東日本大震災発生直後、名古屋に赴任していた私は、その一月後に仙台事業所再建のため宮城県に赴いた。

仙台空港付近にあるセンターは津波の影響をもろに受け、異臭を放つ瓦礫や数々の車両、挙句にセスナ機まで流れ着く有様で、その悲惨な状況は今でも鮮明に頭をよぎる･･･。

現場には、昼は信号機が点かない国道を走り、夜は目印となる明かりも無い道を通ったものでした･･･。

仙台市内の宿泊先の旅館では、部屋と部屋との間に段差が出来、給湯器が破損して水しか出ないお風呂屋や、余震の度に漆喰塗りの壁がポロポロと剥がれ、それが枕元に落ちるというような状況の中で数日泊まった日々がまるで昨日の事のようです。

　あれから７年経って今も思う事は「東北の人は強い!」と言う事です。