黒い雪
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/01/31 14:16:04
壊れた市松模様のように
屋根に残っている雪
見ると
わずかに呼吸をしているかのよう
そこには車窓からの景色を見ながら
立って電車の揺れを楽しんでいる私がいた
ドアから離れ
やさしく日の差している座席に腰を下ろした
目をつぶると
急に別の世界が広がった
夢は希望は愛は
何処へ行ってしまったのだろう
電車の心地よいリズミカルな揺れが
ふいに重くぬったりとなり私を座席に縛り付けた
突然あの白い雪は
何処かへ行ってしまった
車窓に流れていくのは
まだら模様の
黒い
雪だ
どうも明るい詩が書けないですね~
書くと暗っぽくなる
灯りをつけて寝ると明るくなるのかな?
手を伸ばせば届く距離にいつもある
それが夢で希望で愛であると思っています
捕まえるのは
自分自身
感じるのも
自分自身
心の加減・・・
その通りだと思います^^
何処へも行っていないのですよ。
きっと
屋根に残っていた白い雪が
心の加減で黒い雪になったように
きっと心の加減で
夢も希望も愛もそこに在ることを実感するでしょう^^
月食はファンタスティック!
最初は外で
寒いので二階の部屋で寝転んで観ました
皆既中、赤銅色の月は平面的でなく
立体的に球に浮いて見えました?
車窓の景色も全体が流れているようで
突然「点」になってしまう事が・・・
「自分と電車だけが動いている錯覚」
例え満員電車でも自分だけの世界に一人入り込む
そんな感覚なのかも知れませんね
黒い雪は目をつぶった心の中で見えたのですから・・・
沢山の人がいるのに自分と電車だけが動いている錯覚…
詩を読みながら浮かんだ景色はとても趣き深かったです。(*^^*)
黒い雪って
今の自分の心の中?懺悔の気持ち?
そんなイメージ・・・
すすけた自分の気持ちかな?
友待つ雪
なるほどです
明後日あたりに雪が降りそう
融けずに残っている雪の笑顔が見える様です
(^-^)
黒い雪って、薄汚れた感じがするよね
それと、辺り一面を埋め尽くしていた雪は、純白で気高い思いのイメージ。
真白きは
夢や希望の
気高さよ
友待つ雪が
車窓に揺れる
「母さん、僕のあの白い雪は、どうしたんでせうね?」
こんな感じで、少年から大人へなって行く様子が思い浮かびます。
卒業して田舎へ帰る車窓より見たいな感じ。(イルカ なごり雪?)
妄想全開でした。
※友待つ雪:次に降る雪を待っているかのように、残っている雪だそうです。なごり雪。