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相棒 seaon16 感想文

相棒 seaon16 第18話「ロスト~真相喪失」
テレビ朝日 水曜夜9時~
▼ロスト・イン・トランスレーション
今回は、関東一円のATMから2億5千万の現金が、大勢の出し子により引き出された事件と、
ある町工場の社長が撲殺された事件が関係してくるというお話でした。
最初に分かった共通点は、出し子の1人が以前その工場で働いていたということ。
しかし関係者のほとんどが中国人だったので、捜査は難航します。
警視庁では国内でも外国人が絡む事件が増えているため、通訳専門の捜査官がいて、
民間からも登用しているようですね。
今回登場した西村という通訳捜査官は民間ではなく警視庁の人間です。
殺人現場に通じている部屋に、中国人女性の従業員のシャオリーが1人隠れていたことから、
彼女が何か目撃しているのではないかと事情を聴取しますが、西村の通訳では何も見ていないと証言。
また、出し子の1人がシャオリーと同郷で、その出し子の取り調べも西村が通訳していたことが分かりました。
そして、当初何もしゃべろうとしなかった2人が、西村が何か話しかけたことから、態度を翻したことも分かります。
出し子とシャオリー、そして西村の関係が焦点となった事件でした。

▼以下ネタバレご注意!
西村には、子供の頃離婚して故郷に帰った中国人の母親がいました。
シャオリーはその母親が再婚して生んだ娘、つまり西村の妹だったのです。
それを教えたのがシャオリーと同郷の出し子の中国人男性だったというわけです。
西村は小さい頃に別れた母親に憧憬を抱いており、そのせいで中国語を学んだり、中国人のためにボランティアで
日本語の講師をやったりしていて、血を分けた妹を無事中国に帰そうと考えたのですね。
しかし実はこれは直接事件に関係ありません。
もちろん警察を欺いたことは罪になるとは思いますが。
殺人事件の犯人は、中国人従業員に同情的な専務でした。
ATMの事件に関わっていた社長は、引き出した金を工場の運転資金に回そうとしたのですが、
折悪しく専務に見られてしまい、専務は出所の分からないその金を、従業員たちの未払いの給料に
充てるよう頼むのですが、社長は断るどころか従業員を皆クビにすると言い出したので、
カッとなった専務に殺されてしまったというわけです。
シャオリーも実は社長に頼まれて中国人の出し子を一部斡旋していたので、罪は免れないのかな?
ただどういう仕事か分からず頼まれていたフシもあるので、罪があるかどうかは微妙ですね。
シャオリーが何も証言しようとしなかったのは、専務が中国人従業員からとても慕われていたからでしょう。
専務は社長を殺して奪った金を、捕まる寸前まで未払いの賃金に充てようとしていました。
基本いい人なんですけど、やっぱり殺しはだめだよね…。

▼中国系キャスト
今回のメインゲストであるシャオリーと西村は、どちらとも日本人です。
西村役の矢野浩二は、役者になって中国の映画のオファーが来てから中国語を学び、
それからコンスタントに中国の映画やテレビに出演、今や中国で一番有名な日本人俳優と言われています。
日本でも最近露出が増えてきましたが、中国語を活かした役につくことが多いようですね。
シャオリー役の森迫永依は、20歳にして芸歴15年の人気子役上がりの女優さん。
私も子供の頃は何度か見たのを覚えています。
久々に見たので、誰だか分かりませんでした。
てか、てっきり中国人の女優さんだとばかり思ってましたよw
成長してからは露出が減りましたが、この方お母さんが中国人の日中ハーフなので、
これからはこういった中国語を活かした役に起用されることが多くなるかもしれないですね。
他にも韓国語や英語も得意なようです。




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