Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


儚き恋


あなたは知っていただろうか
寒い部屋でベッドの上で
陽さを抱えて想うことは
すべてあなたのことばかり
そんな夜が続いたことを


仕方のないこと
私の愛は届かない
手を伸ばせばそこにいるのに
触れられない距離がそこにある
だから恋は空回り


もう少し素直だったら
もう少し言葉があれば
あなたに伝えられるのに
障害になるものは何もない
心根が少し足りなかったせい


でもあなたには彼女がいる
かなわない恋と知りながら
たった一つの障害が私を苦しめる
彼女をうらやむ気持ちなど
もってはいけないことだから


好きで好きでこんなに好きで
あなたの存在すら憎みそうで
別の人なんか考えられない
こうして見つめるだけでいい
本当は気づいてほしいのに


きっと彼女に笑顔を見せるのね
肩寄せ合って歩くのね
そんな思いを抱える自分が憎らしい
幸せになってほしい
だたそれを願うだけでいい


寒い街に出かけでも
想うはあなたのことばかり
人ごみの中でこんなに寂しいなんて知らなかった
でももういい
捨てに来た想いを風に乗せて




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