陽の光
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/06/01 09:53:55
あんなこともあった
こんなこともあった
泣いて 笑って 抱きしめられて
ここまで来た二人だったのに
なぜ私はここにいるの
一緒に行きたかったのに
そこは一体どこなの
一人きりになりたかったの
あなたを寂しがらせるほど
私は横を向いていたの
悲しさで終わった恋は
苦しいほど心を破って
疵をたくさん流しながら
痛みという荷物を背にして
涙の渦に巻き込まれる
愛していたのに
誰よりも深く
でも伝わらなかった
暖かな胸をなくして
冷たい瞳だけを残して
あぁ 今あなたに伝えられるものは
この真実な愛の結晶
それは今は粉々だけど
それでもいいんだよって言ってほしかった
でももうそれも聞こえない
もう帰れない日々を思うなら
人は前には進めない
悲しみという小道を抜けながら
いつか太陽を見ることができる
偽りでない太陽を
ステキ&水やりお届けしました。