【お話】ベリーのパンプスに魔法がかかってた?
- カテゴリ:コーデ広場
- 2017/11/27 20:09:15
ルビーのスリッパじゃないはずだけど、あら、あら。お家に戻ってきたみたい
もらったステキコーデ♪:5
むかし、読んだ童話。
ルビーのスリッパをはいた女の子が、かかとを打ち鳴らして、
おうちが一番! って言うの。
そうしたら、大冒険の終了。
ときめきと、勇気と、やりとげた何かを持って、
ほんの少しの、お別れの寂しさも持って、
おうちに帰ることができたのよ。
わたしが持っていたのは、ベリーの飾りがついたパンプス。
彼からの、最初のデートで買ってもらった贈り物。
わたしには、かわいらしすぎるって、
もっと大人な雰囲気のものが良いって、最後まで、しぶってた。
でも、わたし、どうしてか、
このパンプスが良いって、思っちゃったのよね。
彼がわたしに求めていたのは、大人で、クールな女性。
服装も、言葉遣いも、それなりに気を付けてた。
案の定、パンプスはわたしには似合わない。手持ちの服とも合わせられない。かわいらしすぎて。
だから、たまに、取り出して眺めるだけになってた。
今日、
彼から、別れ話を切り出された。
わたしといると、疲れるんだって。
もっとかわいくて、安らげる女の子が良いんだって。
なんとなく、気が付いてた。会える回数が減って、
会っても、なんだか、会話が続かなくて。でも、
なによ、それ。
なによ、それ。
大人な女性が良いって、かわいらしいのは似合わないって、
言ってたのは、あなたじゃない。
腹が立って、腹が立って、
その場で、料理を全部ひっくり返して、持っていたグラスの水を、ぶっかけてやった。
飛んできたウエイターさんに、迷惑をかけたお詫びを言ってから、費用はこの人に請求してって言って、レストランを出たわ。
夜道をずんずん歩いた。一人で。
腹が立って。腹が立って。泣けて。
久しぶりに会えるって、うきうきしながら、おしゃれをしていた自分がバカみたいで。
でもアルコールは飲めないのよ。
アレルギーあるのよ、わたし!
だから、買い物したわ、思いっきり。
ほんとは着てみたかった、可愛い服とか、可愛いアクセサリーとか。
買ったわよ。山ほど!
彼にクリスマスプレゼントを贈るために、
準備していた資金があったからね! ふん!
あと、美味しそうな料理を持ち帰りで! 一人で食べたわ!
翌朝、目が覚めて。
胃もたれしながら、荷物の整理をしたの。
彼からもらったものは、みんな、捨ててやる。
そう思って、そしたら、
このパンプスを、見つけた。
どうしようかって思った。でも、
このパンプス買う時、イヤそうだったよね。
わたしに履いてもらいたくなさそうだったよね。
そう思ったら、逆に。よし、履いてやろう! って気になった。
ついでだから、可愛い服を着て。かわいい小物をもって。
かかとを打ち鳴らして、おうちが一番って、呪文をとなえてみた。
あの童話の主人公みたいに。
そうしたら、あら、あら。
やだ、ここどこ?
え、しばらく帰ってなかった田舎の家じゃない。あら。
甥っ子や姪っ子が、目を丸くしてる。えーとただいま。
クリスマスプレゼント、あんたたちの分、持って来たわよ?
***
都会で頑張ってた女性がフラれ。なぜか魔法じみた出来事に巻き込まれて、クリスマスの準備中の田舎に帰ってくる話。
たまにはこういう話も良いかなって。
ひらぎさんに、スカートもらったので、これで何か書いてみたかった。で、こうなりました。お話ではパンプスが主役みたいになってたけど、
レースのひらっとしたスカートも、彼女は自分に似合わないと敬遠していたってことで。
ありがとう、ひらぎさん。
ありがとう♪ コーデやお部屋の写真から、ちょこちょこお話を作っているので、
気晴らしに読んでくれたらうれしいです。
スカート、うれしかったので、これでお話を作ろう! で、こうなりました。きっと彼女には田舎で新たな出会いがある…と、思う。
悲恋かと思いきや魔法の靴絡みで、
最後はホッとするという。
クリスマスシーズンに合っていますね♪
スカート、コーデのお役に立ってよかったです。
Pガチャあまりやらないんだけど、
ニコ店絡みはね~( ;∀;)
それでかなりだぶっちゃいます。
新しいイベ始まりましたね。
3か所廻るのじゃなくて良かった♪