Nicotto Town


シン・ドラマ汁


コンフィデンスマンJP 感想文

コンフィデンスマンJP 第7回「家族編」
フジテレビ 月曜夜9時~
▼経済ヤクザ
今回のターゲットは、経済ヤクザでのし上がった金満家・与論要造。
といっても仕事での対決ではなく、長年生き別れになっていた家族になりすましての騙しあいでした。
リチャードと知り合いになった女性・理花は、要造が愛人に生ませた娘で、
正妻の子にいじめられ、要造も家庭を顧みない性格だったので、10歳の時に家を出たきり連絡もせず、
スリとして生計を立てており、リチャードが同業と知り、仲間になろうと声をかけていたのですが、
仕事が粗いので警察に捕まり、現在は檻の中w
そんなこんなで父親を毛嫌いしており、例え遺産をくれると言っても
一銭たりとも欲しくないと言い切っていたのです。
収監中、リチャードが理花の荷物を預かることになったのですが、その中から要造の手紙が出てきて、
金庫にある10億相当の証券を遺産として残すから、帰ってきてくれと書いてありました。
ダー子は理花と面会し、詳しい話を聞きだし、理花に扮して与論家に潜入。
しかしそこには、理花をいじめていた正妻の子・兄の祐弥と姉の弥栄がいたのです。
彼らは理花が本物かどうか疑いますが、五十嵐の協力を得てダー子は何とかその関門を突破。
しかも家政婦によく聞いてみたら、祐弥と弥栄の母親も女にだらしない要造に耐えかねて、
彼らが中学生の頃に2人を連れて家を出て、半年前に突然子供たちだけ帰ってきたことが分かりました。
調べてみたところ、彼らは巣鴨界隈で老人相手の詐欺を専門にしている
キンタとギンコというケチな悪党であることが分かりました。
その上、蛇の道は蛇、キンタとギンコもダー子が偽者であることを突き止めたのです。
ダー子は婚約者としてボクちゃんを呼び寄せ、まったく血のつながらないかりそめの家族が、
ひとつ屋根の下に集合することになってしまったのです。

▼家族ごっこ
どちらかの陣営が、もう一方を偽者だと要造に密告すれば勝負はつく状態だったのですが、
ダー子もキンギンもそれでは面白くないと、どちらが要造に気に入られるか、
詐欺師としての勝負をすることに。
ダー子は要造のため、ボクちゃんと結婚式まで挙げることにしたのですが、
その席上で、ついに両陣営が真っ向から対立してしまい、もはやこれまでかと思いきや、
何故か要造がとりなして、その上倒れたものだから、勝負はお預けになってしまいます。
要造はひょっとして、本当の血縁者かどうかなんてどうでもいいのでは…と思ったのはこの時。
その後ダー子は本物の祐弥と弥栄を見つけ出し、キンタとギンコに引き合わせます。
本物が言うには、要造はとっくに破産し、屋敷も抵当に入っており、
前々から数億の遺産を渡すから帰って来いという手紙を、何度も受け取っているけれど、
余命が尽きてきて気弱になり、嘘をついてでも帰ってきてほしいのだろうとのこと。
また金庫の番号も手紙で知らされており、その番号で金庫を開けてみると
中から出てきたのは要造が今まで撮り溜めてきた愛人たちの赤裸々な写真でしたw
キンタとギンコはあっさり屋敷を出ていき、ダー子もボクちゃんを連れ出て行こうとしたのですが、
例によってボクちゃんは、弱気になっている要造を置いて出て行くことができず、
1人残って要造の世話をします。
そして要造は息を引き取る前、ボクちゃんに遺産を残すと言って、金庫の番号を教えました。
要造の死後、ダー子がその番号で金庫を開けると、なんと本当に10億分の証券が入っていたのです!
実は本物と思われた祐弥と弥栄もダー子が用意した子猫ちゃんで、要造が破産なんて大嘘でした。
その2人にキンタとギンコを引き合わせている間に、五十嵐が屋敷の金庫を入れ替えていたのですw
ちなみに祐弥を中尾明慶、弥栄を前田敦子が演じてましたが、これも山田孝之と同じく
カメオ出演でしょうね。

▼本当の家族
キンタとギンコが屋敷を出て行く時、あれっ、これもしあの2人も偽者なら、キンタとギンコは
まんまとダー子の罠にかかったことになるなって、ちょっと思ったんですが、その通りでしたね。
金庫も入れ替えられてたのかなって思ったらその通りだったし、今回は謎としては簡単でした。
最近よく思うのですが、もっと鮮やかに騙してほしい!
初回が空港をでっち上げるという、とんでも展開だっただけに、
なかなかあれを超えるギミックは出てきませんねw
まぁ今回のテーマは、好き放題に暮らしてきた老人が、死を間近に控え、
家族ごっこがしたくなったという、悲喜劇だったと思いますが。
本物の理花は、要造の遺産の受け取りを頑なに拒否しました。
もう要造がどれだけ努力しても、壊れてしまった家族は元には戻らなかったということでしょう。
本当に自分を思ってくれる家族なんて、いくら金を積んでも作れるものではないですね。
好き勝手に生きてきたのですから、ダー子が言うようにまさに自業自得なんですけどね。
最期に要造が、家政婦兼愛人だった女性に、本物の家族ではなく、ダー子の結婚式の時に撮った
ニセモノたちの写真をお棺に入れさせてましたが、よほどあの家族ごっこが気に入ったんでしょうね。
もっと若い頃から本物の家族を大事にしていれば、こんなことにはならなかったのにね。

アバター
2018/05/25 22:51
他にも三丁目の夕日(原作あり)、探偵はBARにいる(オリジナル)など
人気作が多い脚本家さんですね。
相棒の初期の頃、脚本を何本も担当したことありますよ。
アバター
2018/05/25 21:31
リーガルハイの脚本家さんだと聞きました。
なるほどね、って感じです~



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.