愛の交差点
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/01/13 15:45:07
あなたと歩いてきた道筋に
一つの交差点
ひとつは右に もう一つは左に
必死に手を伸ばしたのに
何かに阻まれて握れなかった
なんという運命なのだろう
お互いに愛し合ってきたのに
こんなことってない
だんだん二人の距離ができて
もう跡形もなく消え去っていく
愛って何
こんなに簡単に壊れるものなの
お互い信じあってきたはずだった
でもあなたは行ってしまった
もう私を振り返らない
陽の光が差さない暗闇も
だんだんと明るさが差し込んで
私が立っている足元を照らす
涙という水たまりができて
これ以上進めない
大声であなたを呼んでも
こだまが返るだけで
何も戻って来はしない
あの時私の手をほどいたあなたの手は
きっと本心だったのだろう
もっともっと愛したかった
今はそれもかなわないけど
悲しみの奥に潜む何かが
私の行く手を阻んで
これ以上進めない
お願いだからあの人を返して
何に祈ればいいのだろう
頑なになったあなたの心を
私の愛で包みたい
そう いつかのあの日のように
いつまでも追いかけていると前に進まない。
優しさを貰ったものとして、前に進むしかないですね。
過ぎてみれば命短し一瞬のゆらめきかな
それが自然と言えば自然の摂理だよね