DOCTORS~最強の名医~新春SP 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/01/05 17:20:21
DOCTORS~最強の名医~新春スペシャル
テレビ朝日 1/4(木)夜9時~
▼幸せの国へ
ドクターズは2011年から始まり、今まで3シーズンの連ドラと、2回のスペシャルが放映された
人気医療ドラマで、今回はその続編のスペシャルドラマでした。
前に放映されたのがもう3年前。
その間、重鎮だったレギュラーの1人、野際陽子が他界。
ですが私はそのことをすっかり忘れていて、今回見始めて、野際が演じていた病院長が
日本を去りブータンに診療所を開いたという設定になっているのを見て、そういえば…と思い出しました。
最初の連ドラが2011年、次が13年、その次が15年と、ほぼ2年間隔で放映されてきたのに、
ここにきて3年も開いてしまったのは、野際の容態が悪かったからなのでしょうかね。
もっとも野際は昨年テレ朝が始めた昼の帯ドラ「やすらぎの郷」で重要な役を演じており、
体調不良をおして最後まで出演したらしいので、スケジュールを押さえられなかったのかもしれませんね。
視聴率的には同局のドクターXには及びませんが、同局の看板である相棒には肉薄しており、
シリーズを重ねるには充分な数を稼いでいますので、今回のSPの反響によっては連ドラあると思います。
確か野際は最近9係でもレギュラーを勤めており、9係にとって2017年という年は
忘れられない年になってしまいましたね。
▼年輪
2011年から始まったドラマということで、野際以外のレギュラーは相変わらずなのですが、
皆それぞれ年を重ねました。
すぐるちゃん役の高嶋弟は元々年齢不詳なのであまり変わりませんがw
やはり一番年輪を感じたのは主役の沢村です。
イケメンなんだけど、皺が深まるタイプの顔なんですよね…。
ヒロインの比嘉はまだアラサーなのでさほど変わらず、アラカンの蘭ちゃんもあまり変わらずでしたが、
製薬会社の渋谷を演じる滝沢、ちょっとヤバくなりましたねw
人間は大体24歳を境に成長が老化に転じるというのが私の説なのですが、
次は35歳で老化がやや激しくなってくるという、やはり私の説を体現しているかのようでした。
ちなみにその次は50代で、閉経前後でしょうかねw
▼すぐるちゃん無双
さて、お話の方は、相変わらずすぐるちゃんの独壇場といった感じで、もうあの人がほぼ主役ですよね?
このドラマはすぐるちゃんなくては成立しませんからねw
そのすぐるちゃん、野際の退場により、念願の病院長に昇進しました。
前シーズンで相良が必死になって、病院長の引退を阻止したのに、3年の間に元の木阿弥ですねw
まぁこれも野際が他界し、他の女優をあてるつもりがなかったからこうなったのでしょうけどね。
そして今回、すぐるちゃんの母親として松坂慶子が登場。
あの子にしてあの親ありといった感じで、すぐるちゃんを溺愛しているのです。
あの母親に育てられたらああなっちゃうだろうなwとは思うのですが、
すぐるちゃんが自分がスタッフたちから尊敬されているとか、毎年チョコをいっぱいもらうとか、
母親に嘘をつきまくっているのですが、それはバレてましたw
2人とも悪い人ではないんだけれど、掛け合わせるとダメになっちゃう典型ですねw
また、ついにすぐるちゃんが贔屓のホステスのナナにプロポーズしたのですが、電話で普通に断られてましたねw
その場で断らなかったのは、難手術を控えているすぐるちゃんに精神的ダメージを与えないための心遣いでしょう。
でも2人はとてもお似合いだと思いますけどね。
なかなかあそこまで出来た女性はいませんよ。
ただやっぱりすぐるちゃんの性格が災いしたんでしょうねw
ホステスにも選ぶ権利はあるよってことでw
▼きれいな肝臓
今回のクライマックスは、今まで堂上総合病院で何度か実施した生体肝移植でした。
相良はいろんなスキルに長けた医師ですが、ドクターXの大門ほどの腕があるわけではないらしく、
最後かなりハラハラさせられます。
お話的によかったのは、娘に肝臓の一部を提供した父親の肝臓が、医師や看護師たちが
今まで見たことがないくらい、とてもきれいな肝臓だったことですね。
娘は幼い頃より難病を患い、いずれ肝臓移植をしないと助からないかもしれないと言われていたため、
いつ自分の肝臓を提供してもいいように、両親ともタバコや酒を摂取せず、バランスのいい食事を心がけ、
適度な運動を欠かさなかったという、ちょっと気が遠くなるような努力をしていたのでした。
私には絶対できないわ…。
そうして、小さな頃からまともな生活ができず、年頃になって親や周囲に反抗的になっていた娘も、
親のありがたみが分かったといういいお話でした。
この娘を八重の桜、あさが来た、精霊の守り人などに出ていた鈴木梨央が好演。
今まで明るく溌剌とした役柄を演じることが多かったですが、今回は鬱屈した役でしたね。