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シン・ドラマ汁


<新番組>FINAL CUT 感想文

<新番組>FINAL CUT #1「母のため僕はテレビに復讐する」
フジテレビ 火曜9時~
▼どんな作品?
マスコミに濡れ衣を着せられたせいで自殺した母の復讐を目論む警察官の、サスペンス復讐劇。
主演はこのドラマの撮影中に負傷したことが一時話題となった亀梨和也。
撮影は問題なく行われている模様。
見逃し無料配信は、GYAOのみで放映後1週間見ることができます。

▼後釜
この枠は昔から大阪のフジ系列テレビ局の関テレが制作しています。
復讐劇、バーターのジャニが仲間、復讐相手の家族と恋人になるなどの要素は、
草彅剛の「嘘の戦争」の型を踏襲する格好ですね。
草彅の復讐劇シリーズは、ドカンとヒットはしないものの、そこそこの視聴率は稼ぐという優良ソフトでした。
しかし昨年のスマップ解散、草彅を含む3人がジャニーズから脱退という騒動を経て、
草彅をこれまでのように起用することができなくなったものと思われます。
ジャニは意に反した脱退者にあからさまな妨害をしてくるので、草彅は香取、稲垣とともに干されたのでしょう。
しかし人気シリーズを終わらせたくない関テレは、恐らくジャニ側の要望もあって、
草彅の後釜として亀梨に白羽の矢を立てたのでしょうね。
確かに亀梨なら役者の経験も豊富で、他のジャニにはあまり見られないダークな一面も持ち合わせています。
特に「妖怪人間ベム」での亀梨の演技には、光るものがありました。
私は別段草彅のファンというわけでもなく、「嘘の戦争」も家族が見ていたのでたまに見ていたくらいですが、
業界の裏側を垣間見た気分がして、何だか複雑な思いを抱いてしまいますね。

▼深遠なテーマ
「嘘の戦争」は、一家惨殺の生き残りが犯人たちに復讐するという、言ってみればわりと単純な設定でしたが、
このファイナルカットでは、復讐相手には真犯人も入っているとは思いますが、
主な相手は無責任に過剰な報道をしたマスコミなのです。
たまにマスコミを槍玉に挙げるドラマはありますが、見ていると不思議な感覚に陥ることがあります。
自分たちを槍玉に挙げてるの?と。
テレビ局を舞台とするドラマの利点は、設定にリアリティがあることです。
他の業界が舞台のドラマと違って、他者が口を差し挟めませんよね。
そんな状況で、こんなダークサイドを見せられると、本当にこうなんじゃないの?と思ってしまいます。
いくらこのお話はフィクションですとか注釈を入れても、視聴者はさもありなんと思ってしまう。
1つの解として、これを作っているのがフジ系列の関テレだということがあります。
関テレは全国放送のワイドショーを作っていませんし、フジのワイドショーもどちらかというと地味。
まぁ今は一時期過熱しすぎたワイドショーでの放送を反省し、自粛ムードが全体的に漂っていて、
元気なのはミヤネ屋くらいですよねw
つまり劇中番組のザ・プレミアワイドをミヤネ屋、司会の百々瀬を宮根と見る人は多いのではないかと。
こんな状況でどこまで切り込んでくれるのかちょっと楽しみですが、
関テレの復讐劇シリーズはいくとこまでいっちゃうことが多いので、かなり期待はできそうです。
まぁ、あくまでフィクション前提ですけどねw

▼継続か否か
このドラマ、特に見る予定はなかったのですが、何となく見てしまったので感想書きました。
今後見るかどうかは決めていませんが、前述の通り期待できる部分もあるものの、
作りが「嘘の戦争」とほぼ同じなので、そのへんがデメリットかなと思います。
また、主人公が近づく美人姉妹の兄が真犯人ぽいのですが、まだその兄が誰なのかは分かっていません。
父親が60歳、姉妹の姉が30歳の設定なので、恐らく30代男性だとは思うのですが、
今回の登場人物の中にそれらしい人物がおらず、公式サイトの人物相関図でも伏されているので気になります。
暇があったら見続けるかもしれませんが、後は最終回だけ見てもいいタイプのドラマかなとも思いますw




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