西郷どん 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/03/05 16:41:19
西郷どん 第9回「江戸のヒー様」
NHK 日曜夜8時~
▼新キャラ続々
2ヶ月に渡り、西郷隆盛の地元での少年~青年期が描かれましたが、3月からは漸く江戸勤番編です。
一部を除きキャストも刷新され、幕府の要人や他藩の藩主・藩士など、
今までと打って変わってバラエティに富んだキャラクターが目白押しです。
中でも一番重要な新キャラは、サブタイにもなっているヒー様。
予告でヒー様って誰だろうと思って公式サイトを見てみたら、普通に一橋慶喜って書いてあってがっかりw
これは知らなかった方が楽しめましたね…。
その慶喜に、平清盛で美しき後白河法皇を演じた松田翔太。眼福すぎる。
大河の篤姫では、14代将軍の徳川家茂を演じたんですよね。
それが今回は徳川慶喜ですか。奇縁ですねぇ。
CMでは大人気の松田翔太ですが、ドラマは意外と出てないんですよね。
どうも性格がワガママというか、俳優としてのプライドが異様に高いらしくて、現場では使いづらいらしいですなw
CMのような短期間で撮影が終わるようなものが向いているのかもしれないですね。
今はauの桃太郎役でブイブイ言わせてますが、昔ソフバンの白戸家にもちょこっと出てたことあるんですよねw
いかんいかん、松田翔太好きなんで彼の話ばかりに終始してしまいそう。
他にも元水戸藩主・徳川斉昭に伊武雅刀、彦根藩主・井伊直弼に佐野史郎、
第13代将軍・徳川家定に又吉直樹など、豪華かつ個性的なメンツが揃い踏み。
特に家定に又吉ってのは驚きましたね。確かに彼ならあの難しい役をこなせそう。
ちなみに大河の篤姫の時は、堺雅人だったんですよねw
又吉直樹と北川景子のカップルか…。
恐らく又吉が芥川賞を受賞しなければ、ありえないカップルだったでしょうねw
他にも、品川宿の磯田屋という、薩摩藩士が定宿としていた宿屋の給仕・ふきを、高梨臨が演じます。
ふきは数年前に西郷が助けようとして助けられず、売られていった薩摩の貧乏な農家の娘。
あの時の女の子がこういう形で出てくるとは思いませんでした。
しかもふきはヒー様のお気に入り。
今後恋愛模様に絡んでくるかもしれませんが、所詮は一介の酌婦ですしね…。
▼お庭方
さて今回は、前半は吉之助が始めて江戸に出てきて、薩摩藩邸で三十八番と呼ばれることになったり、
大山、有村、ふきと再会したり、ヒー様と呼ばれる金持ち風の遊び人と知り合ったことが描かれました。
ほぼ新登場の人物の顔見せのようなもので、上記で感想は書いてしまったのでここで繰り返し書くことはないですw
後半は吉之助が斉彬のお庭方になり、斉彬の攘夷活動の密偵として動くことになり、
早速徳川斉昭のところに書状を持って行き、そこで斉昭と話し、ちょうどやってきたヒー様が
斉昭の息子・一橋慶喜であることがわかったところまで描かれました。
斉彬の密命を受けて動いているとはいえ、普通なら吉之助のような下級武士が
御三家の元藩主と同じ座敷で顔を合わせて話せるような立場ではないはずです。
言ってみれば斉昭は水戸黄門とまったく同じ立場ですからね。
それなのに書状を破り捨てた斉昭に食ってかかったり、疑問に思ったことを質問したりして、
かなりヒヤヒヤしましたw
お庭方になってすぐ徳川斉昭に会ったかどうかは定かではないのですが、
こんな感じで吉之助は少しずつ顔を売って行ったのでしょうね。
一番疑問に思ったのは、そもそも千人からいた江戸勤番の薩摩藩士の中で、
何故吉之助がお庭方に選ばれたか、ですよね。
ドラマでは子供の頃から縁があったように描かれてましたが、実際は斉彬が襲封後、有能な人材を見出すため
藩士たちに意見書を募り、吉之助がそれに応じて何度も意見書を出し、それが斉彬の目に留まったからです。
その意見書は現存しておらず、どのような内容だったかは分かりませんが、文章だけでいきなり
お庭方に抜擢されたのですから、よほど優れていたか、その人となりを表していたのではないかと思います。
そして吉之助はお庭方になってから、初めて斉彬と対面したのです。