１月２６日（日）　Ⅱ

Ⅰからつづく

第二京阪に上がってからは、早いもの。
　　あっという間に、京都（そんな、おおげさな）。
　　

カルルさん　：　Mr. Gota. Kindly stop over
　　　　　　　　at a coffee shop.
　　　　　　　　We'd like to have some coffe．

　　　　　　　 ゴタはんや、すまんが、
　　　　　　　　コーヒーショップに寄っちょくれんか。
　　　　　　　　ちと、珈琲が飲みとうなってな。


ゴタ　　　　：　There is a Starbucks there at that hotel.
　　　　　　　　How about it ?

　 　　　　　 　あのホテル行ったら、スターバックスが
　　　　　　　　あるがの。どうすんべ？


全員　　　　：　Sounds great.　　　
　　
　　　　　 　  いいじゃん。


　　　　コーヒーを飲みながら、行き先を決めます。

 　　　お客様は、祗園に行きたいと言います。
 　　　金閣寺も見たい、といいます。
 　　　忍者を見たい、と言います。（これは、ない！）
 　　　でました。嵐山。嵐山に行きたい、と言います。

　　　全部、行ったるわ。
　　　忍者はおらんから、二条城にしときなはれ。
　
　　　


　　　【まずは、祇園へ】


　　祇園は、ふたつの地域で成り立っています。
　　四条通りを境に、北部と南部。
 
　　祇園北部は、新橋通り、
    白川通りなどの保存地区、
　　南部は、縄手、花見小路、
　　有楽町あたりから、建仁寺まで。

　　建仁寺北門近くに、甲部歌舞練場があります。
　　甲部というのは、南部のこと。
　　南部、北部は、甲部、乙部とも呼ばれます。

　　それで、白川、巽橋周辺に車を止めて、お散歩。
　　ただし、お散歩は、
　　お客様だけで、行ってもらいます。
　　一応、ここは、駐車違反。おまわりさんが
　  来たら、 一周してきます。

　　
　　　　【花見小路で】

　　祇園といえば、花見小路。花見小路といえば、舞妓はん。

　　お客様、花見小路の
　「てる子」（スナック？）
　　の看板のあたりで、舞妓さんを見たという。

　　（ほんで、それがどうした？）

　　と思っていたら、


　　　　　Can I ask them to take a picture with them ?
　　　
　　　　「一緒に、写真を取っていいか、聞いてきていいか？」

　　　
　　 とおっしゃいます。


        Of course please. But I don't know the result.

　　　　「もちろん、かまいまへんで。結果は知らんけどな。」

         ヾ(＠°▽°＠)ﾉ

　　　　　車を端に寄せて止めました。
　       お客様は、技芸学校（女紅場）のほうに、
　　　　　歩いていきました。

　　　　　長いこと待ちました。その間、約１０分。

　　　 　さすがに、そばで見ていたガードマンがやって来て、

　　
　　 　　　「 きょうは、ここは、一般車両通行止め
              なので、直ちに、出てください。」


　　 　　　「　ただちに、出たいのですが、
               おトイレが、我慢できなくて、
　　　　　 　 今、おトイレ借りに行ってはんねん。
              ちょっと、待ってあげてね。」　　　


　　　　　「 じゃ、できるだけ、早くお願いしますよ。」


　　　　　「 はい、そうします。」

  


　　　　そして、お客様のお戻り。

　　　　　「 舞妓さんと写真を写してきたよ。」

　　　　と、カルルさん。

　　　　　「よかったですね。
　          （ほんまかいな？ニセ舞妓ちゃうの？）」

　　　　と、ゴタ。

　　　　でも、女子技芸学校（舞妓さんの学校）
　　　　の前で、撮ったのなら、
　　　　まんざら、偽でもなさそうだ。
　　　　　　　
　　　　まあ、せっかく気をよくして、
　　　　戻って来られたのだから、
　　　　余計なことは、言わないでおこう。

　

Ⅲにつづく
ゴタぴょん