色
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/03/20 10:44:29
クリーム色のカーディガン
寒い時にははおって
暖かな日には脱いで
あまり買わない色だったけど
あなたが似合うと言ってくれたから
そんなあなただったけど
自分は黒ばかり着ていて
似合うんだよと言いながら
私に笑顔を見せた
本当に似合っていた
たくさんの色の中から
自分に合う色を見つけるのは難しい
クリーム色には何色を合わせたらいいのかとか
この色は合うかしらとか
あなたの好みばかりが先走る
七色の虹が出たら
あなたは何色を選ぶだろうか
虹の向こうには何があるのか
そんなそんなことも知らないままに
向こう側にあなたは行った
帰って来ないあなたを待っても
何も起こらないことはわかっていて
でも待つことしかできなくて
迷いが心を包み込み
クリーム色に涙が落ちるだけ
あなたが似合うといったのに
あなたが好きだといったのに
この静けさは何だろう
何もかもに弾かれたように
足元に黒い影ができる
黒が好きだったあなた
あなたの足元にも影はあるだろう
その黒に吸い込まれていないだろうか
遠くから祈るしかない私に
何もわからないことが辛い
もう帰らないのね
もうあきらめるのね
あなたともっといたかったけど
それももうかなわないのね
クリーム色が春風に揺れる
黒と紺色がお好きなですね。私もそうです。合わせる服に選びやすいから。
学生の頃、お気に入りだだ私としては珍しく買ったクリーム色のスカート、
チョコのアイスクリームを落として着られなくなってしまいました。
確かにそうですね。黒は合わせやすい色かも。
でも、また悲しみの色かもしれません。
春風にクリーム色、似合うよと言ってくれた
ことは、毎春思い出すでしょうね。
うんうん・・「黒が好きだつたあなた・・」
私も黒は好きなんですが・・車の色もほんらい黒色が良いのですが・・なぜか違う色ですが・・
服は婚色か黒ですね!
そうですね、黒の方があわせ易い色かと。
クリーム色はちょっと勇気が要りますねw