別離
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/03/15 12:42:37
もしもあなたが行ってしまうとわかっていたら
もっと愛情を注ぎこんだのに
もしもあなたが背を向けるなら
走ってその背中を抱きしめたのに
もしも もしも もしも
あなたとの時間が帰らないなら
私はどうしていただろうか
花追をして巡り歩いたり
川面の流れを眺めたり
でももうそれもうわべだけ
うわべだけでもよかった
あなたと会えるならよかった
なのにもう会えない
嘘でもいいから愛してほしかった
求めたのはただそれだけ
追いかけても追いかけても
あなたにはたどりつけない
二人の速さが違い過ぎて
届かなかったのかもしれない
この手を思い切り延ばしたのに
別れの夜は辛すぎて
この身から離れようとしない
何が悪かったのか
誰が悪かったのか
分からないまま夜が明ける
いつもの待ち合わせ場所に一人佇んで
もしかしたらあなたが来るようで
雨の日も風の日も
そんな予感を胸にしても
かなうことなどないのに
もうさよなら
いつまでたってもあなたは来ない
この想いを胸にしたまま
歩いていかなきゃいけない
例え嵐の風を受けても
そんなこともありますね。たらればを言えばきりがないけど、後悔することもありますよね。
分岐点って難しい。別れもあるし、出会いもありますしね。
分岐点からの微妙な行動でパラレルワールドみたいに分かれてるのかなーとか。
考えることありません?