Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


キャンパス


試験前のキャンパスはごったがえし
今まで出てこなかった学生が
誰かのノートを当てにしている
僕のノートも何人の人に貸したことか
真面目に来いよとため息をつく


そんな中に彼女がいた
こんな状態で会うなんて思わなかった
彼女の横には彼がいる
二人で笑いながら人ごみを抜ける
それが僕だったらいいのに


僕は本当は冷たい男
君が好きだと知りながら
別の女の子と付き合って
抱きしめたり抱きしめられたり
でも嘘はつけなかった


結局別れた僕たち
可愛そうなことをした
こんな僕には君を愛する資格などない
ただ遠くから見ているだけしかない
愛から遠ざかった僕には


僕の後ろで気送ったあの子
どうしようもない悲しみを背舞わせてしまった
その悲しみを心に秘めたまま
次の一歩を踏み出せるのだろうか
それだけが悪者のぼくには心配


笑顔が美しい彼と彼女
まぶしいほどに光っている
こんな混雑の中で出会うなんて
僕は何もしてないのに
多分神様のいじわるなふるまい


人ごみに隠れた僕
もう君には会いたくない
本当は会いたい でも
もう届かないものと知るのなら
風のように僕は通り過ぎるだろう




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