西郷どん 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/04/09 16:28:17
西郷どん 第13回「変わらない友」
NHK 日曜夜8時~
▼スペシャル
前回は「西郷どんスペシャル」と銘打ち、西郷役の鈴木と斉彬役の渡辺謙の対談を中心に、
ドラマのオフショットや過去の大河の映像などを交えた特番が放映されたのですが、
ネットの情報から見ると、これはどうもNHKが働き方改革を振興するためのお休みだったようです。
今まで大河ドラマは選挙の特番があっても時間をズラして放映するなど、休んだことがありませんでした。
それがいきなり本放送の時間にこんなスペシャルが放映されたのだから、
昔からの大河視聴者はさぞかし面食らったことでしょう。
事前に知っていた私ですら、どうして?という疑問が拭えなかったくらいですからね。
事実、ネットではスペシャルの内容と、それを放映したことに対する評判が悪いという情報が流れてます。
中には話の途中でスペシャルを放映したことにより、
視聴率が低下するのではないかという懸念すら囁かれています。
しかし実はドラマ業界には「1回休んだ後は視聴率が上がる」というジンクスがあるのです。
1度も休んだことがない大河に、このジンクスが当てはまるかどうかはわかりませんが、
あまりガタガタ言うほどのことではないかなと思いますね。
最近あまり大したことでもないのに、苦情言う人多すぎますよ。
これが不寛容な社会ってやつですかね。
▼懐かしの薩摩
今回は、吉之助に久々の帰郷が許されるというお話でした。
なんと吉之助が薩摩を出てから3年以上の月日が流れていたんですね。
弟も妹もデカくなってましたw
一番上の妹の琴は、吉之助が江戸にいる間に結婚して家を出てたんですね。
そして西郷家には前に借りた100両と吉之助の江戸行きのために借りた金とで、
危うく家まで失いそうになってましたが、琴の夫がどこぞから金を借りてきて何とかなった様子。
確かあの借りた100両は、明治時代になるまで返せなかったんですよねw
維新三傑の筆頭であるのに、こんなに貧乏なのは、
どう考えてもこの時代のシステムがおかしいとしか思えないです(;´Д`)
▼喧嘩するほど仲がよい
吉之助が殿に気に入られて、殿の直々の命令で動いていることに、家族も友人も興味津々。
しかし吉之助の仕事は例え同じ藩士であっても口外できるような仕事ではなく、
帰って早々吉之助と友人たちの間に溝ができてしまいます。
正助はその雰囲気を払拭しようと、自分に縁談があることを告白。
皆に祝福を受けるのですが、肝心の婚礼の日、吉之助は殿に呼び出されて登城してしまいます。
そこで吉之助は再び江戸に赴くよう命じられ、その際斉彬に正助の登用を頼み込みます。
さすがにいきなり江戸までは許されず、熊本まででしたかね。
しかしそれを知った正助は怒ります。
殿に可愛がられている吉之助が羨ましいのと同時に、自分は自分で何とか久光の目に留まろうと
励んでいるのに、これっていわゆるコネですよね。
それにすがって出世したと言われるのが悔しかったのでしょう。
しかし娶ったばかりの妻に旅支度をされ、父親にも説得され結局行くことに。
この妻はできた女ですね。
西郷の最初の妻とは大違いだなw
まぁ両親も健在で西郷家ほどの大家族でもなさそうなので、少し余裕があるのでしょうか。
しかし実際に大久保利通が歴史の表舞台に出てくるのはもう少し先になりますね。
▼他の動静
将軍家に輿入れした篤姫は、初めて将軍・家定と対面。
その奇行に目を丸くします。
家定の方は篤姫が体が丈夫で滅多なことでは死なないと言ったため、
多分気に入ったんじゃないでしょうかねw
この奇妙な夫婦のシーンは、もっとじっくり見たいものです。
一方、阿部正弘が他界してしまいました。
享年39歳で、江戸城で急死したそうです。
癌説、過労死説、暗殺説などがあり、正確な死因はわかっていません。
ちなみに結構な肥満体だったらしいですw
出身は江戸で、ほとんど江戸にいましたが、本当は備後福山藩の藩主でした。
国許に帰ったのは一度だけと言います。
とにかく斉彬と懇意だった阿部の死により、斉彬は幕府の中でかなり立場が悪くなりました。
そしてこれはかの悪名高き安政の大獄の序曲でもあります。
吉之助は薩摩に帰る道すがら京都で、かの月照と会っています。
波乱の人生の幕開けですね。