小石
- カテゴリ:小説/詩
- 2018/06/05 11:08:51
砂浜で白い小石を集めた
ポケットが一杯になるほど
何にするのとあなたは笑うけど
別に何にするわけじゃない
あなたといた記念の印
白い風が吹く初夏の砂浜
今日は訪れる人も少ない
押し寄せる波 引いていく波
その流れを見つめながら
しんみりと時が流れていく
白い服を着てきたの
汚れちゃうよ
ううん いいの
何故だい
ウエディングドレスだから
そうは言わなかったけれど
私の心はそのままで
あなたと愛を刻んでいた
何の疑いも持たずに
ただただあなたを信じていた
でも
ウエディングドレスは役に立たなかった
聖なる日を迎えるのは
あの砂浜でよかったのに
もう帰ることもないだろう
拾った白い石も
ガラスのグラスの中であの日を照らす
悲しい思い出になってしまったけれど
ポケットの重さは忘れない
そんなにあなたを愛していた
白いドレスに白い靴
白い帽子に白い炉い手袋
何も今は側にはなくて
ひとつの悲しみがあるだけ
そんなにあなたを愛していた
さようなら 初夏を迎える日々よ
もうあの日には戻れないけど
あなたももう戻らないけど
こっそりと捨ててしまおう
涙を映した白い小石を
昨日は「所さんの3時間スペシャル」みていてニコはパスしました。
うん~病院か~なんでも病院に頼るのもどうかと考える今日この頃です・・・
どうしても痛み等がとれなければ、病院ですよね!