Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


潮の香


あなたは好きだったわね
海に近い公園のベンチで
何も言わずに座って
それでも二人はつながっていたわね
もう何年前のことだろう


あなたは好きだったわね
道を外れた隠れ家のようなカフェ
いつもあなたは5分前に来て
私も5分前に来て
同じことをするねって笑ったわね


私も好きだったわ
あなたの笑顔も暖かぬくもりも
でも知っていたの
その裏側に何かがあることを
だからわがままは言わなかった


「ごめん」ってあなたは言ったけど
何も謝る必要はないわ
あなたといて幸せだったもの
その思いで私は十分
さあ行ってちょうだい 涙か落ちる前に


そんなことを思い出した日
あのカフェに行ってみた
もうずいぶん来てなかったけど
雰囲気はあの頃のままで
いつのもカフェオレをすすっていた


もうお終いなんて
想ってもみなかったけれど
人生なんてそんなものかも知れない
人が出会って別れてまた出会って
いつしか二人に愛が下りてくるのかもしれない


好きだった
離したくなかった
別れたくなかった
でもかなわなかった
そんなものだよと誰かがささやく


いつしか私も新しい恋におちて
また愛を結ぶのかもしれない
あなたとの記憶は薄れていくけど
決して消えないものがある
愛の上塗だけはしたくないと

アバター
2017/12/01 21:18
FX-sigekさん
そうですね。出会いって不思議なもので、いつ何時か降ってきて、二人を結びつけるのものなのか
知りませんね。
二人で行ったカフェ、雰囲気さえも変わらず、残っているとは、時間を思い出しますね。
アバター
2017/12/01 09:33
みっちょんさん、おはようございます。
人は本人も自覚していなくても変わっていくもんすね。そこには変わらない部分もあると思いますけどねv
今でも変わらず残ってる店があるって幸せなことすよ。ぼくはこの間、高校時代の部活帰りに良く行っていてた高校の近所の食堂に行こうとしたらなくなってて面影すらなくなっていたからちょっと悲しかった。



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