Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


冬の星空


都会の夜空から見える星は少ない
それでも必死に輝いている
「寒くないかい?」
あなたが背中を抱いてくれる
それが何より暖かい


いつの間にか愛しあった私たち
どこへ行くのも一緒だった
あなたの好きなものは私も好きになる
私の好きなものはあなたも好きになる
そんな私達だった


草原で駆け回る私たち
海に沈む太陽を見る私たち
夜空に大輪の花を見る私たち
そんなことひとつずつが
思い出のページに刻まれた


でも何が起こったのか
亀裂が入っていった
だんだんと会う機会が間遠になって
口もあまりきかなくなって
それが最後の私達だった


あの夜空の星は何だったんだろうか
あなたのぬくもりが忘れられない
見てくれていたはずの星たちも
今はそっぽを向いて
輝きが薄れている


もっと私が大人だったら
もっと私が自立していれば
あなたを気遣うことができたのかもしれない
でもそんなの愛じゃない
今はこんなことしか言えないけど


消えていこうとする思い出
いつまでも抱きしめていたかったけど
愛なんてそんなものだろうか
確かにそこにあったものを
地下深くうずもっていくのか


今夜も星空を見上げて
いつまでもこんなことじゃいけないけど
暖かだったあのぬくもりが
いつか帰ってくるような気がして
そう あの日の星空の下で







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