ゴタぴょんの日記 2014年7月1日 Ⅳ
- カテゴリ:日記
- 2018/03/06 08:49:47
7月1日 (火)Ⅳ
Ⅲからつづく
【依水園へ】
東大寺から、歩いて行きます。
この歩く距離は、1キロほどあります。
約10分間の途切れないガイドが必要です。
お客様の、「遠いなあ」
という気持ちをはくらかすテクニック?
西塔跡の前を通りますので、
ここで、七重の塔の話。その北側の
戒壇院の話など。
なのですが、
ようやく依水園にたどりついたら、休園日でした。
アホのガイドがつくと、お客様は、大変迷惑をします。
こんなもの、前日にでも、
確認しておけ、アホー。と、自分を
責めてみるが、意味なし。
ゴタ : That's no problem. I didn't mean this garden.
I meant the one over there.
大丈夫です。この庭のことを言っていたのではありません。
その向こうの庭園ですよ。
The garden is called " Yoshiki- en Garden"
It once belonged to the Kofukuji Temple.
It was not until the Meiji era
(days after the feudal times
was over in mid 19th)
that this garden was handed over to a commoner.
The garden as we see today was built in 1919.
庭園の名は、吉城園。嘗て
興福寺の一角でしたが、明治時代になって、
民間に、移し渡されました。
【きょうは、お茶席が設けられていました。】
石段を登ったところに、お茶室があります。
案内ミス(休園の依水園にお連れしたこと)
のお詫びに、
ひとり、600円席料を、山田が申し出ました。
「どうせ、免許証と、
現金30000円を
入れていたサイフを失った身の上。
今更、1800円に驚く私ではない。」
しかし、人生は、皮肉なもので、
お茶をいただいている真っ最中に電話が
ありました。
電話 : もしもし、こちら、摂南病院ですが、
ゴタさんのサイフをお預かりしております。
午後5寺30分まで、受付で、保管しておりますので、
取りに来ていただけますか?
ゴタ : は、はーい。
でも、午後8時でもいいですか?
電話 : 私は、5時30分で、
勤務が終わりますので、倉田という者に、
引き継ぎしておきます。
天から、摩訶曼珠沙華と摩訶曼荼羅華と、
摩訶優曇華の花が降り注ぎ、
羽衣を纏った天女たちが舞い降り、妓楽、
雅楽を奏ではじめた瞬間でした。
【教訓】
人に施せば、福徳、我が身に及ぶ。
サイフを紛失したら、人にお茶をおごれば、よい。(山田)
尚、その受付に、
誰が親切に届けてくださったのか、聞いて見たが、
届け人は不明とのこと。
タクシー運転手が届けてくれたはずである。
なぜなら、最後にサイフを見たのは、タクシーの中だったから。
しかも、乗ったのは、摂南病院からだったし。その人が
名乗りでない以上、ゴタは、お礼の述べようがありません。
( ゴタは、この日、
父をこの病院の泌尿器科へ連れて行きました。)
【教訓2】 サイフが帰ってきたのは、
ふるさとが恋しかったのだろう。
サイフに好かれる人間になりましょう。
届け人不在なので、
お礼に1割(4000円ほどか)
支払うことは、免れた。
そして、眼前のお客様をちらりと見る。
「 ああ、めぐり巡って、
この人たちが、1割の中の2割ほど、
ゴタのお礼を
受け取って下さったのです。ありがとう。」
心で、そのようなお礼を述べました。
庭園をお散歩。ゴタ、和田ちゃんに電話。吉城園まで、迎えに来てちょ。
和田ちゃん : えー?わかんない。どこなの?ヨシキエンって?
ゴタ : 県庁の東べらを北に進んで下さい。わからなければ、
県庁の駐車場の近くでいいです。
和田ちゃん : あれかい?若草山が見える方が、東だな?
ゴタ : そうだけど、北と南を間違えたら、会えなくなってしまうから、
もう、そこにいてね。
和田ちゃん : おいおい、東がわかれば、北も南もわかるよ。
ゴタ : じゃ、東北角にいてね。
和田ちゃん: オッケー。
日産レンタカーは、どの車も、
ナビが装着されているので、器械音痴でなければ、
吉城園は、わかると思います。
ただ、和田ちゃんには、
「依水園」
に行く旨を言っていたので、びっくりしたのでしょう。
Ⅴにつづく
ゴタぴょん