ブラックペアン 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/05/22 16:57:21
ブラックペアン 第5話
TBS 日曜夜9時~
▼論文取り下げ
今回は、やっとスナイプの論文の決着がついたと思ったら、論文の症例の1つとなった
前回手術した少女の心臓に異変が起き、特殊な血液のため「ダーウィン」という
内視鏡下手術支援ロボットを使って手術することになる…というお話でした。
スナイプの論文に西崎の名前が書かれたことにより、インパクトファクターは
西崎に加点されることになり、佐伯が負けを喫したことになるかと思いきや、
検査の結果、少女の心臓に異変が起きていることが発覚。
高階が西崎に報告すると、検査結果を公表するなと言われるのですが、
すでに佐伯や渡海はその結果を予測しており、論文に名前が掲載されていた佐伯は、
論文を取り下げると言い出したのです。
西崎は怒り、高科を見放します。
この時点ですでに何かいろいろと酷いw
高階は少女を助けるため、手術で何とかできないかと画策しますが、
渡海は投薬で様子を見ることを提案。
佐伯は少女の担当を高階から渡海へ変更を命じますが、高階は少女とサッカーをするという
約束を守るため、あきらめませんでした。
渡海は根本的な解決にはならないのに、なぜか増血剤を絶えず使用していました。
これが後に少女の命を救うことになります。
▼ダーウィン始動
佐伯の懐柔に従わず、西崎からは見放された高階は、
コウモリよろしくどっちつかずの立場になり、後ろ盾を失ってしまいます。
その立場を逆に利用しようと考えた高階は、ダーウィンという内視鏡を使った
最新ロボットを使おうと考えます。
ダーウィンは開胸することなく手術が行えるので、特殊な血液を持つ少女でも、
体に負担が少なく手術ができるのです。
しかしダーウィンは帝華大にしかありません。
西崎が素直に少女の転院を認めるはずもなく、東城医大でも転院は好ましく思われません。
そこで高階は、東城医大にダーウィンを貸し出すよう、西崎に頼んだのです。
それなら成功すれば論文は完成して西崎にインパクトファクターが入るし、
失敗したとしても東城医大の責任になります。
西崎はダーウィンの担当医師である帝華医大の松岡と、彼の抱えるスタッフとともに
貸し出すならという条件で、高階の提案を受け入れました。
簡易なシミュレーションの後、東城医大、帝華医大、厚労省の役人、日本外科ジャーナルの
関係者各位が見守る中、松岡は自信満々で手術を開始します。
しかし成功かと思いきや、いきなりトラブルが!
少女の臓器が小さすぎたため、内視鏡を支える複数のアームがぶつかりあい、
思うように動かなくなってしまったのです。
そこで渡海が猫田を引き連れ、颯爽と登場w
高階と協力してアームの位置を直し、内視鏡を引き抜いた後、何と開胸手術を始めたのです!
少女の血液は特殊で、輸血はできず、トラブルで出血が続いており、
開胸手術は無理かと思われましたが、そこで取り出したのが、少女自らの保存血液。
渡海は開胸手術の時のため、増血剤を使って少女から血液を抜き、溜めていたのですね。
渡海は鮮やかな手並みで手術を終え、西崎は歯噛みしながら出て行きました。
その後西崎は高階に声をかけ、東城医大でダーウィンによる手術を行い、
それを元に論文を仕上げろと、最後のチャンスを与えます。
どうやら後半はダーウィンが話の中心になるようです。
▼治験コーディネーター
実はこのドラマ、日本臨床薬理学会から抗議が寄せられているようです。
その内容は、治験コーディネーターの仕事ぶりが現実と乖離しているとのこと。
この治験コーディネーターというのは、新薬の開発などで治験が必要になった時、
治験を希望する患者に対するケアや医療従事者との連携をとる潤滑油のような仕事で、
看護師・薬剤師・臨床検査技師などの資格を持つ人物が兼任することも多いようです。
ドラマではカトパンこと加藤綾子が演じていることで話題になっているようですが、
実はこのキャラ、原作には登場していません。
私自身医療関係には詳しくなく、治験コーディネーターという職業の存在を知らなかったため、
一応調べてみたのですが、いつからこの職業が存在していたのかはわかりませんでした。
ひょっとして、原作のブラックペアン1988はタイトル通り1988年が舞台ですから、
この時代にこの職業がまだ存在しなかった可能性がありますね。
オリジナルのキャラ作っておいて、そこを責められたのではTBSも原作者に顔向けできませんねw
てか、他にもいろいろ酷いところがあるのだけど、そこはいいんだ?って思っちゃいますよね。
こんな酷い医者はそんなにいないよって言ってくれる人、いないのかなぁw