Nicotto Town


シグキーリア


friend-名も無き物語-第29章 その④


   friend-名も無き物語-第29章 その④

  「なら、この前ミスティアを助けるために
 行った遺跡のどこかにあるかな?」
 とワラビが僕達に向かって笑顔でそう提案した。
 「あーなるほど・・・・・・確かにあそこならまだ道が
 隠されている可能性もあるね。」
 と僕はワラビの提案にそう納得した。
 「そうだな・・・・・・ならひとまず『海岸遺跡』へ
 向かうことにするか。」
 とカゲロウはワラビの提案にそう納得した後でそう言った。
 「これだけメンバーがいれば、隠された道を
 見つけるのも少し楽になるかもしれませんね。
 ではカゲロウさん、先頭お願いしますね。」
 とカラットはカゲロウに向かってそう言った。
 「ああわかった。行こう。」
 とカゲロウはカラットに向かってそう返事を返した。
 こうして僕達は、エルストの記憶を取り戻すべく
 オウキツから海岸遺跡へと向かった。
 僕達が海岸遺跡へと辿り着くとフィクルが
 海岸遺跡の前にまた立っていた。
 「おや?またここで皆さんにお会い
 するとは・・・・・・。」
 とフィクルが僕達に向かってそう言ってきた。
 「フィクルさん!」
 とピカノンはフィクルに向かって
 微笑みながらそう言った。
 「こんにちは。みなさんもまたこちらを冒険しに
 来たのですか?」
 とフィクルが僕達に向かって微笑みながらそう訪ねてきた。
 「まあそんなところですね~。」
 とミスティアはフィクルに向かって微笑みながらそう言った。
 「なるほど・・・・・・。ですが残念なお知らせなの
 ですが、ここの遺跡、入口が崩れて中に入れなく
 なっているんですよ・・・・・・。」
 とフィクルは僕達に向かって残念そうにそう言った。
 「な、なんと!」
 とミスティアはフィクルに向かって
 かなり驚いた様子でそう言った。
 「まいったなぁ・・・・・・これじゃあ新しい道を探す
 どころの話じゃないな・・・・・・。」
 とカゲロウはフィクルの話を聞いてそう言うと
 ガックリと肩を落とす。
 「ん?新しい道・・・・・・?」
 とフィクルは僕達に向かってそう聞いて来た。
 「実はカクカクシカジカサイキンサクシャガVIPRPGハマリスギテ
 セイサクジカンモソッチニトラレテテコッチノセイサクガオオハバニオクレテイル
 モンダイガハッセイシテイルというわけでして・・・・・・。」
 とピカノンはフィクルに向かって微笑みながら
 ここに来た理由を手短に話して聞かせた。
 「なるほど・・・・・・制作時間がそっちにとられている
 のは無視できない問題ですね。」
 とフィクルはピカノンに向かってそう言うと続けて、
 「ってそうじゃなくて、なるほど、つまり
 『封印の回廊』という場所を探して、遺跡に目を
 つけて、新たな道を探しに来たという訳ですか。」
 とフィクルはピカノンに向かってそう言った。
 「フィクルさんは何か知っていますか?」
 とセラムがフィクルに向かってそう訪ねた。
 「うーん・・・・・・、私もよくわかりませんね。」
 とフィクルはセラムに向かって少し考えた後、
 そう言うと続けて、
 「・・・ですが、そういうことならこれは皆さんに
 託したほうがいいかもしれませんね。」
 とフィクルが僕達に向かって微笑みながら
 そう言って僕達に秘密の鍵1を手渡してくれた。
 「これは・・・・・・?」
 とカゲロウはフィクルから手渡された
 鍵を見ながらフィクルに向かってそう訪ねた。
 「先ほど、この遺跡の周辺を調査していた時に
 見つけた鍵です。何処の物かわかりませんが、
 貴方達が持っていた方がいいと思ったので。」
 とフィクルは僕達に向かって微笑みながらそう言うと続けて、
 「遺跡周辺に落ちていたということは、遺跡に
 関連する鍵だと思うので、この鍵が合う場所を
