シグナル 長期未解決事件捜査班 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2018/05/31 16:34:12
▼岩田死亡
今回は、前回より始まった19年前の武蔵野集団暴行事件の捜査の模様と、
岩田が何者かに刺されて死亡した事件が描かれました。
まず現在の岩田の事件をまとめてみましょう。
白血病の娘が死亡し、中本の呪縛から逃れると決め、健人にすべて告白しようとした岩田でしたが、
盛大な死亡フラグを立てた後、健人と会う約束をした場所で何者かに刺されて死亡します。
健人が到着した時にはまだ息があり、健人と大山の無線機による会話を聞き、
自分が殺したはずの大山の死体を確認し、それから約束の場所に来たことや、
武蔵野集団暴行事件からすべてが始まったことなどを健人に告げてから絶命しました。
健人は無実を証明してくれる人がいないため、容疑者の1人となり、
健人のいる捜査班はこの事件の捜査を禁じられてしまいます。
しかし彼らはこっそり捜査を続け、以前大山に金を渡していたという岡本という元暴力団の男が、
岩田が死亡した日に携帯電話で連絡を取っていたことが分かりました。
健人は町中で、岩田と会う直前にすれ違った車を見かけ、
それが岡本の車であることがわかり、岩田を殺した実行犯は岡本であると推理します。
そして岩田が死亡する前の数日の行動記録から、御殿場に行っていたことが分かり、
そこに岡本の親戚の別荘があることから、健人と美咲はその別荘に向かいます。
健人は岩田が死ぬ間際に「裏庭」と言っていたことから、別荘の裏庭に掘り返した跡を見つけ、
そこを掘ってみると、白骨死体が出てきて、大山の警察手帳も一緒に埋まっていました。
やはり大山は無線機で「未来は変えることができる」と言った後の銃声で、殺されていたのですね。
あの時山の中のような場所にいたので、あそこが御殿場だったのかもしれません。
しかし何故大山はあそこにいたのか。
やはり健人の推理通り、岡本が中本に協力するため、中本が関与していることが分かる
確実な証拠をどこかに隠していると踏んで、別荘に探しに行ったのでしょうか。
今回は無線の会話がありませんでしたが、今こそ連携を取るべきなのに、
何故会話ができなくなっているのでしょう。
▼武蔵野集団暴行事件
1999年、東条高校の女子生徒・井口奈々は、集団暴行を受けた後、
変な噂を流され、絶望して自殺を図るも失敗、そこでやっと暴行事件が明るみに出ました。
しかしその主犯が有力者の息子だったため、その息がかかった政治家・野沢義男から
中本に圧力がかかり、中本はまったく関係のない健人の兄・亮太に白羽の矢を立てました。
容疑者として捕まった高校生たちは、全員地元の大会社に勤める親を持つ子供たちで、
ある日から一斉に口を揃えて亮太にそそのかされてやったと証言しました。
また被害者の奈々も、亮太が主犯であると証言。
大山は亮太がいつも無線で会話している健人の兄であることに気づき、
慎重に捜査を進めていましたが、被害者までが嘘をついていては、もうどうしようもない状態。
健人の話では、この後亮太は少年院に送られ、出所してきて自殺してしまうようです。
恐らく犯人は、事件現場の近くに住む裕福な家庭の斉藤裕也でしょう。
裕也の父がその大会社の社長か何かなのでしょうか。
裕也が言うには、亮太に頼まれ、奈々に勉強を教えるスペースとして、自宅を提供していたようです。
亮太は、自宅は狭いし、2人きりだと気を使うだろうから、
共稼ぎで家が大きな斉藤家に目をつけたのでしょうね。
彼の話が本当だとしたらですが。
ちなみのこの裕也を仮面ライダーエグゼイドでブレイブを演じていた瀬戸利樹が演じています。
2件続けてライダー俳優が犯人役とか、フジテレビはライダーに何か恨みでもあるのでしょうかねw
まぁまだ裕也が犯人かどうかはわかりませんけどね。
しかし亮太を除く容疑者と被害者全員が嘘をついている八方塞がりの状態を、
大山はどうやって打開するのでしょうか。
また、このまま大山が死んでしまうバッドエンドを避けることはできるのでしょうか。
もし1999年の時点で中本と野沢の不正を暴くことができたら、大山のみならず、
亮太と岩田の命も助かるかもしれませんが、さすがにそううまくはいきませんよね…。