直政を主人公にすればよかったのにと、本当に思います。
特に前半は冗長な回が多かったので、余計にそう思いますね。
ちょっとアイドリングが長すぎたよなぁ。