ＦＩＮＡＬ ＣＵＴ 感想文
- カテゴリ：テレビ
- 2018/01/17 17:16:16
ＦＩＮＡＬ ＣＵＴ ＃２「消された目撃証言」
フジテレビ 火曜９時～
▼７．２
やっちまいましたねー、初回視聴率７．２％…。
いろいろ悪条件が重なったとはいえ、草彅だと軽く１０％は超えてくるところです。
まぁここ数年でテレビ業界は大きく変化を見せていて、見逃し配信の認知度が高まり、
視聴率がすべてとは言えなくなってきましたが、スポンサーにアピールできるのは
やはり視聴率ですから、低いのは望ましくないですね。
撮りながら放映するタイプのドラマだと、現場の士気にも関わりますしね。
まだ２回目ですけど、その２回目ですでに展開がパターン化してきているので、
そろそろ変化球を投げてもいい頃だと思います。
主人公が復讐相手を隠し撮りして、その映像をネタに脅迫し、行き過ぎた報道をやめさせてるだけですからね。
私も前回見て、見続けるかどうか迷うレベルだなとは思いましたが、この時間他に見るものがなく、
前枠のクイズ番組を見たついでについ見ちゃうんですよねｗ
▼敏腕女性ディレクター
今回は、大家の女性を殺したアパートの住人の取材をしている、
プレミアワイドのディレクター、真崎久美子がターゲットでした。
この女性、慶介の母親に言葉巧みに近づき、真相を語った映像をつぎはぎして、
さも犯人かのような映像に仕立てた張本人でした。
元々フリーの記者だかライターで、新卒採用の社員を目の仇にしており、
視聴者に怒りを感じさせる映像を作ることを信条としています。
この真崎を水野美紀が演じており、いつも善人を演じることが多い彼女の、意外な面が見れますね。
慶介に脅されて、逃亡した指名手配犯が嘘を語った映像を流すことは断念しましたが、
こんなことで彼女の信条はまったく揺らがないようです。
前回のプロデューサー・井出に引き続き、ディレクターまで自分の操り人形とした慶介、
何を企んでいるのかちょっと気になりますね。
▼慶介の涙
慶介が真崎と接触し、自分がどういう人間であるか告白するシーンで、涙をこぼしていました。
もちろん目薬の可能性もなくはないですが、何となく本当の涙のような気がするんですよねぇ。
あそこって、慶介が泣くべきシーンではないでしょう。
私ならむしろ、クールさや底知れぬ恐ろしさを感じさせるため、無表情で演じてもらうところです。
泣き虫の犯人ってあまり怖くないですし。
これって亀梨が慶介に感情移入しすぎて、自然に流れた涙なんじゃないですかねぇ。
だとしたら結構、役に入り込むタイプなのかもしれませんね。
▼謎の副署長
今回、佐々木蔵之助演じる高田副署長が、慶介の正体を知っていたことが明らかになりました。
公式サイトの人物紹介によると、高田は慶介の母親の事件の担当刑事だったようです。
えらい出世しましたなぁ。
この高田、プレミアワイドの百々瀬ともつながりがあるようですが、このつながりを嫌っている様子。
何か借りでもあるのでしょうか。
高田がどうストーリーに絡んでくるかも今後の見所のひとつですね。
▼謎の司会者
プレミアワイドの司会者・百々瀬ですが、なかなかつかみどころのない人物です。
番組内において百々瀬は絶大な影響力を持ち、担当のスタッフは腫れ物に触るように接しており、
いわゆる百々瀬王国となっているようです。
前回、間違った内容を報道したことに腹を立て、番組が何かの賞を受賞した時のトロフィーを、
完膚なきまで破壊するという、身の毛もよだつ行為に及ぶ一面があるかと思いきや、
今回ギリギリで嘘をつく犯人の映像を差し止めた真崎には、紙で作ったお手製のバラを贈りました。
何か印刷してある紙でしたけど、お手製ってことは結構気持ちがこもってますよね…怖い怖い。
どうやら百々瀬は正確な内容を報道することに、強い矜持があるようですが、
慶介とは今後どういう風に関わってくるのか気になりますね。
めっちゃ怖い人なんで、ラスボスの可能性もなくはないですが、そんな分かりやすい構成ではないような気もしますｗ
▼チェインストーリー
今回も見た時にはイマイチ感がすごかったですが、こうやって感想を書いているうちに、
いろいろ気になりだして見続けてしまうかもしれません。
公式サイトから、連ドラに入っていないチェインストーリーなる５分くらいの動画が配信されており、
今のところ林遣都演じるプレミアワイドの若いディレクター・小池が主役のミニドラマなのですが、
実はこちらも笑っていいのかシリアスなのかよくわからない、微妙なドラマとなっておりますｗ
