精霊の守り人 最終章 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/01/21 17:06:15
精霊の守り人 最終章 第8回「神なき世界」
NHK 土曜夜9時~
▼軍神降臨
今回は、新ヨゴとタルシュが戦う砦に、カンバルとロタの援軍を率いたチャグムが加勢し、
新ヨゴを勝利に導くも、帝は生還したチャグムを歓迎せず、援軍を追い返してしまうというお話でした。
チャグムメインでバルサの出番は少なかったですね。
チャグムの活躍は、初陣とは思えぬくらい勇猛果敢でしたが、王子としてはちょっと向こう見ずでしたね。
カンバル、ロタの兵士たちが、新ヨゴのために命を賭けて戦っているというのに、
自分が後方から見ているわけにはいかぬと、先陣を切って敵軍に突入し、ついに敵の首を挙げました。
敗戦必至の状態で、どこからともなく大軍を引き連れやってきたチャグム王子を、
新ヨゴの兵士たちは軍神だと崇めます。
というのも、チャグムが死んだと伝えられた後、帝はチャグムを軍神として祭り上げたからです。
まさに軍神が地上に降臨したかの如く見えたことでしょう。
▼聖導師の最期
戦では勝ったものの、チャグムが生還したことも、援軍を連れてきたことも、帝は気に入りません。
チャグムの幼少期、彼に宿った精霊を魔物と思い込んだ帝が、チャグムの命を狙ったことから、
父子の折り合いが悪かったこともあり、チャグムの下にトゥグムが生まれてからというもの、
帝はチャグムを目の上のたんこぶのように忌み嫌っていましたからね。
また聖導師が帝を神としての誇りを強く持つよう教育してきたため、
他国と手を結ぶことに酷く抵抗するようになってしまったのです。
帝は援軍を国に返し、チャグムを投獄するよう命じます。
正直チャグムにとっても新ヨゴにとっても最悪の事態です。
何故なら大損害を受け撤退したとはいえ、まだタルシュにはラウル王子率いる援軍が控えているからです。
そこでついに堪忍袋の緒が切れた聖導師は、帝を殺そうとしたのですが、
聖導師の動向に警戒していたモンに胸を射抜かれ、絶命してしまいました。
本当にこの帝はイライラしますね。
聖導師でなく帝が死んでいたらどんなにスッキリしたことか…w
聖導師も最期に「育て方を間違えた」などと言って帝に精神的ダメージを与えればよかったのにねぇ。
まぁ、聖導師が帝を殺そうとしたってことは、「育て方を間違えた」を体言してるわけですけど、
あの帝には口ではっきり言わないと伝わらないよw
チャグムは囚われの身になってしまいますが、そこにジンが助けに来ます。
同じ狩人でも、モンは帝派、ジンはチャグム派なんですね。
ジンは恐らくタルシュに一緒に囚われていた時に、チャグムに王としての資質を見たのでしょう。
ただその時はモンも一緒だったんですよね。
あの立派なチャグムの言動を見ても、なおも帝に忠誠を尽くすということは、
モンの帝に対する忠誠心は絶対なのですね。
▼バルサ捕まる
バルサが腐りかけていた足を切ったことで、何とか命拾いしたタンダ。
片足を失ったものの、元気を取り戻し、バルサとともにトロガイの住処に帰ろうとします。
ちょっと回復するのが早くないかって思いましたけどね。
あの状態だと満足に歩けるまでに最低でも1ヶ月くらいはかかりそうなものですが。
しかしその矢先、タルシュ帝国に捕まってしまったのです。
どうもラウルはヒュウゴがチャグムとつながっていると疑い、バルサがその手先だと思ったようです。
恐らくヒュウゴは、なるべく犠牲者を出さずにタルシュが新ヨゴを支配下に入れることを望んでいると思います。
ただそうだとすると、バルサにロタとカンバルに同盟を結ばせればよいと
アドバイスした理由がわからなくなるんですけどね。
援軍を追い返した上で徹底抗戦の様相を見せる新ヨゴに対し、ラウルは皆殺しすればよいと考えています。
これはヒュウゴにとっては最悪のパターンでしょうね。
本当に最初から最後まで、あのバカ帝に振り回されっぱなしですよね。
プライドだけ異様に高く、民衆のことをまったく見ようとしないトップがいると、
国は滅ぶという反面教師のような存在ですね。
▼ナユグの春
戦争の話ばかり出ましたが、戦争よりもっと怖い、ナユグの春がすぐ近くまで来ているようです。
こちらも国が滅ぶという危機らしいですが、水で覆われるということは、
ただ単に水面が上昇するのか、それとも津波でも来るのでしょうか。
春には気温が上がりますので、水面が上がる方が春っぽいですが、
国が滅ぶほどの勢いだとすると、津波もありえるかなと思ってます。
この危機はどうやって乗り越えるのでしょうか。
次回最終回、私の望みは帝が死んでくれることだけですw