Nicotto Town



商売人の善意とは


 今日は休みだったので、隣のジジイに頼まれて、吟醸新日本酒を買いに行った。日本酒飲みは、冬から出てくる新酒に目がないからねえ。

 街で評判の会津屋商店。気さくなオバちゃんとの会話が楽しい。
 オバちゃんのおススメ通りの日本酒を購入し、レジの横を見ると・・・
 おお!
 何と、あの高額日本酒、飛露喜が3本、鎮座ましましているではないか!
 ネット販売価格1升8000~12000円(田吾作調べ)の、幻の会津の名酒。
 しかし、オレがもっと驚いたのは、目の前の飛露喜の価格である。
 2980円~3210円!!!
 オバちゃんはニコッと笑って。
「ああ、これ、抽選なのよ。応募する?」
「知人(ジジイのこと)と相談してみます」
 だって、オレ、酒ほとんど飲めないんだもん。
 おお、抽選で、おそらく原価販売。
 オレは感動した。
 この3本は、常連さんたちへの感謝を込めた宝くじなのだ、きっと。
 家に帰って日本酒をジジイに渡し、ネットを開くと、会津屋商店のHPはあるが、ネット販売はしていないようである。
 ついでに、街で悪評の高いO商店を調べると、ネット販売をしていて、飛露喜の価格は10800円であった。客の顔が見えないからねえ。
~客は商品を買うんじゃない。営業マンの誠意を買うんだ~
 いつか、オレの親方が、そんなことを言ってたっけ。
 商売人の誠意のあるなし、とくと見せていただきました。

アバター
2018/01/06 12:02
ステキなお話です^^

くじが当たったかな?
あたらなくても、この心意気を見れただけでも当たりかな?w
アバター
2017/12/22 22:10
で、結局応募したんですか?

私も日本酒は飲みませんが、新潟に縁戚がいる関係で亡き父は越の寒梅が好きでした。
あるとき日本酒切らしたもので、煮物に使って泣かせた記憶が(^o^)




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