５月１９日（月）Ⅲ

Ⅱからつづく

  ヾ(＠^▽^＠)ﾉ　
　
　　　　　【切符売り場】


切符
販売所　：　次の亀岡行きは、１時１０分です。
　　　　　　今、１２時５０分ですから、
　　　　　　あと、２０分お待ち下さい。


ゴタ　　：　じゃ、そこで、
　　　　　　うどんを食べてきましょう。


切符
販売所　：　あ、すみません。
　　　　　　そんなに時間はありませんよ。
　　　　　　１０分前には、ホームに
　　　　　　入っていただきますから。


ゴタ　　：　そしたら、自由時間は、
　　　　　　１０分だけなのですか。
　　　　　　中途半端やな。

　　　　　(^_^)v


　　　　みなさん、栗を買って食べる人、
　　　　ソフトクリームを買う人、
　　　　じっと、堪え忍んでいる人、
　　　　待ち方は、様々です。

　　　　駅員さんが、誘導を開始しました。
　　　　ゴタは、残ることにしました。

　　　　今回は、舟ではなく、同じトロッコで、
　　　　往復して、戻るので、ガイドがいなくても
　　　　大丈夫でしょう、

　　　　ということで、ゴタには、うどんでも、
　　　　ソフトクリームでも、
　　　　好きなものを食べる時間が出来ました。

　　　　うどんを食べようと思ったが、
　　　　何だか、がさつで、やかましいグループが、
　　　　来なくていいのに、わざわざ
　　　　ゴタのテーブルにお座りになりました。

　
　　　　　　（ああ、うっとし）　


グループ
のひとり：　ねえねえ、このあと、どこへ行くの？


ゴタ　　：　（好きなとこ、行ってや・・・）

　　　　　　（あ、焼きおにぎり、食べよ。）


グループ
の別の
お一人　　：　金閣寺へ行くんだってさ。


ゴタ　　　：　（もう、うっとし。来るな。
　　　　　　　　こっちも、金閣寺行くんじゃ。）


グループの
また別の
お一人　　：　ああ、はら減った。うどん食べようか。


ゴタ　　　：　（ 好きなもん、食べなはれ。）
　　　　　　　（ ああ、邪魔や、そのカバン）
　　　　　　　（ もっと、向こう持って行け。
　　　　　　　　 ここで、焼おにぎり食べるんやから！）


売店　　　：　焼おにぎりの
　　　　　　　お客さん、できましたよ。


ゴタ　　　：　はーい。


グループの
またまた
別の誰か　：　ああ、焼おにぎり食べよか。


ゴタ　　　：　（真似すんな。うどん食うとけ。）　　　　　　　



　　　うるさいのは、どっかへ、行きました。
　　　再び、駅には、平和が戻りました。
　　　では、きつねうどんを・・・

　　　思う間もなく、鉄橋を、保津峡駅を通り過ぎ
　　　亀岡で折り返したトロッコは、
　　　まもなく駅に入るのだそうです。

　　　　
ゴタ　　　：（ うどんは、家に帰ってから、
　　　　　　 　自分で作ろう。
　　　　　　 　きつねを入れて、天ぷらを入れて、
　　　　　　 　ネコは入れずに、ネギ入れて・・・）

            　ヾ(＠^▽^＠)ﾉ　

　　　トロッコが到着です。
　　　ゴタ、改札代わりの出口で待ちます。
　　　いろんな人が楽しそうに、出てきます。
　　　　　　　　　
　　　　　（トロッコは、楽しいんだ。）

　　　人々の顔を見ると、
　　　そういうことが、よくわかります。
　　　　　　　　　　　

　　　ゴタの生まれた町にトロッコが走ったのは、
　　　もう随分、昔のこと。
　　　当時、ゴタ家は、放出の城東貨物線から、
　　　少し離れたところにあったが、
　　　夜には、汽笛が、いつも鳴っていて。

　　　ゴタにとって、貨物は、
　　　時計のボーンという音と同じものであった。


みなさん　：　We enjoyed a lot. So splendid ・・・
　　　　　　　よかったわよ。ほんとに・・・


ゴタ　　　：　( そら、よござんした。
　　　　　　　　貨物車に乗って、
　　　　　　　　よろこんでもらえたら・・）


Ⅳにつづく
ゴタぴょん