ゴタぴょんの日記 2014年7月1日 Ⅲ
- カテゴリ:日記
- 2018/03/05 06:32:01
7月1日(火)Ⅲ
Ⅱからつづく
【東大寺】
東大寺に到着。プライベート・ツアーの場合、
日程表というものは、特にありません。
お客様と、その都度、相談しながら、
進めてもOKです。
一番、いい方法は、お客様の
「日本ガイドブック」
をちょっと、拝借。
すると、行きたいところに、印がつけられています。
そして、奈良観光の場合、間違いなく、
「東大寺」がトップに君臨します。
奈良観光ベスト10
1: 東大寺
2: 奈良公園
3: 興福寺
4: 春日大社
5: 法隆寺
6: 依水園
7: 吉城園
8: 唐招提寺
9: 薬師寺
10: ならまち
(ゴタの経験による、ええかげんなデータ)
さて、賓頭盧尊者の木像の前。
奥様 : Oh wonderful. The Buddha is
sitting outside to greet us.
あーら、素敵。
お釈迦さまが、お出迎えですわ。
ゴタ : He's not Buddha. He's one of
Buddha's 16 Rakan disciples.
その人、お釈迦さまじゃないんです。
16羅漢のおひとりです。
奥様: Rakan ?
羅漢って?
ゴタ : Rakan derives from arahat in Sunskrit.
Its nominative is arahan.
Rakan originally was called Arakan.
And this Arakan is
what arahan turned out.
羅漢さんは、サンスクリット語の
アラハットが語源です。
その主格がアラハンでして、
それが、アラカンになりました。
敷居を跨いで中に入ります。大きな仏様が鎮座しています。
昔、こんな漫才があった。
漫才師A : 奈良の大仏と、上野の西郷隆盛がけんかをしたら、
どっちが勝つか?
漫才師B : わからないよ。
漫才師A : そんなことも、わからんのか? いいか。
答は、奈良の大仏だ。
漫才師B : どうしてさ?
漫才師A : 奈良の大仏は、仏像(ぶつぞう=ぶつぞ!)
西郷隆盛の像は、銅像(どうぞう=どうぞ!)
「ぶつぞ!」 と言われて、「どうぞ!」
と言って、ぶたせたら、負けじゃないか。
だが、ここ、奈良の仏像も、
銅で、鋳造された、銅像であります。
西郷隆盛の像と、この廬舎那仏(るしゃなぶつ)
の像が、出会った
としても、お互い、「どうぞ」(銅像)
と遠慮しあうから、けんか
は、いたしません。
発願(建てろと言った人)は、聖武天皇。
開基は、良弁(ろうべん)。
大仏開眼は、752年AD。
ただし、開眼当時の寺の名称は、
「大和国金光明寺」
といった。
のち、東のおおでら(大寺)、
そして、東大寺と、呼ばれるようになった。
ただし、治承4年(1180年)と、
永禄10年(1567年)の二度、
戦火で焼失。もちろん、
火を放ったほうが、仏敵だけど、
また、寺のほうも、従順ではなかった。
「 こんなおおきな大仏さまが、
後ろ盾なら、平家なんぞ、恐れるに足らず。」
というような、うぬぼれが、
寺には、あったのかも知れない。
当時の奈良は、
興福寺と合わせ、
南都六宗と呼ばれる、絶大な力があったのです。
さて、このブロンズ像、
重さは、蓮華座と合わせ、
380トン。座高14.98m。
(創建時は、16m)。顔の長さ、5.33m。
鋳造は、「三箇年八ヶ度」と言われており、
747年11月6日に開始、
749年12月8日に終了。
この3年間に、8回に分けて、鋳造したため、
このように、呼ばれています。
Ⅳにつづく
ゴタタぴょん