[SI39]科捜研の女
- カテゴリ:テレビ
- 2018/03/16 16:21:43
科捜研の女 File.17「200の鑑定」 テレビ朝日 木曜夜8時~
今回は通算200回記念ということで、櫻井氏筆の渾身の社会派ストーリーでした。
事件はある人気ラーメン店の2階が焼け、そこで寝ていた古株の店員が焼死したというもの。
結果から言うと、店員が厨房で吸った煙草の火の不始末だったのですが、数々の偶然が重なり、当初煙草を吸った痕跡がない2階の倉庫からの出火のように見えたのと、若い2代目の店主が死んだ店員と不仲だったことや、出火当時店の近くを歩いていたことなどから、保険金目的の放火殺人の線が出てきたのです。
この出火原因とそれを突き止めた経緯も見ものでしたが、今回のテーマはいわゆる働き方改革の弊害でした。
日野所長が倒れ、その妻が公災を申請し、警務部長はそれをきっかけに以前から検討していた服務規定の一部改訂を通達、それにより現場の刑事やマリコたち科捜研の研究員まで、今までのように何日も職場に連泊して捜査に当たることができなくなってしまったのです。
捜査や鑑定の途中であまり面識のない捜査員たちに引継ぎが行われ、マリコや土門たちが休んでいる間に、引継ぎした捜査員たちが店主を犯人として送検してしまい、結果冤罪を生み出してしまいました。
そして久々に芝監察官が登場、どうしてこのようなことになってしまったのか、捜査員や管理職に問いただし、結果いきなり服務規定を改訂したため、引継ぎがうまくいかなかったのが原因であると分析しました。
そして警務部長に一般市民を犠牲にするようなことはあってはならないと力説するのですが、警務部長は捜査員やその家庭を守るために、服務規定の改訂はなくてはならないと考えていると、一歩も譲りません。
一体どうすれば仕事に障害がなく、長時間労働を根絶できるのか。
これは現政権が実施しようとしている働き方改革の最大のネックだと思います。
櫻井氏はこの脚本を通じ、ただ労働時間だけを考慮すればいいものではないということを、世間に問いかけているような気がしました。
そして彼が導き出した答えを、最後に日野所長に言わせてましたね。
でもなかなか現実ではそう簡単にうまくいかないですよね。
今までもマリコはたびたび仲間や風丘に無理を言って長時間労働をさせてきましたが、これからはそういうことも気軽にできなくなるかもしれませんね。
今までもマリコはたびたび仲間や風丘に無理を言って長時間労働をさせてきましたが、これからはそういうことも気軽にできなくなるかもしれませんね。
呂太クンファンとはお目が高い!
彼が主演した仮面ライダーオーズは、シリーズの中でも1、2位を争うくらい好きです。
勝手にさつき先生を酷使するべからず。ですね。
そうそう、今週最終回ですね。
次シーズンは半年後でしょうか。