姉妹RPG小話(姉ver)
- カテゴリ:自作小説
- 2018/06/15 02:42:48
「これで頼まれてた数に達したかね」
国勤めをしている友人から近辺のモンスター退治を
お使い感覚で頼まれたひよこは、両手に片方ずつ持っていた大剣を下した。
近頃何かと入用で、所持金が見る見るうちになくなっていたこともあり、
簡単なクエストを小遣い稼ぎに引き受けているが、
やはり小遣い程度の賞金のモンスターでは手ごたえがない。
両親は今朝から二人で旅行に行っており、明日あさってまでは帰らないだろう。
近くに飛んでいた小鳥が、ひよこに夕方近くになっていることを囀る。
「夕飯何にしようかなぁ」
家に帰りながら携帯で友人に討伐報告をする。
ごくろーさまという言葉と、簡単な顔文字のメールが帰ってくる。
「ただいまー」
家の駐車場にはパステルカラーの車が止まっていたので、
妹は勤め先から帰ってきているのは知ってた。
しかし返事がないのもいつものことなので気にしない。
リビングに行くと、若干ダレながら椅子に寄りかかり、
テレビを見ている妹・ねずみがいた。
「おか」
「ただー。夕飯何がいい?」
「えー、なんもいらん・・・」
「でも作ったら食べるだろ」
「疲れたんだよぉ」
接客業をしている妹は毎日毎日帰ってくるとこのような感じだ。
疲れたから夕飯食べてすぐに寝る、というサイクルになっており、
最近まともにしゃべってない。
夕飯も食べ終えると、ひよこは思い出したかのように何かを取り出した。
所詮知育菓子と言う、安いものは100円から、
高いものでも300円ちょいくらいで買えるお菓子だ。
「これやろうぜ」
「えー、また買ってきたん?次何け」
めんどくさそうに言いながらも体勢をこちらに向けるねずみ。
ねずみは本当に疲れて面倒くさい時には、もはやしゃべらないし動かない。
「ドーナッツ作れるんだって」
「ほー、またレンジ使うのか。ねーちゃん作り方読んで」
「うい。水準備しろー」
お互い社会人になるとうまく時間が取れなく、
姉妹でしゃべる時間も取れない。
こうしたきっかけでもないとしゃべる時間さえ取れないのが悲しい。
「明日仕事なん?」
「明日休み。起こさんといて」
「うい」
明日は休みらしい。起こそう。
ひよこ・・・ねーちゃん。ぴよぴよ鳴くが人間。
前線に出るバーサーカー。
武器は長い柄の剣の二刀流+柄を合体させた薙刀。
ねずみ・・・妹。どこかの国の総支配人らしい。
後方からの攻撃特化。
武器は杖+杖に魔力の糸を張って弓にする。
現在製作中の姉妹RPG。半分以上元ネタは俺ら姉妹です。
むしろ現実の姉妹に少しファンタジー入れたようなかんじで。
なので富山弁べらっべら入れまくるRPG。ウディタで製作中。
最初は俺らの誕生日(3歳違いだが同じ誕生日)に作ろうと思っていたが、なんかだらだら製作が終わらず、現在にいたる。
そして姉妹の誕生月の友人が2人おり、そいつらまで登場させるという暴挙(友人の許可は取ってます)。
いつ作り終わるんですかねぇ????????
細かいし。。大変だと思いますね・・