 探してみてはいかがでしょうか?」
 とフィクルは僕達に向かって微笑みながらそう言ってきた。
 「なるほど・・・・・・、ありがとう。
 探してみるよ。」
 とカゲロウはフィクルに向かって微笑みながらそう言った。
 「フィクルさんはこの後どうするの?」
 とワラビがフィクルに向かってそう訪ねた。
 「私はしばらくここで待機して、移籍の問題を
 担当している専門家が来るのを待ちます。
 色々報告もしないといけませんし。」
 とフィクルはワラビに向かってそう言うと続けて、
 「ですが、一段落したら私もその場所の調査に
 協力しましょう。他の探検家にも聞いてみます。」
 とフィクルは僕達に向かって微笑みながらそう言ってきた。
 「ありがとうございます。ですが他の探検家の
 方も忙しいのでは・・・・・・?」
 とカラットはフィクルに向かってお礼を言った後、
 フィクルに向かってそう言った。
 「まあそうですね。なので空いている時間にでも
 聞いて、それまでは自力で調べてみますよ。」
 とフィクルはカラットに向かって微笑みながらそう言った。
 「なるほど。ありがとうございます。
 流石にあまり多くの方の作業を止めてしまうのは
 申し訳ないと思ったので・・・・・・。」
 とカラットはフィクルに向かって再度お礼を言った後、
 フィクルに向かってそう言った。
 「まあ焦って調べる必要もないですし、
 開いているときでいいですよ。僕もあまり多くの
 方に迷惑をかけるのは気が引けるので・・・。」
 とエルストもフィクルに向かって微笑みながらそう言った。
 「わかりました。何かわかったら連絡しますね。」
 とフィクルはエルストに向かって微笑みながらそう言った。
 「ありがとうございます。さ、俺達はこの鍵が
 合いそうな場所でも探しに行くか。」
 とカゲロウはフィクルに向かってお礼を言った後、
 僕達に向かってそう言ってきた。
 「おーっ!」
 とピカノンはカゲロウに向かって
 笑顔でそう雄叫びを上げる。
 「とりあえずはその鍵が合いそうな場所を探して
 みるのがいいのかもしれませんね。そんなに
 ここから離れてはない場所にあるのでは?」
 とフィクルは僕達に向かって微笑みながらそう言った。
 僕達はフィクルに別れを告げ、海岸遺跡を後にすると
 フィクルから手渡された秘密の鍵1を持って
 その鍵が合いそうな場所を探して回った。
 やがて綺麗な紅葉並木がある傍らに
 似ても似つかわしくない鉄格子がはめられた
 物々しい小屋が立っていた。
 カゲロウはエルストに手伝って貰いながら
 鉄格子にかけられている南京錠に
 フィクルから手渡された秘密の鍵1を差し込み
 回してみるとカチッという音と共に
 南京錠が開いた!!
 「こんな紅葉道の傍らに・・・・・・。
 この先はどんなっているんだ?」
 とカゲロウは鉄格子がはめられた
 物々しい小屋を見ながらそう言った。
 物々しい小屋の内部には地下へと続く階段が
 ポッカリと口を開けていた。
 僕達が小屋の内部から地下へと続く階段を
 降りるといずこかへと続く地下道が延々と続いていた。
 僕達は小屋の内部から地下へと続く階段を降り、
 いずこかへ延々と続く地下道を進んでいくと
 いずこかへと続く階段がポッカリと口を開けていた。
 僕達は小屋の内部から地下へと続く階段を降り、
 いずこかへ延々と続く地下道を進んで、
 いずこかへと続く階段を更に進んでいくと
 何処かの遺跡の内部らしき場所に辿り着いた。
 「ここは・・・・・・また随分と遺跡っぽいところ
 だな。」
 とカゲロウは辺り一帯を見回すと僕達に向かって
 そう言ってきたのだった・・・。

    friend-名も無き物語-第30章その①に続く




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