試験問題
- カテゴリ:日記
- 2018/01/14 11:25:53
大学入試センター試験 地理Bの問題。
「ノルウェーとフィンランドを舞台にしたアニメと、それぞれの国の言語の組み合わせのうち、正しいものを選べ」(要約)
「ニルスの不思議な旅」-「スウェーデン語」の組み合わせを例示した後、「ムーミン」と「小さなバイキング ビッケ」が出されていました。
問題作成者の年代は40歳後半~50歳前半と思われます。
「ムーミン」は、今の受験生も分かるでしょう。
「ニルスの不思議な旅」も例題なので、いいでしょう。
「ニルスの不思議な旅」も例題なので、いいでしょう。
が、「小さなバイキング ビッケ」?!
そんなに幅広い年代に普遍的な作品でしたっけ?
そんなに幅広い年代に普遍的な作品でしたっけ?
自分たちの年代でも、知らない人がいるような・・・。
自分もなんとなくタイトルくらいは覚えているくらいです。
自分もなんとなくタイトルくらいは覚えているくらいです。
「ウルトラマンに登場した科学特捜隊の本部は、どこにあったか?国名を答えよ。」
の方が問題として、一般的な気がします。
(↑さらにマニアックに走っている)
の方が問題として、一般的な気がします。
(↑さらにマニアックに走っている)
※
「ニルスの不思議な旅」
www9.nhk.or.jp/anime/nils/
「ムーミン」
http://moomin.co.jp/
「小さなバイキング ビッケ」
http://www.vicke.ne.jp/
我が事ながら驚きました。
たしかに、毎回、見ていましたが、これほど覚えているとは・・・。
「小さなバイキングビッケ」は知りませんでした(。。;)
よく考えてみれば、作品を知らないと解けないような問題は問題作成の時点でチェックにひっかかりますよね。
類似の問題は、今後も増えていくような気がします。
「ニルスの不思議な旅」は、ラストは切ない感じだったので、気になったらチェックしてみてください。
>姫林檎さん
問題文を注意して読めば、ヒントがちりばめられているのが分かりますね。
(説明されて、はじめてヒントと分かったのもありますが)
が、もうちょっと受験生の年代に近い作品をネタにしてもよかったのかも、とは思います。
ムーミン好きなのでたまたまフィンランドと知ってましたが、皆がご存知とは思えませんので(;^_^A
懐かしいタイトルですね(*^^*)
癒されましたぁ
母も出題者の年齢層がわかると言ってました。
たしかにムーミン以外のアニメ。わたしは知りませんでした。
「ニルスの不思議な旅」もスウェーデンで地理の副読本として使われているとか、いないとかいう話も聞いた事があります。
「ご冗談でしょう、ファインマンさん」で有名なファインマンさんも、教科書に書いてある物理現象の説明文ばかりを暗記して、目の前で、その現象が起きていてもそれが分からない学生が多すぎる、と嘆いていたそうです。
「空想科学読本」は、こういう入試問題が出るさきがけだったのかもしれません(笑)
この問題の解釈について結構な議論になっていますよね。
わたしも話を聞いた時、「なにそのカルト問題」と、思ったのですが
あちこちに書かれた文献を読んでみて、実に面白い良い問題であることに気づきました。
この問題は、アニメをみていたかどうかは問題ではないのです。
ムーミンとビッケがどこの国が舞台かということですが、
フィンランド・ノルウェーがどこにある国であるかを知っていれば推測ができるのです。
フィンランドは入江の内側に面した国、ノルウェーは外洋に面した国。
「小さなバイキングビッケ」は、
バイキングの話なのでバイキングたちは逃げにくい入江の内側の国であるフィンランドよりも
いつでも逃げ出せる外洋に面したノルウェーを根城にし、かつ活動をしていたはずです。
よって、ビッケはノルウェー。消去法によって、ムーミンはフィンランドとなるのです。
(消去法でなくても、ムーミンの絵にはモミの木が描かれており、サンタクロースの国であることをイメージしやすくなっていますが・・・)
言語を選ぶ問題についてですが、
ニスルは、スウェーデンのアニメで、スウェーデン語の「それいくら?」が書いてあります。
Aはスゥエーデン語によく似ていて、Bは全く違う。
スウェーデン・ノルウェーは、ゲルマン民族、
フィンランドはウラル民族。
ということは、スウェーデンによく似ているのはノルウェー(A)。
消去法で、Bがフィンランドとなるのです。(意味深にトナカイの絵が描いてあるし)
学校の勉強はつまらないとか、
学校で習ったことは実生活では役に立たないと思われがちだけど、
フィンランド・ノルウェー・スウエーデンの位置関係・民族歴史を知っていたら
たかがアニメでも数倍楽しめるようになるということですよね。
残念ながら、わたしは地理にも歴史にも疎くて
この問題の解釈を読んで、初めてヨーロッパの地理に興味を持ったのでした。
参考
http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2018/01/Center-Geography-Moomin.html
この3作の中では、自分は「ニルスの不思議な旅」を一番、覚えてました。
Youtubeで最終回をチラ見したら、思い出し泣きをしそうに・・・。
>M.OBrienさん
アニメ自体を知らなくても「バイキング」という言葉がヒントだったのでしょうね。
自分は、どちらがノルウェー語で、どちらがフィンランド語かの区別ができませんでした。
>カトリーヌさん
昔、流行った「ウルトラマン研究所説」みたいな問題が出てくるかもしれませんね。
そういえば、海外の大学では、ハードSFに登場した技術の理論的根拠を学生に考えさせる事があるとかいう話を聞いた事があります。
来年の地理Bの問題には、
ハイジの舞台はどこの国?
マッチ売りの少女の舞台はどこの国?
フランダースの犬の舞台はどこの国?
それぞれの舞台の国の公用語は何?
・・・なんて、どうでしょう~???(笑)
観たことない年代の人たちに出すのはどーかと思うねえw
ビッケは面白かったです♪
因みに本部はパリですなw
私としては、
『仮面ライダーは何の為に戦っているのか?オープニングを元に答えよ。』
を出題したいデス。
ビッケ ビッケ ビッケ ビッケ 小さなバイキング~♪
大男の中に小さな男の子、力ではなく知力で物事を解決していくのが
子供心に良いな~と思ってました
内容は忘れてしまってますけどね^^;
ニルスも、勿論ムーミンもしっかり観てましたよ~(^▽^)